相手に決めさせる心理・負担を感じた時には

相手に決めさせる心理・負担を感じた時には

相手に決めさせる人の心理状況を理解して、お互いに嫌な気持ちにならないよう考えることが大切です。私たちは毎日の生活の中でさまざまな決断をしなければなりませんが、最終的に自分の意思で判断できない人は意外と多く存在するようです。

そこで今回は、相手に決めさせる人の心理背景について詳しくご解説しましょう。


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相手に決めさせる人の心理について

相手に決めさせる心理・負担を感じた時には

相手に決めさせる人は、心理的にはどのような理由や特徴があるのかをご説明しますので、ぜひ参考にしてみてください。いつも自分が判断しなければならない立場になるのはプレッシャーですが、相手に決めさせる人には次のような理由があるからなのです。

 

考えすぎる性格

物ごとがすぐに決められない人や、相手に決めさせる人は、心理的にとても慎重でありたい願望が強く、安全な橋を渡るタイプです。失敗したくないので何度も考え直し、あらゆる方法やプランを考えているため、結果的に自己判断が間に合わず相手に決めさせることになってしまうのです。

考え抜く性格はよい面もありますが、逆に周囲の流れを乱す可能性もあり、のんびりしすぎて迷惑をかけることも。用心深いところは決断が遅れる要因になります。

 

責任感がない

相手に決めさせる人は、心理的に自分がミスをして責任をとることに不安を抱いています。他人に任せて自分は従うだけ。その決断が間違った時は相手のせいにできるので、ストレスを感じず生活できるのです。

自分で決めたことが上手くいかないと、責任をとるのは社会のルール。わかっていてもこのタイプは、自分が責任逃れできるように状況を一歩先に読んでいるともいえるでしょう。

 

相手に嫌われたくないから

自分の意思を伝えることは場合によってリスクがあり、意見がぶつかってしまうケースもありますよね。相手に決めさせる人は、心理的に相手の気持ちを優先するためで、自分の意見が却下されたり嫌われたりすることをとても不安に感じています。

そのため意見を言わず周囲に従っている間は、可もなく不可もない存在でいられるので安心。多少の我慢があっても、嫌われないほうがいいのです。

 

自信がないから

決断したことに自信が持てない場面は誰にでもあり、正しかったと思えるように努力をします。相手に決めさせる人は、心理的に自分の考えや判断に自信がなく、失敗を恐れているので他人任せに。

一度決めたことも曖昧になり、場合によっては決断を覆してしまう可能性もあるでしょう。自信がない人は、過去に自分の判断で大きなミスを招いた経験があるのかもしれません。辛い体験が影響して、自分から行動をすることがなくなった場合もあります。

 

答えが見つけられない

相手に決めさせる人は、重要な場面に出くわした時に、どう気持ちを固めるか方法がわからない状態。ずっとその場で悩んでしまうので、他者が代わりに決めてくれます。

たとえ相手に決めさせる心理があっても、他者の決断すら大丈夫か悩むこともあるでしょう。仲間で決めたことを実践できず、中途半端な気持ちで正しい答えをいつまでも探しているタイプです。

 

押しに弱い

相手に決めさせる人は、心理的に意思表現が苦手。思っていることを言えず、相手に強く言われるとその通りにする傾向があります。周囲の意見に流されやすく、あまり物ごとにこだわりを持たないのも特徴。

一見お人好しのようなところがありますが、そんな面を理解している人は自分がやりたいように扱ってしまうので、自然と損な役回りになることもあるでしょう。相手に決めさせるというよりも、優柔不断な印象が強い人です。

 

甘えている

相手に決めさせる人は、心理的に他人に依存しやすく、誰かが必ずやってくれると思っています。決断しなければならない場面。本来なら自分が責任を持って判断するべきことも、他人がやってくれたほうが楽なのでしょう。

そのため「わからない」「どうしよう」「決めて」と他人に判断を委ねているのです。甘え上手なところがあるので、周囲もつい面倒を見てしまうかもしれません。

 

なかなか決断しない人との付き合い方

相手に決めさせる心理・負担を感じた時には

相手になんでも決めさせる人と一緒にいると、余計なストレスを感じてしまうかもしれません。たとえばデート中、どこでランチをするか。

「どこでもいいから決めて」と恋人に言われると、逆に決められないこともありますよね。そんな立場になりやすい人は、プレッシャーから逃れるために次のポイントを意識して付き合い方を考えてみましょう。

 

優先順位を決めてもらう

相手に決めさせる人は、心理的に迷いや不安があるためで、他人に任せて不安から逃れたい気持ちがあります。そんな人とぶつからず付き合うには、決断すべき対象の優先順位だけを決めてもらいましょう。

たとえばランチで食べるもの。中華、洋食、和食など、どれがいいか好きな順番だけ決めてもらうのもよいですね。決断するのが苦手な人は、ひとつの答えを出すことがとても不安なので、いくつか選択肢を提供してもらう形で決断してもらいましょう。

 

失敗してもいいことを決めてもらう

責任をとることはとてもプレッシャーになりますので、誰かに大切なことを決めてもらうのはある意味気が楽ですよね。相手に決めさせたがる人には、まず責任のない部分から始めてもらいましょう。

周囲に迷惑がかかる、その人が不利になるような状況は避けること。誰が決めてもいいようなところを決断してもらい、やればできると自信をつけてもらうのも方法です。

 

完全に自分が仕切る

いつも自分がなんでも決めなければならない関係に慣れてしまうと、自分の役割がわかり苦にならない人もいるでしょう。その場合はあくまでも代わりに決断してあげたという態度を崩さず、自分が完全に仕切るのもひとつの方法です。

「別のお店がよければ言ってね」と相手にも決断権を残しておくと、そのうえで自分がなんでもこなせば、相手も一言言いやすくなります。

 

決断力を身につける方法

相手に決めさせる心理・負担を感じた時には

決断力はスキルのようなもの。恋愛、仕事、将来のプランなど、大切なことほど決められないのは当然です。些細な内容ならよいのですが、重要な場面に出くわした時にいつまでも決められないのは困りますよね。

そんな状況にならないよう、普段から決断力を身につけるポイントを意識してみましょう。

 

実践する

頭で考えるとあらゆることが気になり、答えが出せない場面は誰にもあります。決断力がない時は、まず行動に移してみるのも方法。決断する要素がなくても、とりあえずひとつに絞ってみましょう。それが結果的に上手くいけば、成功体験として自分に自信がついていきます。

 

本心に素直に反応する

相手に決めてもらうタイプの人は、本当はやりたいことがあっても我慢しているからではないでしょうか。本心を伝えたら嫌われてしまうと不安になる自分。その状態から解放されるには、失敗を覚悟して自分と向き合うことが重要なのです。

 

情報収集する

決断するには情報がないと判断できない場面もありますので、他人に頼ってしまう前に自分が決断できるだけの情報収集を意識してみませんか。

たとえばランチのお店が決まらない時。近くの人気店を参考にするなど、決断する理由を見つければよいのです。万が一上手くいかなくても、なぜ自分がそう決めたのか、きちんと裏づけできるようにしておきましょう。

 

まとめ

相手に決めさせる人は心理的な不安があるためで、その理由はよい人間関係を維持したいなど、何かしら正当な理由があるかもしれません。

苦手意識があるのは仕方ないこと。できない人に無理やり決めさせるよりも、意見交換して相手が望むことをきちんと把握しておきたいですね。

 

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