控えめな人の心理としては、どのようなことが考えられるでしょうか。いつも誰かの影に隠れているようなタイプはなかなか自己主張をせず、辛くないかと心配したくなりますよね。
SNSなど、自分の意見や考えを発信するツールがある今の時代、控えめな人にとっても輝くチャンスはあちこちにあります。ではもし好きになった人がとても控えめで、気持ちがわからない場合はどうなるのでしょうか。そこで今回は、控えめな人の心理を考えて恋愛をする方法についてご説明しましょう。
控えめな人の心理的特徴とは?
控えめな人の深層心理について見ていきましょう。積極的な人でも、場合によっては控えめな行動に出ることはあります。誰にでもある部分なので、とくに控えめな態度が目立つ人と上手く付き合うためにも、心理背景を探ってみたいですね。
平和主義
控えめな人は周囲の意見に流されやすい傾向にありますが、それは心理的に争いごとが嫌いなためなのです。自分から文句を言うことはまず考えられず、相手から厳しい言葉を浴びせられた時でも反撃はしないでしょう。
それは平和主義のためで、誰とでも上手く付き合いたい願望が、控えめな性格の心理的特徴です。しかし控えめな人は、理不尽な場面でも自分が我慢することが多いため、結果的に損することも。わかっていても争いを避けるために、他人のことを優先してしまうのです。
他人の視線がとても気になる
控えめな人は基本的にシャイな性格で、人の視線を常に気にしています。そのため意見を言ったり、他の人と違う行動を起こしたりするのが苦手。
見られたくない、注目されたくないという気持ちが強く、結果的に周囲に流されてしまう場面もあるでしょう。シャイな性格は生まれつきかもしれませんので、無理やり自分を変えることは難しいはず。
社会生活の中で、多少は自己主張をするコツを掴めるのですが、大人しい性格は根本的には変わらず目立つことを嫌がります。
自己中になりたくない
控えめな人は、心理的に周囲を思いやる気持ちが強く、自己中にならないように神経を遣っています。「こんなことをしたら迷惑かな…」と相手の気持ちを考えると、やりたいことができなかったり、言いたいことが言えなくなったりするのです。
控えめな人はとても静かで、感情的にならないのも共通点。自分の意見を他人に言うことは自己中心的な行為だと思っているので、ちょっとした不満も積み重なっているかもしれません。
自慢するのが嫌い
積極的な性格の人は自分の長所をアピールしますが、控えめな人の心理背景は自分を評価してほしい反面、それに慣れていないことが考えられます。
そのため必然的に自慢するのが苦手で、なかなか他人によいところを発見してもらえないこともあるでしょう。たとえば語学力が堪能な人。
外国人に道を尋ねられて周囲が困っている時でも、自分の才能をアピールしません。後で「どうして教えてくれなかったの?」と詰め寄られてしまうことも。
基本的に隠れて暮らすことが好きなので、注目を浴びることはしたくないのです。
自信がない
控えめな人は、自分の弱点をとても気にしているので、自信がない態度が目立ってしまいます。大人しい性格も短所と思っているため、他人から「控えめな方ですね」と褒められてもショックを受けてしまうのです。
存在感のない自分が本当は嫌。でもなかなか思い通りに自分を変えることができず、苦戦しながら居場所を確保しているのでしょう。
控えめな人が持っている魅力はたくさん!
控えめなのは悪いことではありません。もし好きな人がとても大人しくて控えめな性格なら、たくさんある次のような魅力をもっと活かしてあげましょう。
柔軟性がある
控えめな人は心理的に自分をアピールするよりも、相手にアピールしてもらいたい願望があります。それは他人にとってはありがたいことで、柔軟性がある姿勢は控えめな人の魅力になるでしょう。
どのような人にも同じ態度で接し、ことを荒立てない人。調和のとれた性格なので、付き合いやすいと感じるはずです。
考えてから行動する
控えめな人は自信がない部分もありますが、逆にその要素は慎重に物ごとを考える魅力にもなっています。その性格は予期せぬ出来事にも対応できる、余計なリスクを避けて行動できる、さらにゴールに向かって努力するという長所にもなるのです。
慎重すぎる人も中にはいますが、控えめな人がアクションを起こす時は、よほどの覚悟があるということでしょう。
とても優しい性格
控えめな人は性格が穏やかで、とても優しいことが魅力です。相手を思いやり、自分を犠牲にしてもよいと考えるタイプなので、相手にも優しいオーラが伝わるでしょう。
恋愛相手としても最適で、一緒にいるだけでネガティブな感情がなくなる場合も多いのです。
穏やかに付き合える
感情的になりやすい人同士が恋愛をしたらいつも口論になり、相手に対する気持ちが極端になりそうで不安ですよね。控えめな人は争いや口論をすることが嫌いなので、いつも穏やかな付き合い方ができます。
意見の相違があってもとげとげしい言い方はしないので、相手にもきちんと気持ちが伝わるでしょう。
たまに発言すると力がある
大人しい人が怒った時や、一言でも発言した時は、周囲が一斉に注目します。いつも中心的な立場の人は発言する頻度は高くても、信憑性に欠けてしまうこともあるかもしれません。
その点控えめな人は、たまに発言することにとても力があるので、一度だけで自己アピールができる可能性もあります。
奥が深い
控えめな人は、自分の特技やスキルを自ら自慢することがありません。そのため実は器用だったり、なんでもこなせる人であったりする可能性も。
対人関係はあまり得意ではなくても、自分の時間をきちんと大切にしているので、趣味や特技でスキルアップしています。隠された魅力や才能があるので、もっと奥深く知りたくなる相手なのです。
プレッシャーをかけずに恋愛をする方法
大人しい人や控えめな人を好きになった時、相手のペースを崩さないで恋愛をするには、次のようなことを意識して慌てずに関係を築くことがコツです。
二人だけの時間を作る
大勢の中にいると圧倒されて、自分のことがわからなくなる性格の人もいますので、できるだけ二人の時間を作りましょう。一対一なら多少は自己アピールしやすくなるので、相手がたくさん話せるように、興味のあることをどんどん引き出してください。
弱いシグナルに気づく
積極的な女性はとても強いシグナルを発しますが、控えめな女性は好きな男性にも弱いシグナルを送ってきます。たとえば恥ずかしそうに下を向いたり、そっと洋服についたゴミをとってくれたり。
また嫌いな人には拒否する態度を示しますので、そのような弱いシグナルを見落とさないことが、相手の気持ちを知るポイントです。
相手の意志を優先する
控えめな人は、本当はもっと積極的になりたいと考えていることもあります。大人しいからと決めつけるような接し方はせず、相手の意思を優先してあげましょう。
デートをする場合は、場所や時間を彼女に決めてもらうこと。リードしてもらうように誘導すると、もっと自分の意見が言いやすくなるかもしれません。
まとめ
控えめな人の心理は、自分に対する不満や他人への思いやりなど、あらゆることが考えられます。上品でマナーがある印象は大きな魅力になり、男性がつい気にかけてしまう存在ですよね。そんな女性とはじっくり心理背景を考えて、上手に付き合ってくださいね。
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