ふんぞり返って座る人の心理には、見た目だけではわからないことが隠されています。たまに見かける偉そうな態度の人。職場仲間や友人に少し付き合いにくいタイプはいませんか。
そこで今回は、カウチやチェアーにふんぞり返って座る人の心理状況や性格についてご解説していきますので、誤解せず上手く付き合うコツを掴んでみてくださいね。
ふんぞり返って座る心理について
椅子の座り方でその人の心理背景がわかるといわれていますが、今回は偉そうにふんぞり返って座る人の心理についてポイントごとにご解説しましょう。
疲れている
椅子にふんぞり返って座る人は、オフィスの上司がまずイメージされますが、なぜか偉そうな態度に見えてしまうのは誰しも同じ気持ちではないでしょうか。しかしふんぞり返って座る人は、心理的に疲れている自分を労わってあげたい思いが強いからです。
ずっとデスクでパソコンに向かい、背中や腰が痛い状態。誰かに話しかけられた瞬間に、無意識に心身共にリラックスしています。ふんぞり返って見えるのは残念ですが、本人は楽な体勢になっているだけなのです。
悪意はないのに印象が悪くなってしまうので、疲れた時は誰も見ていない時に思う存分リラックスするほうがいいかもしれません。
自信がない
ふんぞり返って座る人は、心理的に自分に自信がなく劣等感が強い状態です。相手よりも自分のほうが偉い、立場が優位であることを知らせる行為で、マウンティングしているとも捉えられます。
外見ではとてもアグレッシブな自分をアピール。しかし本当は弱いところだらけで、他人に見られては困る部分があります。弱みにつけ込まれないよう強がった態度になっているのでしょう。
優位な立場にいないと不安になり、周りの人たちが自分を下に見ているように思うのかもしれません。
プライドが高い
ふんぞり返って座る人は、心理的にプライドが高く自慢話をしたがる傾向がありますので、ふんぞり返ったまま自分の過去の栄光などを延々と語ってくるかもしれません。
皆が何らかの話題で盛り上がっている時に、さりげなく自分の自慢話にすり替えることも得意。プライドをアピールするのは不満が溜まっている証拠でもあり、自然と偉そうな態度になるのはストレスが原因とも捉えられるでしょう。
ライバル意識を持っている
ふんぞり返って座る人は、心理的に会話の相手にライバル意識を持っている可能性があります。自分が持っていない何かを持っている相手なのでしょう。ライバルの足を引っ張ることが目的なので、さりげない会話でもダメ出しをしたり否定したりすることもよくあり、さらに偉そうな態度が目立ちます。
逆に自分のほうが優れていると確信できる相手なら、普通に接していますので、態度の違いで本心が見えてくるでしょう。
自己中心的
相手の思いに気づかないことは、ふんぞり返って座る人の心理に共通するポイントです。他人にどう見られるかよりも、自分がやりたいことをやるタイプ。仕事でミスをしても、自分は絶対に悪くないと主張し責任転嫁することもよくあります。
他人への配慮が少ないので、友人にも上から目線で接する場面が多く、相手を不快にさせているでしょう。自己中心的な人は、自分の気持ちや考え方が周囲に受け入れられないととても不安になりますので、過剰に自己アピールすることもあります。
偉そうに接する人との付き合い方
ふんぞり返って偉そうに話す人は、納得できる立場なら仕方ありませんが、同僚や友人、恋人といった身近な人だと複雑な心境になりますよね。そんなタイプに上手く接するなら、次のポイントをおさえてみましょう。
やり返さない
偉そうな態度が目立つ人は、必死に自分の弱さを隠している可能性があります。このため言い返したり同じような偉そうな態度で接したりすると、さらに状況が悪化するリスクも。
相手よりも自分が偉い、立場が上だということをはっきり周囲にアピールするために声が大きくなったり、威圧的な話し方になったりすることもあるので、感情的にならないよう同じ態度でやり返さないことが大切ですね。
強い態度になるのは相手に負けたくない思いが強く、先手を打っているからだと考えられます。
信念を貫き通す
偉そうな態度の人とは価値観が基本的に違うため、同じレベルで会話できない場合もあるでしょう。しかし自分が正しいと思ったことを無理に曲げる必要はありませんので、どうしても理解してもらいたい場合は、毅然とした態度で接することも方法です。
注意したいのは喧嘩腰になるのではなく、冷静に自分の意見を伝える態度。したてに出て相手の機嫌をとったり流されてしまったりするのは、相手の思うツボになってしまいます。逆に「思うように動かせない」と理解してもらうと、自然と距離を置いてくる可能性が高いでしょう。
適度に褒める
偉そうにふんぞり返っている人は自分のことしか語りたくありませんので、あまり難しく考えずに、相手に一方的に話をさせて聞き流すことも可能です。その場合は適度に褒めることがコツで、「すごいですね」「いいですね」のように持ち上げておくと会話がしやすくなるかもしれません。
偉そうな人は、自分よりも立場が下の人には少し柔軟な態度になってきますので、自尊心を満たしてあげることでその場の緊迫した雰囲気を変えてください。異議を唱える人には攻撃してくる可能性もありますので、様子をうかがいながら適度な褒め方を心がけて無難に接してみましょう。
臆病な人かどうか判断してみよう
ふんぞり返って座る人の心理は、プライドやマウンティングなどが関係していますが、土台にあることは自分への劣等感や不安を軽減したい思いです。では偉そうでも実は臆病な人なのかどうか、上手く判断するポイントをご紹介しましょう。
慎重に行動する
臆病な人は失敗を恐れていますので、日々の行動がとても慎重です。その場で思いついたことをやる場面は少なく、買い物でも同様になかなか決断できません。失敗は悪いことという感覚があるので、不要なことには手に出さず「絶対に大丈夫」と確信したこと以外には興味を持たないでしょう。
職場でも偉そうに他人に指示することはあっても、結果的に自分に損をしないよう上手く責任転嫁しています。
自分の考えを言わない
相手のほうが優れている状況に過剰に不安を抱くタイプは、やたらと自分の考えを口にすることはありません。自慢話などは多いものの、それに対して自分がどう感じるか、核心に触れることはしないのです。
その理由は、内面的な部分を他人に知られたくないため。ずれた価値観を指摘されることがとても嫌なので、柔軟性を残しながら偉そうにしていることもあります。
意外と奥手
偉そうな態度の人は、意外と恋愛面では奥手なところがあります。異性と会話ができないなど、態度にはっきりと違いがあるので周りもわかりやすいでしょう。苦手なことで失敗したくないので、できるだけ異性から離れて生活しているかもしれません。
好きな人に積極的にアプローチはせず、いつまでも離れたところから見ているタイプ。そんな自分にストレスを感じ、強い態度で接することができる相手にはさらに威圧的になっています。
まとめ
ふんぞり返って座る人は、心理的に自分の弱さを隠しているようです。座り方は相手との心の距離を測るもので、無意識にやっていることがほとんど。偉そうな態度の人も自覚していないことも多いので、まずは相手の言い分を聞いて良好な関係を意識してみましょう。
ふんぞり返った態度を見ても、自分に向けられたものと解釈しないことが大切です。
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