- 2026-2-15
- 行動心理
- 心理, 聞こえるように悪口を言う人

聞こえるように悪口を言う人の心理が理解できず、困惑したり疲れを感じたりする場面も。直接言えばいいものを、あえて空気を汚すようなやり方を選ぶのには、相手なりの不器用かつ身勝手な心理的戦略が隠れています。
では今回は、聞こえるように悪口を言う人の心理とドロドロとした内面を分析し、接する中で受けるダメージを最小限にするための視点について詳しくお伝えしていきましょう。
聞こえるように悪口を言う人の心理に隠れた思い

聞こえるように悪口を言う人の心理には、意外な思いが隠れていることがあります。では、まずはその深層心理について詳しく見ていきましょう。
正面衝突を避けたい
聞こえるように悪口を言う心理になる人は、極度の怖がりであることが多いです。面と向かって対峙する勇気はないけれど、心の中の不満を抑え込むこともできないというタイプ。
その結果、自分の安全圏を確保しながら攻撃できる「聞こえる程度の距離」を選びます。もし相手が怒り出しても「自意識過剰じゃない?」「あなたのことなんて言っていない」とシラを切る準備をしています。卑怯な手段を使ってでも自分を守りたいという脆弱なプライドが透けて見える心理状態です。
周囲を味方につけたい
相手に聞かせるのと同時に、周りの人に対しても「この人は攻撃してもいい存在なんだ」と印象操作をしようとしています。一人で悪口を言うのは勇気が要りますが、周囲が同調したり黙認したりすることで「自分は正しい」という確信が得られることも。
背景にあるのは「孤立したくない」という強い不安です。周囲を巻き込んで、集団の総意であるかのように演出することで、自分の意見の正当性を担保し、心の安定を保とうとしているのです。
相手の反応をコントロールしたい
聞こえるように言う最大の目的は、相手の反応を見て楽しむ、あるいは相手を動揺させることにあります。直接言えば反論されるリスクがありますが、独り言や第三者への愚痴を装えば「そんなつもりじゃなかった」と逃げ道を作れます。
相手がビクビクしたり、顔色をうかがったりする姿を確認することで「自分の方が上の立場にいる」「この場の空気を支配している」という全能感に浸りたいという、歪んだ支配欲求が根底にあります。
嫉妬心があり陥れたい
悪口の対象になる人は、往々にして相手が持っていないもの(能力、人気、余裕など)を持っています。聞こえるように悪口を言うのは、相手の価値を周囲の前で下げることで、相対的に自分の価値を上げようとする「引き下げ心理」です。
相手を直接褒めることができないほど嫉妬心が強く、かといって努力して追いつく根気もありません。言葉の毒を使って相手の足を引っ張り、自分の心の均衡を保とうという切ない自己救済の表れでもあります。
聞こえるように悪口を言う人に共通する特徴

相手に聞こえるとわかっていて悪口を言う人には、共通する特徴がいくつかあります。では、聞こえるように悪口を言う心理になる人の内面的特徴についても詳しく見ていきましょう。
自己肯定感が低い
一見強気に振る舞っていても、その実態は他人の欠点を探さないと自分を保てないほど自己肯定感が低いのが特徴です。自分のよさを自分で認められないため、常に誰かを標的にして「あの人よりはマシ」という確認作業を繰り返しています。
他人の不幸や失敗が大好物であり、それを見つけては周囲に言いふらすことでしか、自分の立ち位置を確保できないという依存的で脆い精神構造の持ち主であることが多いです。
一対一のコミュニケーションが苦手
このタイプの人は、問題解決のための建設的な話し合いが極端に苦手です。自分の感情を論理的に説明し、相手と妥協点を探るスキルの代わりに、感情を垂れ流して周囲の空気を変える「察してちゃん」的な手法を多用します。
大人になりきれていない未熟さがあり、不満があれば不機嫌を撒き散らして誰かが解決してくれるのを待つ、あるいは相手が折れるのを待つという、幼少期のコミュニケーションパターンを大人になっても引きずっているのが共通点です。
攻撃を過度に恐れる
自分が常に「正義」であり、悪口の対象は「自分を困らせる悪」であると考える人もいます。たとえ些細なことでも、自分が不快に感じれば「攻撃された」と被害を拡大解釈し、それに対する「正当防衛」として悪口を言っていると思い込んでいます。
このため自分が嫌がらせをしているという自覚が薄く、むしろ「自分はハッキリと物を言う正直な人間だ」「周りのために注意喚起してあげている」といった歪んだ使命感を抱いているケースも珍しくありません。
常に他者とつながっていたい
一人でいる時には決して悪口を言わず、必ず誰かが聞いている状況を選んで発言する「劇場型」の性格を持っています。このタイプの人にとって悪口とは、観客がいる前で披露するパフォーマンスのようなものです。
周囲の反応を自分への関心として受け取り、場の中心にいる感覚を味わおうとします。孤独に耐える力が弱く、常に誰かと感情を共有していないと不安でたまらないため、負の感情を使ってでも他者とつながろうとする傾向があるでしょう。
聞こえるように悪口を言う人の心理を理解するには

相手の心理を知ることで、今までよりも冷静に対処できるようになります。では、聞こえるように悪口を言う人の心理を理解するコツについて詳しくお伝えしていきましょう。
ストレスや劣等感があふれていると捉える
相手が発する悪口は、こちらに対する客観的な評価ではなく、相手の心の中に溜まったストレスや劣等感によるものです。自分の中で処理しきれなくなった負の感情を、とりあえず外に放り出しているだけだと捉えてみましょう。
相手はこちらを攻撃しているようでいて、実は自分の心のうっぷんを撒き散らしているに過ぎません。そう考えると、怒りよりも「この人は自分の心を掃除する能力がない状態なんだ」という同情に近い視点が持てるようになります。
相手の幼稚さを理解する
心理学的な成熟度でいえば、聞こえるように悪口を言う行為は、思い通りにいかない時に床に寝転がって泣き喚く子供と同じレベルです。言葉こそ大人のものを使っていますが、本質は「僕を見て!」「私を構って!」という幼稚なアピールです。
相手を対等な大人だと思うと腹が立ちますが、「精神年齢が低い子が一生懸命に言葉を覚えたてで、不器用に自己表現している」と脳内で翻訳してみてください。すると、その幼稚さが滑稽に見え、言葉の重みがスッと消えていきます。
「投影」の心理メカニズムを知る
心理学には「投影」という概念があります。これは、自分が認めたくない自分自身の嫌な部分を、他人に押し付けて非難する現象です。
例えば「あの人は無能だ」と聞こえるように言う人は、実は自分自身の無能さに怯えています。相手がこちらに投げつける言葉は、実は相手が一番「自分自身に対して恐れていること」のリストそのものです。相手が何を叫んでいるかを聞けば、相手が抱えているコンプレックスが丸裸に見えてくるはずです。
「返報性の原理」の罠に陥らない
相手の心理を理解する最大のメリットは、同じ土俵に立たない決意ができることです。相手は、こちらの反応を餌にしてエネルギーを補給しています。
ここで怒ったり、言い返したり、落ち込んだりすると、相手の思うツボです。相手の心理が「飢えた承認欲求の暴走」だと理解できれば、一番の対策は「徹底的な無関心」であると気づけます。
相手の言葉を自分の価値と切り離し、単なる背景音として処理することで、心の平穏を守ることができます。
聞こえるように悪口を言う人の心理は案外わかりやすいことも
聞こえるように悪口を言う人の心理は、想像していたよりわかりやすいこともあるでしょう。落ち着いて対処するためには、冷静に状況を判断することがとても大切です。
相手の心理を透視できるようになると、今まで鋭利な刃物に見えていた言葉が、ただの「空疎なノイズ」に変わっていくでしょう。
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