いつも前を歩く人は、周囲にいませんか。心理的に考えると、自己中心的なタイプに考えられがちですが、前を歩く心理は男女によって多少違う部分があります。
たとえば友人と並んで歩く時や恋人とデート中、職場の上司と歩いている際など。誰と歩くかにより、自分のポジションが変わってきますよね。
ではいつも前を歩く人の心理は、なぜなのでしょうか。前後で歩くのは話がしにくく、相手の表情が見えないなど、デメリットが多いもの。その理由は前を歩く人の心理が、全てを物語ってくれるのです。
自分が好きな歩く位置でわかる心理
自分が快適に感じる、歩く位置はありませんか。人の前を歩く、後ろを歩くなど、その位置によって自分の心理が表れています。ではポジションごとにわかる、心理や性格についてご説明しましょう。
人の後ろを歩くタイプ
いつも歩く時に誰からの後ろになっている人は、人を頼りたいタイプです。一人では不安や孤独があり、守ってもらいたいと思っていることの表れ。
自信がないので、誰かに先頭を行ってほしいのです。このタイプは自分の意思で何かを決めることが苦手なので、子供の頃から親が何かと判断してくれた場合も。
大切な場面でどうすればよいか不安になり、結果的に人に相談して決めてもらうケースがよくあります。
また人の後ろを歩くタイプは、目立つのが嫌いな奥ゆかしい生活も共通しています。はっきりと意見を言わず、周囲の流れに沿って行動する性格ですね。
人の前を歩く心理は?
隣同士も人の後ろも、なんとなく嫌と思ってしまう人は、自然と前を歩く心理があります。このタイプは、積極的に自分をアピールしたい気持ちがあるため、目立ちたがり屋かもしれません。
また逆に、自分の後ろの人を守ってあげたい気持ちの表れ。先頭に立って歩くということは何もわからない状況の中、自分が危険にさらされるリスクがあります。
それをわかっていながらも前を歩くのは、責任感が強い性格ともいえるでしょう。相手が誰でも関係なく前を歩く心理は、優しい心の持ち主です。自分を犠牲にしてでも相手を幸福にしてあげたい、寛大な性格ですね。
離れた距離が好きな人
歩く時に一緒にいるとは思えないほど、距離を置く人がいませんか。このタイプは自分だけの世界が好きで、周囲の人との関わりを拒んでいます。
エスカレートすると、協調性がない人にも見られてしまうでしょう。離れて歩くのは一人のスペースが一番安心するためで、変なこだわりを持ち続ける個性的な人にも共通する点。
相手と近距離で歩くと、会話や仕草なども気を遣いますよね。離れていれば余計なことを考えずに、自由に自分のスペースが確保できるのです。
隣同士で歩く人
どこかに歩いて移動する時、一般的に多いのは隣同士で歩くことです。このタイプは相手の気を悪くしないように心配りをしているので、争いごとが嫌いな平和主義タイプ。
隣に人がいたほうが安心で、相手の声のトーンや表情がわかる位置を好みます。臨機応変なところもありますので、自分がリードしなければならないと思った時は前を歩く心理になる時も。
しかしこのタイプは、相手のことを考えすぎてストレスが溜まりやすいので、適度に周囲に合わせるのが大切です。
前を歩く男性の心理について
カップルや友人、仕事仲間など、一緒に歩く相手によって位置が微妙に変わります。また相手が異性になると状況はさらに変化しますので、それぞれの心理についても詳しく見ていきましょう。
女性をリードしている
日本の昔のカップルのように「女性は三歩下がって歩く」というのは、今ではかなり少なくなっていますよね。
年配の夫婦ですら奥さんが夫を置いて、スタスタと歩く光景がよく見られます。こんな時代に女性の前を歩く男性の心理は、男らしく女性をリードしなければならないという責任感をアピールしています。
たとえばデートの時に、自分がリードして頼ってもらいたい気持ちの表れ。時にはそんな心理がエスカレートして、彼女に対して上から目線の態度になることもあるでしょう。男は強くなければならないという、力を誇示しているサインです。
守ってあげる
女性は男性よりも弱い傾向があるので、守ってあげたいと思う男性は前を歩く心理があります。
基本的に優しく、彼女のことをいつも考えてくれる大切な存在です。たとえばデートの最中に手をつないで彼氏が先を歩く場合、危険回避をして彼女を大切に守ってくれています。
このタイプは、結婚すると亭主関白になる可能性もありますので、適度にお互いの意思表示をしてバランスをとるとよいでしょう。
もしくは完全に彼氏に頼り切り、全てを任せておけばもっとやる気が湧いてくるタイプです。
前を歩く女性の心理について
女性はしとやかに、男性の後ろをついてくるもの。そんな光景に憧れる男性は、とても多いと考えられます。
しかし時代の変化とともに、女性の立場は様変わりしていますよね。男性の前を歩く女性心理で、気になる意味についてご説明します。
キャリアウーマンタイプ
バリバリと仕事をこなすキャリアウーマンタイプの女性は、男性に頼ることがなくライバル意識を持っています。
男性からアドバイスされるのが嫌いで、態度が大きい人を嫌う傾向もあるでしょう。人の前を歩く女性心理は男性に限らず、女友達の間でも同じようなポジションを持っています。
これは人に指図されるのが嫌で、マイペースな性格のサイン。なんでも自分で判断し、思い通りに状況を動かしたい気持ちがあるためなのです。
いつもデートで彼氏の前を歩くと、段々男性のプライドがなくなってしまう可能性もあります。臨機応変に歩く位置を変えて、男性を立ててあげるのも必要ですね。
怖い存在
女性が意識的に前を歩かなくても、男性の心理で後ろになってしまう時がよくあります。これは女性が、怖い存在になっているサイン。
はっきりとした性格で、細かいことを注意してくれる女性は、男性が苦手に感じる存在です。
隣同士だと自分の態度や表情をチェックされ、何かと文句を言われそうな時も。男性が自分の気持ちを押し殺している時には、あえて女性の後ろに回ってしまいます。
また母性本能が強い女性は、男性を守ってあげたい、甘やかしたいという気持ちの表れでもあります。後ろからついてくる彼氏の存在が、無性に可愛らしく感じる時もあるでしょう。
相手の心理が知りたい時は一緒に歩く
前を歩く心理や後ろから歩いてくる人など、歩き方によって色々な人間関係がわかります。気になる人とは一緒に歩いて、相手の性格や心理を探ってみましょう。
公園で散歩
のんびりと歩ける空間がある公園は、目的もなくただ歩くだけなので相手の心の中がよくわかる瞬間です。
時間に追われない環境でどのような態度になるか、歩く位置を確認してみましょう。
守りたい相手かどうか
相手の歩く位置と一緒に考えたいのは、自分の歩くポジションです。いつも前を歩きたくなる女性や、車道側を歩く時などは守ってあげたい存在。
自分では気がつかない感情についても、一緒に歩くことで発見できるかもしれません。
まとめ
前を歩く心理は自分自身をアピールすると、同時に相手からのメッセージも込められています。
言葉以上に心理がわかりやすい、歩く位置。これからもっと意識してみると、その人との意外な関係性が見えてくるかもしれません。
じっくりとコミュケーションをとる場合は、近距離でお互いの顔が見える位置が大切でしょう。
歩く位置が多少ずれていても、振り返ってアイコンタクトがとれるくらいの距離感があると安心です。
前を歩くか後ろを歩くか、反射的な行動には色々な意味があるものだといえるでしょう。
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