部屋の色は心理的な意味が関係しているため、模様替えをした後に気分転換できる場合が多いのは、色彩が理由なのかもしれません。
インテリアの色は洋服の好みの色とは違い、心理的に求める要素がたくさんあります。無意識のうちに、部屋の色が同系色に偏っているケースもあるでしょう。
そこで今回は、気になる部屋の色と心理背景について、詳しくご解説していきますね。部屋の色を変えたいと思うのは、自分の中で変化が起こっている可能性もあるのです。
部屋の色を変えたい心理はなぜか?
部屋の色を変えたいと思う心理背景について、いくつかの理由を見ていきましょう。模様替えはたまにやることですが、家具の移動でなく色を変えるのは、心理的な目的があるためです。
気持ちを入れ替えたい
なんとなく気持ちを入れ替えたいと思う時はありませんか。気分一新する方法はたくさんあり、人によって方向性が違うでしょう。
暮らしの環境を変えるのは、心理的に変化を与える効果が期待でき、気持ちをすっきりとさせたい場合にピッタリです。今までモノトーンだった部屋がカラフルに変わると、気持ちがワクワクしますよね。
部屋の色を変えたい心理は、環境を変えて気持ちも一緒に高めたいサインなのです。
過去の自分とさよならしたい
恋人と別れたり仕事で失敗したりした時、部屋の色を変えて過去と決別したくなります。プライベートな空間は、本来の自分が見える場所。
嫌な体験をすると、いつまでもその時の思いが残っています。部屋の色を変えて雰囲気をがらっと違うものにすれば、今とは違う自分が待っているかもしれません。もやもやした気分でいる人は、ある日部屋の色を変える心理になるでしょう。
ストレスが溜まっている
色彩の作用は、人間に心理的に与える働きが期待できるのです。ストレスが溜まっている人は無意識にくつろぎを求め、自分の部屋の色を変えたいと思うでしょう。
家に帰ってきても、なんだか落ち着けないと感じる時も。どこにいても辛い気持ちになると、どうすればよいかわからなくなってしまうのです。
でも部屋の色を変える行動自体、とてもポジティブな意味があります。全く違う空間が生まれると、今まで以上に癒し効果もアップする可能性があり、やっとストレス発散する場所ができるでしょう。
ライフスタイルが変化した
仕事が決まった、婚約したなど、ライフスタイルが変化すると気持ちの表れとして、部屋の色まで変えたくなります。色から人間が受け取るあらゆる情報は、自然と自分から求めている場合があります。
逆に心が求めているものに合わせて、色を選択する場合もあるでしょう。ライフスタイルが変化した大切な時期は、気分一新する意味も兼ねて違う色に囲まれたいと感じるのです。
スタート地点に立った自分を、違った暮らしの風景がサポートしてくれるかもしれません。
飽きっぽい
飽きっぽい性格の人は、部屋の色を変える心理になることがよくあります。同じものに囲まれるのが耐えられず、いつも家具を動かしたりカーテンを変えたり、何かしら新鮮味を求めてしまうのでしょう。
飽きっぽい性格は物理的だけでなく、人間関係でもギブアップする場合がよくあります。刺激を感じなくなると、新たな人間関係を求めたくなるため、恋愛で失敗する場面もやってくるかもしれません。
新しい家電を購入したから
家電好きの男性なら、新しい製品に合わせて部屋の雰囲気を変えたくなるケースもあるでしょう。センスのよい部屋にしたいことが根底にあるので、大切な家電をメインにして周辺の色も変えています。
たとえば壁掛けタイプの大型テレビ。これをアピールするために、白を基調にしたインテリアでまとめる場合もあるでしょう。素敵なデザインの家電は増えていますが、室内とのバランスを考えてさらに目立つように、部屋の色を変える心理になります。それはネクタイを新調して、シャツの色を変えるようなことかもしれません。
色ごとに違う心理的な作用について
部屋の色を変えたいけれど、何色がよいかわからず決められない場合もありますよね。部屋の色はその人らしさを示すもの。
さらに色彩作用を利用して、心に与える影響を自然と求めているのかもしれません。では色ごとに違う影響力について、詳しくご説明していきましょう。
青は快眠によい可能性も
寒色系の色である「青」は、優しいピンク色などとは違い一見冷たい印象を与えます。この色の特徴は沈静作用が期待できることで、空や水のイメージにもつながっています。
仕事で溜まったストレスが原因で、布団に入ると考えごとをしてしまう人は、青い壁や天井をじっと見ていると眠気がやってくるかもしれません。
ブルー系は清潔感を示すカラーなので、男性の部屋の色としても人気があります。知性を引き出す色の特徴があるので、仕事においてメリットが得られる場合もあるでしょう。
アウトドアのような快適な緑
グリーンは森林や草花を連想させるので、自然空間にいるような快適な気持ちになります。マイナスイオンをたっぷりと吸い込める森林の中は安心感があり、普段のもやもやした気分を解消してくれる可能性も。
部屋の色を緑にするのは、リラックスしたいサインです。爽やかな緑色のカーテンやベッドカバーなど、自然の中で癒されたい時にはピッタリですね。
また緑は温度を感じない中間色なので、インテリアのコーディネートが苦手な人にも選びやすい色です。今とは違う空間にしたいと思ったら、緑系をまずは選んでみませんか。
清潔感のある白
洋服の色選びで困った時、白を選べば無難。部屋の色も同様に、白は他の色とも相性がよく、しかも清潔なイメージがありますので来客者にもよい印象を与えるでしょう。
白は無機質的なイメージもありますが、家具や家電との調和がしやすいのが長所です。インテリアで統一しやすい色なので、難しく考えずに模様替えしたい人にもオススメです。
しかし白は汚れが目立ちやすい点がデメリットなので、掃除をこまめにできる人でないと、白は手間がかかるケースもあります。
失敗しない部屋の色の選び方
一時的な感情で部屋の色を変えて、後で失敗したとがっかりするのは困ります。色を変えるとあらゆる影響が考えられるため、失敗しない選び方のコツを見ていきましょう。
基本3カラーを選ぶ
部屋の色をコーディネートするのは、3つのカラーが基盤になっています。ベーシックカラー・アソートカラー・アクセントカラーの3種類の中でも、一番大きなスペースを占めるのはベーシックカラー。
インパクトを与える、カーテンやベッドカバーなどがあります。アクセントカラーはクッションなどの小物で、アソートカラーはベーシックとアクセントカラーをつなぐ色。
部屋の色を変えたいと思った時は、ベーシックカラー選びが影響力を持つため、他のカラーと合わせやすいように考えるのがコツです。
部屋のイメージを考える
部屋は空間のイメージが大切なので好きな色を選ぶだけでなく、仕上がりの雰囲気をイメージするのも重要です。たとえば小物が多い人は、花瓶を変えて違う部屋のカラーを楽しむ。
狭い部屋を広く見せたいので白にする、重厚感を出すために黒やレザーのインテリアを使うなど。部屋は自分のセンスが活かされる場所なので、あらゆる参考例を見てよいところを真似してみてもよいですね。
まとめ
部屋の色を変えたい心理になるのは、自分の心の中で新しいものを求めているからです。部屋の色はどれが一番自分に合うか、その時の思いを意識しながら選ぶとよいかもしれません。
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