ダブルバインドする人の心理に隠れた思いとは

ダブルバインドする人の心理に隠れた思いとは

ダブルバインドする人の心理には、複雑な思いが隠されている場合があります。「ダブルバインド」とは、矛盾した2つのメッセージを出すことを言います。

ダブルバインドしてくる人が職場にいると、仕事が円滑に進まず苦労することが多いでしょう。では今回は、ダブルバインドする人の心理や良好な関係を築くポイントについて詳しくお伝えしていきますので、ぜひ参考にしてみてください。


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ダブルバインドする人の心理になる理由

ダブルバインドする人の心理に隠れた思いとは

2つのメッセージが矛盾した状態を指す「ダブルバインド」。具体的には「正直に話せば怒らない」と「悪いことをしたら怒る」、そして「わからないことはすぐに聞くべき」と「自分で考えるべき」といった例があります。では、まずはダブルバインドする人の心理になる理由について詳しく見ていきましょう。

 

相手をコントロールしたい

ダブルバインドする心理になる人は、相手をコントロールしたい欲求が強い可能性があります。矛盾したメッセージを送ることで、相手に自分の思い通りに動いてもらいたいと考えているのです。

もしそれが相手にとって都合の悪いことだったとしても、自分には関係のないことだと思っているのでしょう。他人を駒のように扱うタイプの人なので、接しづらさを感じる場面が多いと考えられます。

 

自己顕示欲を満たしたい

自己顕示欲を満たすためにダブルバインドする心理になる人もいるでしょう。自分の持つ権力や地位を利用し、考えを押しつけようとするタイプの人は、自己顕示欲が強い傾向にあります。

相手が困惑した様子を見せながらも渋々受け入れると、自分のほうが立場が上であることを実感でき、心が満たされるのでしょう。他者にマウントをとるという方法でしか満足感を得られないタイプの人なのかもしれません。

 

ストレスが溜まっている

普段は思いやりがあり真面目な性格の人も、ストレスが溜まると他者に優しくできなくなってしまう場合があります。相手を苦しめる意図でダブルバインドしているわけではなく、要求が矛盾してしまうほど余裕がないということなのでしょう。

心に余裕があれば、冷静に判断したうえで指示を出せるのですが、自分のことで一杯一杯の時は無意識のうちにダブルバインドを行ってしまう場合があります。

 

相手の立場になって考えられない

矛盾した要求によって相手がどう感じるか考えない人は、ダブルバインドする人の心理になりやすいでしょう。状況を冷静に見極めてはいるものの、自分の都合や事実ばかり優先するので、相手を不安にさせてしまうケースもあります。

例えば部下や後輩に仕事を頼む際に「○○さんの好きなようにやってみて」と指示したのに、いざ結果が出ると「わからないことはきちんと聞くべきだ」と叱責する場合も。これは相手の気持ちを考えられていないからで、主観的な視点で話をしている状態です。

 

ダブルバインドする心理になる人の特徴

ダブルバインドする人の心理に隠れた思いとは

ダブルバインドする心理になりやすい人には、どのような特徴があるのでしょうか。共通するポイントについて詳しくお伝えしていきましょう。

 

プライドが高い

ダブルバインドする心理になる人は、プライドが高い傾向にあります。普段は隠しているものの、実はとてもプライドが高く、それでいて自己肯定感が低いという人は多いです。

苦しみや劣等感から解放されたくて他者に辛く当たり、指示に無理矢理従わせようとすることも。それが矛盾した要求だとしても、相手が受け入れてくれることで「自分は価値のある人間だ」「相手よりも優位に立っている」と感じられるのでしょう。

 

コミュニケーション能力が不足している

相手を苦しめるつもりはないのですが、上手くコミュニケーションがとれずダブルバインドしてしまう人も存在します。意見や感情、指示内容などを正確に伝えられず、代わりに矛盾したメッセージを送ってしまう場合も。

相手の気持ちや状況を理解するのが困難で、つい自分の考えや価値観を押しつけてしまうのでしょう。

 

機嫌がコロコロ変わる

ダブルバインドする心理になりやすい人は、機嫌によって意見が変わるところがあります。気分のよい時はとても明るく寛容なのですが、機嫌が悪いとすぐに怒りを露わにしたり、理不尽なことを言い出したりする場合も。

これに対して相手は「矛盾している」と気づくのですが、機嫌を損ねたら面倒なことになると感じるので、なるべく大人しくしているケースもあるでしょう。

 

責任を負いたくない

責任を回避する人は、トラブルが生じたり想定外の出来事が起こったりすると、突然手のひらを返すところがあります。例えば部下や後輩に「いつでも相談してね」と優しく声をかけながらも、わからないことを相談されたら「それくらい自分で考えて」と突っぱねるケースも。

また、逆に「自分で考えて行動して」と言った相手がミスをした場合、責任を負いたくないために「困ったことがあったら相談しないとダメ」と咎めることもあるでしょう。相手の立場や都合より、常に自分が責任を回避することを考えてしまうタイプです。

 

ダブルバインドする人と良好な関係を築くコツ

ダブルバインドする人の心理に隠れた思いとは

ダブルバインドする人に苦手意識を持つことは多いものです。しかし良好な関係を築くコツを知っておけば、今までよりも柔軟に対応できるようになるでしょう。

 

状況を正しく理解する

ダブルバインドする人とよい関係を築くには、まず状況をよく理解することが大切です。相手が言っていることだけを鵜呑みにせず、職場の状況がどうなっているのか、自分は今どのように感じているのか、冷静に判断するようにしましょう。

そして今自分がダブルバインドを受けていることにも気づき、そのうえで適切な対処法を見出していきたいですね。

 

具体的な指示を求める

ダブルバインドする人は責任を負いたくないので、相手への指示をわざと曖昧にすることがあります。しかしこれではどう行動すればいいかわからず、状況が悪化してしまう可能性もあるでしょう。

こうなることを避けるには、思いきって具体的な指示を求めることも大切です。「○○ということですか?」「間違っている点があれば、具体的にアドバイスいただけるとありがたいです」のように伝えてみましょう。

 

コミュニケーションを充実させる

ダブルバインドする人とは、コミュニケーションを充実させることで上手くいく場合があります。そのためには、相手の立場になって物ごとを考えたり、自分の気持ちを素直に伝えたりする必要があるでしょう。そうすれば誤解が生じにくくなり、ダブルバインドによるトラブルも防ぐことができます。

 

第三者に相談する

ダブルバインドする人が身近にいて困っている場合は、第三者に相談することも必要です。「指示内容がわかりづらくて困っている」「相談しても回答してもらえない」など、具体的に相談することが効果的です。

身近にいる人にアドバイスを求めることで、適切な接し方が見えてくる場合は多いでしょう。直属の上司や先輩など、信頼できる人に相談することも視野に入れてみてください。

 

ダブルバインドする人の心理には意外な思いがあることも!

ダブルバインドする人の心理には、表面だけではわからない思いが隠されていることも多いです。不明瞭な指示や高圧的な態度に不安を感じるケースもあるかもしれません。

そのような時には、相手と一対一で対峙するのではなく、信頼できる上司や先輩に相談することが有効といえます。指示内容が理解できないまま作業を進めるのではなく、納得した状態で取り組んでいくためにも、周りにいる人の力を借りてやりとりしていくようにしましょう。

 

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