逆ギレする人とは、心理的な意味を考えて付き合うのがコツです。相手の態度をまともに受け止めてしまうと、かなり嫌な気分にさせられてしまいますよね。
今の世の中は、どこもストレスに溢れています。スムーズな人間関係を築きたいと思っても、理不尽な人は大勢存在するでしょう。
逆ギレする人の心理に興味を持つとあらゆる行動や言動の謎が解明し、今後の人付き合いにメリットをもたらすこともあります。
相手のためを思い起こした行動で、逆ギレされてしまう瞬間。なんで?と思う難しいシチュエーションは上手く対処法を学び、心理的に相手にアプローチしてくださいね。
それでは早速ですが逆ギレする心理と、とっさの場面の対処方法についてご説明しましょう。
逆ギレする人の4つの心理
逆ギレする心理について、大きく分けると4つのものが考えられます。よくあるのが仕事の場面で、ミスを指摘したら不快に感じ感情的に怒り出す人がいますよね。
このような逆ギレしやすい人には、次の心理があるといえるでしょう。
防衛本能が働いている
自分が失敗するわけがない、間違いのはずがないという気持ちが強くなると、人からミスを指摘されても簡単には認められません。
周囲から責められるのを嫌い、相手の攻撃から自分を守る人は、意地を張り続けて感情的になり相手に逆ギレする心理があります。
自分を守るために相手を攻撃することが習慣になっているため、過ちやミスを指摘する人は敵の存在なのです。
防御本能がエスカレートすると、意味の通じない言い訳をして子供のように駄々をこねる場合もあるでしょう。
マザコンの可能性も
何かあれば誰かが助けてくれると思う人は、根本的にマザコンの可能性があります。親がいつもかばってくれる、困った時に手を差し伸べてくれるという環境で育った人は問題を解決する力がなく、どう対処すればよいかわからず逆ギレするのです。
マザコンは精神的に自立していない部分がありますので、周囲の人と母親を重ねて見てしまうケースもあるでしょう。
間違ってもいつか許してくれるはずというわがままな考え方が根底にあるので、逆ギレしてほしいものを手に入れようと考えているのです。
自己愛が強い
逆ギレする人は、理不尽なことをいつまでも言い続けています。相手が折れるのを待ち、時には感情的に威圧感を与えてくるケースもあるでしょう。
たとえばミスを指摘された時ですが、誰でも一時は不快な思いをしますよね。でも人間関係を上手く続けるためには、嫌でも素直にミスを認めなければならない場面もあります。
しかし逆ギレする人は自己愛がとても強く、責められる自分を可哀想に思ってしまうのです。
また謝るとプライドが傷つくため、自分が相手よりも上の立場にいられるように逆ギレしてその場をやり過ごすこともあります。
恥ずかしい気持ちを隠す
間違いを指摘されるのは、決して嬉しいものではありません。自分にとって不利な話をされるのは、とても恥ずかしく感じるでしょう。
そのような姿を客観的に見ると、すんなりと謝ること自体が恥ずかしく見えてくるのです。そのため本音を隠すために逆ギレして、勢いで恥ずかしい自分をごまかしてしまうタイプでしょう。
ミスを棚に上げて、怒られているシチュエーションを早く解決しようと慌ててしまいます。また中には反論をカッコよく思い、自分の力をアピールしていると誤解している人もいます。
逆ギレする可能性がある展開
逆ギレする心理は、少し理解しがたい部分も色々とあるでしょう。平穏に見えるシチュエーションであっても、逆ギレする心理が働く人だと突然感情的になり収集がつかなくなる場面もあります。
簡単にミスを認めてしまう
すぐに逆ギレするパターンではありませんが、ミスに関してすぐに謝ってくる人は心からお詫びをする気持ちがない可能性もあります。
口先だけでその場を回避しようと思い、ミスが多いので人に謝ることに慣れているタイプです。
一見柔軟性がある人のように見えますが、謝ってもまだしつこく怒られると「謝っているんだからいいだろう」と段々頭にきてしまいます。
簡単にシチュエーションが収まらない時、逆に素直に謝る人は頑固になりやすい傾向があります。
自分に有利な点を主張してくる
間違いを起こしても、悪い部分以外のよいところをアピールする逆ギレのパターンがあります。
たとえば依頼した仕事をすぐに終わらせたけれど、雑でミスが多い場合。ミスを指摘されると、予定よりも早く仕事を終わらせたことを長所としてアピールしてきます。
ミスよりも相手にインパクトを残せるよい部分を述べて、なんとかその場を逃れようとする場合です。
ミスを認めない態度は大人げないと思われ、さらに怒られてしまう場合もあるでしょう。
ミスを自覚していない
ミスを指摘して説明しても、なかなか納得しない人がいます。「言われた通りにやりました」の一点張りになるタイプは、柔軟な考え方ができないので話の本筋が見えなくなってしまいます。
いつまでもミスを指摘されると感情的になり、逆にミスをなすりつけられたように誤解することも。
自分自身を正当化する人をさらにパワーアップさせたこのタイプは、正しいと思ったことは何がなんでも貫き通すところが特徴です。
逆ギレする心理を知り上手く対処する方法
逆ギレする人の対処方法として知っておくべき、次のポイントを見ていきましょう。
問いただすような口調を避ける
逆ギレする心理は、同じ態度ではいつまでも終わりがやってきません。とくに問いただすような言い方をすると、相手はすぐに感情的になるので優しく質問しましょう。
声のトーンを乱して責めないことが、落ち着いてお互いに話ができるコツです。
相手を褒めることも忘れないように
プライドが高く逆ギレする人は、ミスだけに話を集中させてしまうと態度が悪くなります。まずは相手の話をじっくりと聞いて、肯定も忘れないでください。
自分を褒めてくれる人、理解してくれる人に対しては心を開いてくるため、普段から褒め上手として接するのが付き合うコツになります。
冷静になってから肝心な点を話す
感情的になりやすいのが逆ギレの心理です。同じように感情的になると、どんどんシチュエーションがまとまらず手に負えなくなります。
一度腹を立てると、全てを否定してくるのが逆ギレする人。感情的になり、過去の関係ない話題まで持ち出してくることもあります。
いったんは相手の感情が冷静になるまで様子を見てから、再度アプローチするとよいでしょう。
逆ギレする人がおかしいことを言い始めても、その場ではまず我慢。大人の態度で引いたり押したりし、上手くバランスをとってくださいね。
相手の感情に振り回されない
ミスを指摘して逆ギレする人は、すぐに戦闘態勢に入ってしまいます。自分を守るために相手に攻撃をしてきますので、くれぐれも相手の感情に振り回されないように注意しましょう。
これでは相手の思うつぼ。言い争いになると、肝心なことが相手に伝わらなくなります。わざと怒らせるような言い方をしてくることや、喧嘩を売るような態度で接してきますので全てを想定してから対処してくださいね。
まとめ
逆ギレする心理は、誰にでもある部分です。嫌だと思う言動を相手がしてきたら、素直に受け入れられないこともありますよね。
しかし逆ギレする人は社会の中でも損する場面が多く、冷静になってから後悔する場面もよくあります。
上手く人付き合いをするためには逆ギレする心理を理解して、柔軟な態度で接することが大切ですね。本音を引き出して、お互いにオープンになる関係が理想的なのです。
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