鳥が怖いのは、心理的な要素が関係していることもあります。動物は人によって好みがあるものが、なぜかわからないけれど苦手な存在がいますよね。そこで今回は、「鳥」が怖い人の心理背景についてご解説していきますので、苦手克服の方法もぜひ参考にしてみてください。
鳥が怖い人の心理にあること
鳥は空を自由に羽ばたくシンボルで、自宅でインコなどの鳥を飼っている人も多いですよね。無害な存在に見える鳥ですが、怖いと感じる人には次のような心理背景が考えられます。
尖ったものが苦手
鳥が怖い人の心理は、色々なことが関係して苦手に感じていますが、よくあるのは尖ったものが苦手な人が鳥を嫌いになる心理です。先端の尖ったものを向けられると恐怖を感じる人は、鳥の尖ったくちばしが苦手に。
いきなりつつかれそうな恐怖を覚えてしまい、鳥は危ないものだと判断してしまうのでしょう。鳥にも色々な種類があり、公園などでよく見かけるハトは人間に慣れているようで攻撃的な部分もあります。
餌をついばんでいる姿は本来ほのぼのしている光景ですが、尖ったくちばしは写真で見るのも苦手になっています。
周囲が敵だらけ
鳥が怖い人の心理背景にあることは、鳥がいつも周囲の生き物から攻撃される存在で、そんな不安を自分も感じてしまうからでしょう。弱いものの立場になり、相手の気持ちと同一化してしまうタイプ。
いつも周囲をきょろきょろ見回し、一時も安心できない暮らしはとてもストレスになりますよね。人間は鳥のようにビクビクしてはいませんが、鳥が怖い人は他人の視線を他の動物のように怖く感じてしまい、鳥と同じく安全な居場所を求めています。
想定できない動きが苦手
鳥が怖い人は心理的に想定外のことに対処するのが苦手で、鳥の思わぬ行動や動きがとても怖く感じてしまいます。足元でパンくずを食べていたと思ったら、いきなり飛び立ってびっくりさせられることがありますよね。
公園のハトの集団がいきなり飛び立っていく場面も同じで、想像以外の急な動きが鳥の特徴です。首の動き、体の色など、通常のペットの犬や猫とは違う印象がありますので、慣れるまでに時間がかかることもあるでしょう。鳥が怖い人は、無理に好きになろうと思わないことも共通しているかもしれません。
過去の出来事が影響している
鳥が怖い人は心理的に過去の出来事が忘れられないためで、鳥に攻撃された経験や、洋服にフンを落とされたといった嫌なことがいつまでも記憶に残っています。鳥を見ると、遠くにいてもできるだけ接触しないよう回り道をし、映像で鳥を見たりすることも恐怖に。
鳴き声や飛び立つ音を聞くと過去の記憶が蘇り、とても嫌な気分になるほどです。鳥に関することが印象深く残ってしまうのは、それまで鳥を危険な生き物として認識していなかったことも関係しているでしょう。とくに鳥の巣でヒナを守る母鳥などは、とてもアグレッシブに人を攻撃することもあります。
外見にこだわる
鳥が怖い人は心理的に外見にこだわる部分があり、鳥の独特な姿がとても苦手に感じています。人間に対しても同様に見た目を重視して、わかりやすく他人から好まれる人を好きになるタイプ。
パッと見て美人だとわかる人や目立つ人など、内面から湧き出る魅力以上にまずはルックスで相手を判断します。鳥はとても可愛らしいのですが、個性的な見た目や鋭い目つきの鳥も中にはいますよね。
それよりも可愛くて触りたくなる子猫や犬が大好きなタイプなのです。おしゃれも周囲にわかりやすいようブランド品を愛用するタイプなのかもしれません。
鳥への苦手意識を克服する方法について
鳥が怖い人は、日常生活内でも不安になる場面があちこちにあるでしょう。とくにアウトドアは鳥と遭遇する機会も増えますので、公園デートができないということにもなりかねません。
では鳥が怖い人はどうすれば苦手意識を克服できるか、よい方法をご解説していきましょう。
苦手なことを自覚しよう
犬が怖い、鳥が怖いなど、誰でも苦手なものがひとつはありますよね。とても自然なことなので、生活に支障がない程度であれば無理に改善しなくても上手く対処できるでしょう。
もし鳥が怖くてやっていることを中断するほどの場合なら、まずは自分の感情と向き合い鳥が怖いことを自覚してみてください。不安を無理やりかき消しても一時的な対処にしかならず、さらに恐怖心が募ることもあります。
鳥が怖いという事実を受け入れることで、自分に合った対処策や改善アイデアが見つかるでしょう。
心にゆとりを持つ
イライラしている時や悩みごとがある時は、ちょっとしたことでも大げさに驚いたり悲しんだりすることがありますよね。鳥が怖い人は、対策として心のゆとりを意識してみてください。
毎日の生活が安定していると感じ方にも余裕が生まれ、嫌いなものや苦手なものを見ても過剰に心が揺さぶられることはないでしょう。仕事や人間関係のストレスがさらに鳥への恐怖心をかき立てている可能性もありますので、これからは瞑想をしたりして心を豊かにする習慣も取り入れてみましょう。
好奇心を持つこと
鳥は怖いと頭の中で決めつけていると、可愛い鳥や珍しい鳥を見ても感動することはありません。不安が先走ると全てがネガティブな感情になりますので、苦手意識を克服する時はそれ以上に夢中になる好奇心を意識して持つようにしてください。
たとえば公園のカラスの動きを客観的に観察して、どのようにしてエサをゴミ袋から引き出すのか、仲間とエサの取り合いにならないのかなど、色々な疑問を意識して考えてみるのです。
怖い生き物も興味の対象になると意外と楽しい部分が見つかり、さほど苦手な存在ではなくなることもあるでしょう。
鳥のペットを飼う
苦手に感じるものは無意識に避けてしまうため、本来の魅力や特徴を知る機会がありません。鳥が怖い人も同じく、心理的に鳥の存在がとても不快に感じているため、あえて鳥を好きになることはないでしょう。
しかしペットとして自分のそばに置くと、今まで気づかなかった鳥の魅力を発見して、とても愛着が湧く生き物になることも。鳥に言葉を教えて可愛がる人もいるように、ペットとして生活の一部にしてみましょう。
野生の鳥はあちこち飛び回るので不安かもしれません。でもペットならケージにいるので、突然くちばしでつつかれるといった恐怖心もなく付き合えることもあるでしょう。
ただペットを飼うのは命を預かることなので責任感が必要。このため鳥を飼っている友人や知人がいれば、まずは少し触れ合う機会を持ち、実際に飼うかどうかはその後に慎重に判断するのもよいかもしれません。
鳥と仲良くなるコツとは?
鳥と仲良くなることは、自分の強みを増やすことになり自己肯定にもつながります。不安を克服してもっと鳥と仲良くなりたい時は、次のコツをぜひ実践してみてくださいね。
鳥の立場になってみる
公園で一斉にハトが飛び立つのは何かにおびえているためで、決して鳥が人間を驚かそうとしているわけではありません。鳥の気持ちを考えるともっと優しい心で接することができるので、余計な警戒心を持たないためにも鳥の習性などをこの機会に学んでみるとよいでしょう。
スキンシップできる鳥を飼う
鳥を見ているだけではなかなか心を許せない人もいるかもしれませんので、その場合はペットとして人に懐きやすいオウムやインコを飼うこともひとつの方法です。
オウムは犬のように撫でられるのが好き。お腹を出して喜んだりするので、ペットとして愛着が湧きます。このようなハードルの低い鳥から慣れていくと、鳥が怖い気持ちも軽減して仲良くなれるかもしれません。
まとめ
鳥が怖い人は、心理的に過去の経験や鳥の素早いイメージなどが関係しているのかもしれません。苦手を克服するには自分の感情や意識に気づき、できるところから相手を理解することが大切ですね。
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