嫌がらせの心理は、些細なことから感情を抱くことから生まれることがあります。相性が根本的に合わないという場合を除き、一方的な嫌がらせをしてくる心理をする人は何を思っているのでしょうか。
嫌がらせを受けている側の気持ちが、相手に届いているのかも疑問に感じることもあるかもしれません。しかし、この気持ちを知ってもらうには、自分の気持ちをすり減らさなければいけないことになりますよね。
嫌がらせをされているのに、心までさらに削られてしまうのはとても辛いと感じることでしょう。嫌がらせをする心理を上手にかわせるコツを、今回はお伝えしていきましょう。
自分のことを話さないようにする
嫌がらせの心理を刺激させないことで、相手の関心を逸らすことができますよね。嫌がらせをするのは、こちらに対して快く思えない部分があるからかもしれません。嫌がらせは、気に入らない部分を見せないことでなくなることがあります。このためできるだけ、自分のをことを話さないようにしてみましょう。
自分が優位に立ちたい
嫌がらせをしてしまうのは、自分の方が上でいたいという気持ちの表れなのです。自分にないものを持っている人に対して、輝いて見えるのかもしれません。もしこちらが否定をしても、相手は逆上する可能性が高いので逆効果になってしまうのです。
優位に立ちたい思いを理解して、こちらの思いや状態などについてはあまり話さないようにしてみましょう。
情報を与えない
相手に情報を与えないようにすると、嫌がらせの心理が刺激されずに穏やかな日々が送れる可能性があります。できるだけ自分の話をしないようにして、相手の話を中心に聞くスタイルを貫くようにしてみましょう。
情報を与えないようにすることを意識すると、相手もこちらに対して興味を持たなくなってくる場合が多いので嫌がらせをする心理になる可能性も低くなっていくでしょう。
関わらないように別行動を心掛ける
嫌がらせの心理は、意外と執念深く相手を追い求めるところがあります。それは興味がある表れなのですが、なるべく接しないように距離を置くことでこちらの存在を相手に感じさせないようにすることができるでしょう。
距離を置くようにする
距離を置くと、相手は必要以上に追いかけてこなくなりますので、嫌がらせを受けることが軽減します。離れた距離にいるのに…という場合は、おもいきって職場の席替えを提案してみましょう。
もしくは異動願を出して、自分自身の安全を守るのもひとつの対処法になるでしょう。相手と関わらないようにして、相手の視界に入らない位置で行動するように心掛けることが大切です。
同じ感覚で話をしない
相手と同じ目線で話をすると、とても疲れてしまう場合があります。相手は違う考え方をしている人だと、割り切るようにしてみましょう。同じ感覚で話さないようにしてみると、案外楽にやりとりができるケースもあるのです。相手もこちらが割り切っていると分かると、必要以上に近づいてこないようになるはずです。
味方を一人はつけること
嫌がらせの心理は、弱い者が自分の行為によって反応するのが面白いという気持ちから働くことがあります。困っている姿や落ち込んでいる姿をみることで、ストレス発散の材料にしているのです。しかし周囲に誰かがいると、何もできない場合もあるのです。できるだけ味方を一人でもよいので持つようにしてみましょう。
ターゲットは一人でよいと思う可能性が高い
一人にターゲットを絞って嫌がらせを行うのが楽しみであり、反論できないのがわかるから堂々と嫌がらせができるのです。しかし嫌がらせを受けた者を守ろうとする人が周囲がいると、自分自身の立場が危うくなるという危機感を感じるケースが多いでしょう。
自分の中で描いていた、嫌がらせの図式がうまくいかないと分かるので、結果として嫌がらせをしないようになることもあるのです。
自分を守ろうとする
同じような嫌がらせを、相手の知人に受けることもあり得る訳ですから、怖くなって嫌がらせができなくなりますよね。このように周りを味方につけて、嫌がらせ行為をやめさせるようにしてみましょう。
味方がいると分かると、相手は委縮をしてしまい普段は強気で嫌がらせをしていたとしても、できなくなってしまうのです。そしてそれに対しては、仕方がないと思い諦める可能性も高いでしょう。
なかったことにして行動する
嫌がらせの心理は、相手の反応をみて喜ぶことで達成感を得ようとするところがあります。自分にかまって欲しいという感覚に近いものを、こちらに対して求めているのかもしれません。相手の期待に応えないようにするためには、何かを言われたり嫌な行為をされたとしても、なにもなかったという感覚になり行動してみる必要があるでしょう。
相手にしないようにする
何もなかったと思うようにすると、嫌がらせをされてもあまり気にならなくなってくるのです。そしてこちらが相手にしなければ、嫌がらせをしても面白くないと相手は思うでしょう。嫌がらせをしても意味がないと、相手に思わせることが大切なのです。なにがあっても動じないようにすれば、自身の身を守ることに繋がるのです。
些細なことで動じない姿勢を保つ
些細なことに対して動じてしまうと、嫌がらせをする相手としては嬉しい気持ちになってしまうのです。相手に対してそのような気持ちにさせないためにも、些細なことでは動じない姿勢を保ち、それを相手に見せるようにしましょう。
無理にアピールをする必要はないですが、堂々とした態度でいるようにすれば相手から去っていく可能性は十分にあるのです。
第三者に相談すること
嫌がらせの心理は、いつもの生活がつまらないと感じることが多く、少しでも刺激が欲しいという思いが関係している傾向があります。ちょっとした刺激が、次第にエスカレートにしてしまうこともあるため、標的にされた側にはとても苦痛に感じて、同じ空間にいるのも嫌になるものでしょう。このような時には一人で抱え込まずに、人を頼ることもしてみることが大切です。
相談できる相手を見つける
この人は信頼できると思う人に対しては、現在の状態について相談をしてみましょう。これによりアドバイスを貰えることも期待できます。一人で耐え続けるのは、とても辛い状態ですよね。そして実際に解決するのは難しいのです。更には嫌がらせを、他の人にしてしまうケースもあるでしょう。このような拡大を防ぐことも必要なのです
勇気を出すのも必要に
相手に対して勇気を出すのではなく、人に相談をするという勇気を持つようにしましょう。信頼できる相手だと感じたのなら、すぐに深刻に話さずに相手の対応を見るようにすることが必要です。そのうえで、信頼できると心から思えたのなら現在の悩みについて話すようにしましょう。こういう存在がいてくれると、これから先にあまり悩まなくても済むようになるのです。
まとめ
嫌がらせの心理は、誰かに止めて欲しいと心から発するSOSのようなものです。心の中で葛藤を繰り返しているのに、弱さが邪魔をして嫌がらせ行為を続けてしまう人もいるでしょう。しかし後戻りが出来ないために、自分の気持ちを傷つけながら相手のことまで傷つけてしまうという、悲しい性格の持ち主なのかもしれません。
嫌がらせをしても心が晴れることがなく苦しんでいると思うと、責める気持ちも起きなくなる場合も。でもこれについて見過ごすことはできませんよね。こちらが受けた辛さをこれ以上大きくしないように、今後のためにも対策を考えていきましょう。
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