面白いこと言ってとお願いする人の心理的状況についてご解説します。「何か楽しい出来事はないか」と思う時は、精神的に求める他のことがあるのかもしれません。
仕事で疲れている時、彼女にいきなり「面白いこと言って」と言われたら、何を言えばいいのかきっと困惑するでしょう。では早速ですが、心理的に考えられる理由についてお伝えしていきますね。
面白いこと言ってと言う心理について
面白いことは他人を傷つけず、笑いで気分が高まる場合もあるので、相手をできるだけ楽しませてあげたくなります。ではそんなお願いをする人は、心理的にどのような理由があるのかをご説明しましょう。
気分が落ち込んでいる
面白いこと言ってと言う心理は、気持ちが弱くなっているサインで、プライベートで嫌な出来事があったのかもしれません。普段元気いっぱいの彼女がとても大人しく、「面白いこと言って」とお願いしてくる時は、気分が落ち込んでいるからでしょう。
何か悩んでいる可能性もあるので、ジョークを言って励ましてあげてください。辛い時はそこから逃げ出したくなりますので、スイッチを入れ替えるために、誰かに和やかに気持ちを紛らわせてほしいのです。
自分自身を防御したい
面白いこと言ってと言う心理は、ストレスや不安を抱いているためで、そんな自分を庇うために無意識のうちに他人にお願いするのです。
誰かに相談したいけれどできない時、自分の力でなんとか立ち直ろうという意欲があるのでしょう。人間に備わっている動物的な本能で危険回避したり、危ない状況を察知して避けたりするようなもの。誰かが面白いことを言ってくれたら、辛い状況にいる自分を救えると考えているのです。
暇つぶし
面白いこと言ってと言う人は、心理的に楽しい時間に慣れてしまい、すぐに暇になる傾向もあります。刺激を求めるタイプなので、マンネリや退屈な時間が嫌い。
何もせずにのんびりできる時間の大切さを知らないのも特徴で、暇な時間は充実していないのと同じなので、批判的になっています。
たとえばデートの行き先が決まらず、彼氏の家でまったりしている場面。時間を無駄遣いしているような、生産性の低い状態に違和感を抱くでしょう。そんな時に面白い話を聞いて、暇から解放されたいのです。
他人が羨ましい
笑っている人や、充実して何かをやっている人を見ると羨ましくなり、面白いこと言ってと言う心理が働く場合もあります。他の人にできることが自分にできないとイライラしてしまい、周りの人に頼る傾向もあるでしょう。
たとえば友人のフェイスブックを見た時、出かけた時の楽しい写真がアップされていると、自分だけ取り残されたような気持ちになってしまうのです。
他人を羨ましく思う自分が嫌なので、他の人の存在を忘れるために面白いこと言ってと言う例があります。
寂しい
友人が結婚して遊び相手がいなくなった時は、急に孤独になり寂しくなりませんか。そんな状況で、ふと「面白いこと言って」と言う心理が働く場合があります。
たとえば新しい仕事が決まった直後など、しばらく楽しい生活がなくなりそうな時は、不安や緊張で笑いも減ってしまうでしょう。だからこそ意識して楽しくワクワクする環境を作りたいため、誰かに面白いこと言ってと言う心理になるのです。
他にも聞きたいことがある?
面白いこと言ってと言われても、すぐにジョークが出てくる人は少ないはず。じっくり考えたいのは、面白いことを期待する人は、心の奥で別の何かを期待している場合があることなのです。そんな心理を考えて、笑いたい人を喜ばせるコツを見ていきましょう。
好きなものについて質問する
面白いことを聞きたい人は、相手の笑いのセンスをチェックしている可能性がありますので、うっかり間違った選択をしてしまわないよう慎重に判断しましょう。
「面白いこと」というのは、あくまでも感覚的に抱くところなので、自分にとって面白いことが必ず他人にも通じるとは限りません。面白いことが聞きたい人には、まずどのようなことが面白く感じるのか、相手の好みを質問してみましょう。一番聞きたいのはジョークではなく、自分に向けられる興味なのかもしれません。
笑顔で対処する
面白いこと言ってと言う人は、元気がなく気分が落ち込んでいる可能性がありますので、そんな時は癒してあげる必要があります。無理に冗談を考えるよりも、笑顔でポジティブな会話を意識すること。
笑いは精神的にもメリットが多く、やる気を高めてくれるはずです。疲れたり悲しんだりしていないか、相手の気持ちに沿った優しい対処が好ましいですね。
面白い動画を見せてあげる
面白いことで他人を幸福にするのは難しいもの。考えすぎると表情が硬直して逆効果になるので、面白いこと言ってと言われた時は、思わず笑ってしまう動画などを見せてあげましょう。
他人に笑いを求める時は、心理的にネガティブになる理由があると思われますので、笑いたいのに笑えない状況かもしれません。そんな時は大笑いさせるよりも、何気ない瞬間的な笑いでもよいのです。動物の面白おかしい動きなど、前向きになる動画を探してあげましょう。
相談に乗ってあげよう
面白いこと言ってと言う人は、心理的に自分から発信したい何かがあるのかもしれません。しかしどうアプローチすればよいのかわからない状態なので、とりあえず笑ってみようと考えているでしょう。
そんな人はたとえ面白いジョークを言ってあげても、気分は低迷したまま。それよりも何が言いたいのか、不満やストレスをじっくり聞いてあげることもオススメです。
面白いことを言う方法について
面白い一言で緊張がほぐれ、その場の会話がスムーズになる場面はよくあります。人を楽しませたり笑わせたりするにはスキルが必要ですが、次のポイントをおさえておくと、周囲の人をもっと幸福にできるでしょう。
自分をからかうギャグ
自分を面白おかしく表現するようなギャグを言うと、緊張がほぐれ、その場が和みます。他人の悪口は冗談にはならず、後味が悪くなるもの。面白いことが思いつかない時は、自分をネタにして笑いをとってみるのもひとつの方法です。
気の利いたユーモアセンスを身につける
面白いことが言えないのは、ユーモアのセンスを磨く情報収集が足りないからかもしれません。笑いは恋愛や友人関係において必要なだけでなく、ビジネスでも重要なスキルになっています。
誰も傷つかない気の利いたジョークは、相手との距離感を縮めるチャンスになりますので、SNSで他人のコメントや投稿を見てユーモアのセンスを磨いておきましょう。
相手を話題の中心にする
面白みのない人は周囲にいませんか。気の利いた冗談がすらすらと言える人は、異性にもとても人気があり、頭の回転のよさすら感じますよね。
面白くない人がやってしまうのは、自分中心の話。一番興味があることは「自分自身」なので、相手にとっても楽しいだろうと勘違いして、自分だけが盛り上がってしまいます。
すると相手は面白いどころか、会話に飽きてしまうので、ふと笑いが欲しくなるでしょう。自覚せずいつも自分についてばかり話してしまう人は、これから相手を引き込むような会話を意識してくださいね。
まとめ
面白いこと言ってと言う人の心理は、あらゆる要素が複雑に混ざり合っているのかもしれません。落ち込んでいる時は笑いがよいきっかけになるので、いつも一緒にいる人をよく観察しておきましょう。そんな気遣いは、ほっこりした笑いにつながっていくはずです。
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