すぐ怒る人の心理には何が隠されているの?と穏やかな人は不思議に感じますよね。些細なことでもイライラして、周囲が気を遣うタイプ。仕事仲間、恋愛相手、友人など、周囲の存在にそんな人がいたら付き合うのが負担になってしまうでしょう。
そこで早速ですが、すぐ怒る人の心理について詳しくご紹介していきますので、困った時にぜひ参考にしてみてください。
すぐ怒る人の心理について
どうしてそんなところで怒るの?というタイプは周辺にいませんか。皆が腫れ物に触るように神経を使ってしまう「すぐ怒る人」は、心理的な視点で次のような共通点があります。
自分がいつも正しいと思っている
すぐ怒る人は、心理的に自分がいつも正しいと思っているためで、柔軟に他者の考え方を受け入れられずイライラしてしまいます。このタイプは責任転嫁することもよくあり、逆に他人の失敗はとことん追及してくることも。
間違っていても絶対に自分が正しいと押し通してくるので、話が平行線のままで終わってしまいます。とても頑固な印象がありますので、周囲がいつも我慢しているでしょう。
弱みを見せたくない
心理的に自分の弱点を他人に見せたくない人はすぐ怒る心理が働き、強がって敵を回避しています。自分以上に優れた人を見ると「あの人はお金持ちだけど性格が悪い」など、他人を貶めるようなことを言う場合も。
それは自分の弱い部分を他人に知られないための防御策で、負い目を感じることになると激しく感情をアピールしてきます。
ネガティブな性格
すぐ怒る人は心理的にネガティブなところがあり、些細なことですぐに落ち込む傾向があります。物ごとの解釈の仕方に個性的なパターンがあることも共通していますので、他人が持たないような感覚でギャップが生じることも。
「クッキーを焼いたので食べてください」ともし誰かにプレゼントされても、「クッキーが買えないほど経済的に余裕がないと思われたのか?」とネガティブな解釈をするタイプでしょう。かなりひねくれた考え方をすることもネガティブ思考の特徴です。
神経質
すぐ怒る人は、心理的に自分のルールで全て進めたい願望がありますので、とても神経質になっています。そのためストレスが溜まりやすく、ちょっとしたことでもカチンときたり他人に文句を言ったり、イライラした印象を与えるでしょう。
神経質な人は固定観念が強い傾向がありますので、一度自分が経験したことだけを参考に行動するなど、柔軟な考え方ができないことも。入念な準備をしても思い通りにならないことは人生の中でよくありますが、すぐ怒る人はそんな時に強い言葉で当たってしまうのです。
小心者
実は怖がりで小心者のすぐ怒る人は、心理的に本当の自分を周囲に悟られないように、怒ったり怒鳴ったりする強いイメージを意識しています。しかし「すぐ怒るからあまり近づかないほうがいい…」と周囲も徐々に距離を置き、次第に孤立してしまうタイプでしょう。
出会いがあっても上手くいくのは最初だけで、会話が進むうちに短気な部分がアピールされてしまい、誘われることも少なくなっていきます。そんな時は、小心者の自分をそのままアピールしたほうが周囲と上手く付き合えるかもしれません。
優位に立ちたい
すぐ怒る人は、心理的に他人よりも優位に立ちたい願望があり、何かあるごとに自分の気持ちをしっかり周囲にアピールします。とくにネガティブなことは我慢できないためすぐに発信。
「なんで今これをやらないといけないの?」「どうしてすぐに返信してくれないの?」など、自分の考えに反することはすぐに態度に示してきます。自分の考え方がしっかりしているので、その点は頼りがいがあるともいえるでしょう。
基本的にネガティブなことばかりなので、他人を褒めるよりも注意してくれる存在としてはありがたいこともあるかもしれません。
すぐ怒る人の原因は何?
性格や価値観は人間の成長段階で形成される部分もあるので、学生時代は穏やかだったのに、社会人になってからすぐ怒ることが増えた…という人もいますよね。ではすぐ怒る人にはどのような原因が関係しているのか、理由を見ていきましょう。
厳しく育てられた
厳しく育てられた人や道徳心を大切にする環境で暮らしている人は、マナーのない人や常識外れな行為を見ると許せなくなります。そんなことが積み重なると、次第に感情のコントロールが難しくなり、過剰な道徳心のために融通の利かない人になる可能性も。
とても真面目な性格で筋が通っていることもありますが、柔軟に考えられないため、意見の食い違いで他者とぎくしゃくする場面もあるでしょう。また人によっては、他人には厳しいのに自分には甘い部分もあります。
家族も短気
周囲にいる人から受ける影響は思っている以上に強いことがあり、家族が皆短気な環境で育った人はすぐ怒る、イライラしやすいという場合もあります。または恋人が短気、友人がすぐ怒るタイプなど、長く一緒にいる人に自然と似てしまう現象も。
このタイプの人なら、付き合う人の傾向を変えると急に穏やかになる可能性もあるでしょう。
わがままが許されていた
すぐ怒る人は、自分のわがままが許される環境にいることも原因です。何を言っても許される、言えば必ず欲しいものが手に入るという状況。しかしそれは自分の力ではなく、他人が気を遣ってやってくれていることなのですが、自分が特別だから大切にされていると思い込んでしまっていることも原因です。
すぐ怒る人と平和に付き合う方法
身近な人がすぐ怒る短気な性格だとプレッシャーが強くなり、ストレスが溜まってしまいますよね。そんな時は次のコツを参考にして付き合い方を工夫してみてください。
完全にスルーする
すぐ怒る人の言っていることは筋が通っていない場合もよくありますので、真剣に受け止めず「また始まった…」と聞き流すこともよいでしょう。他人のネガティブな言葉や態度のエネルギーは思った以上に不利益になりますので、できるだけ関わらないことがコツです。
すぐ怒る人はストレスを発散しているだけの場合もよくありますので、イライラをアピールすることができれば、相手が受け入れようが無視しようがあまり気にしないこともあります。
おだてながら反論する
すぐ怒る人は感情的になっているので、自分に対抗する人が現れるともっと激しく怒りを示す場合もあります。このためもし自分の意見を伝えたい時は、おだてながら上手にアピールしてみましょう。
すぐ怒る人は意外と小心者で他人の評価を気にする部分もありますので、自分の味方ならすぐに攻撃することはなく、冷静に意見を聞いてくれることもあるでしょう。
たとえば「○○さんの言っていることは正しいよ」と最初に褒めてから自分の意見を伝えてみてください。
信頼する人に相手をしてもらう
すぐ怒る人は、相手によって態度を変える傾向もあります。信頼できる人や自分よりも目上の人の話は、たとえ意見の相違が見られても大人しく受け入れる可能性もあるでしょう。
どうしても伝えたいことがある場合は、そんな立場の人に間に入っているもらうこともおすすめです。たとえば友人の話は聞かないけれど恋人の言うことなら聞くというような関係性もありますので、弱みを理解している人に助けてもらうこともコツになります。
まとめ
すぐ怒る人は心理的に不安定な材料があるようですが、他人の評価を気にしたり自分の弱みを隠したりすることは誰しもありますよね。その際に周囲に迷惑をかけないよう、自分の行いを客観的に判断することが社会生活においては必要なのです。
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