生活感のない部屋にしたい心理は、散らかる室内を見ると湧き上がってくることがありませんか。
いつもきちんと整頓された生活空間。どこで食事をしたりくつろいだりしているのだろうと、来た人が驚くような暮らしをしている人がたまにいます。
逆に食べかけのお菓子、コップやお皿がテーブルに置かれたまま。灰皿に吸殻が積み上がっていたり、室内には不快な香りが漂っていたりする部屋もあるでしょう。
このような生活感にあふれた暮らしは、できれば他人に見せたくないものです。整理整頓は性格的な部分が関係しているといわれますが、それだけでなくその時の心理状態も、生活シーンに表れてきます。
では生活感のない部屋にしたい心理とは、どこからやってくるものなのでしょうか。また突然の来客でも慌てない、部屋をすっきりとさせる整頓技についてご紹介します。
生活感のない部屋にしたい心理はなぜか?
手を伸ばせばなんでも届くような乱雑な部屋でも、慣れてしまうと快適に暮らせる人がいます。
逆に全く生活風景を想像させないような、素敵な雰囲気を大切にする人も。どのような心理が働いているのか、考えられる点について見ていきましょう。
気分を引き締めたい
生活感のない部屋にしたい心理は、無意識に気分を引き締めたい願望があるためです。散らかった部屋は気を遣わずに生活ができ、汚れても物を出しっぱなしでも平気。
でも生活感がない部屋だと、常に綺麗に整えようと神経を使い、気分が引き締まります。最近楽しい出来事がないな…などとだらけている時は、気持ちまで緩んでしまいますよね。そんな時に一気に部屋の掃除をして、モデルルームのようなシンプルで綺麗な空間が欲しくなるのです。
負の連鎖をなくしたい
快適な場所に、ひとつだけ汚れたお皿が置いてあったとしましょう。このひとつの存在がマイナスをさらに引き寄せる原因になり、結果的にネガティブな空間になってしまう心理があります。
人間の心理には、負の連鎖が起こりやすい弱い部分があるでしょう。生活感のない部屋にしたい心理は、このような負の連鎖を事前にストップしたいため。
このままでは自分がダメになると、言い聞かせている心理なのかもしれません。
爽快感が欲しい
散らかった室内は、視覚的にも気分的にも落ち着きがなくなります。掃除をせずに埃が溜まった棚やテレビを見ると、なんとなく気分も落ち込んでしまうでしょう。
生活をしていると、あらゆる場所で汚れや乱雑に置かれた物が増えていきます。たとえば洗濯物。
洗濯かごに山盛りになっている風景よりも、洗濯物が干されている様子のほうが気分的にすっきりとしませんか。
生活感がない部屋にしたい心理は、心のどこかで爽快感を求めているため。もやもやしたものが心にあると、気分を変えたくなりすっきりとした空間が欲しくなるのです。
綺麗な物が好き
綺麗な風景やカラフルな洋服、アートなど。いつも綺麗な物に囲まれていたい人は、自分の生活習慣にもこだわりを持っています。
色は心理的な意味があるといわれていますので、暮らしの中に取り入れるカラーはその時の心の表れだといえるでしょう。
普段から綺麗な物を好む人は、室内に植物や飾りなどを使いデコレーションをしているはず。
あくまでも好みの問題ですが、生活感を出したくないというのは、センスが関係しているのでしょう。
褒められたい
玄関のドアを開けると、そこはまるでテレビドラマのような素敵な部屋。「綺麗だね」「全く生活感がないね」という褒め言葉が聞きたくて、いつも整理整頓に励む人もいます。
恋人から褒められたことがきっかけで、掃除嫌いの人が掃除好きに一変することもあるでしょう。
人から褒められると自信がつき、さらに評価されたくなりますので、あらゆるチャレンジ精神が湧いてきます。
生活感のない部屋にしたい心理は、自分の可能性を最大に引き出したい心の表れかもしれません。
生活感のない部屋とはどんなところ?
生活感のない部屋といわれたら、どのような場所を想像しますか。散らかった部屋を新たな空間に変えるためには、生活感を感じない室内の特徴について知っておくことが大切です。
物が少ない
食器や洋服、雑誌や食べ物など、あらゆる物が散らかっている部屋は、生活感でいっぱいです。
生活感がない部屋は物が少なく、一見シンプルに見えるところが特徴。見えないので物がないのか?と思われますが、生活感を出さないように上手く収納しているのです。
必要な物は使う時だけ出して、終わったら定位置に戻すこと。生活感のない部屋を維持するためには、このようなルールが大切です。
生活感のある物は隠されている
キッチンの食器や鍋、食料などが使いやすくずらりと並んでいると、視覚的に乱雑に見えます。
広いスペースがあっても生活用品や雑貨類は、場所を狭く見せるデメリットがあるでしょう。
これらの物を見せないで隠すことが、生活感のない部屋作りのコツに。冷蔵庫に貼りつけるレシートや書類などをきちんと引き出しにしまっておけば、見た目ががらりと変わります。
生活感のない部屋とはいえ、もちろん快適な暮らしがそこにはあります。使い方だけでなく見せ方を意識すると、すっきりとまとめやすくなるのでしょう。
インテリアのこだわりがある
家具をモノトーンで統一した部屋や、季節ごとにカラーを変えるなど。インテリアにこだわりがあるのが、生活感のない部屋の特徴です。
同じ室内を毎日眺めていると、次第に刺激がなくなっていきますよね。個性的な人はインテリアにテーマを決めて、物が多い場合も統一感を大切にしているのです。
気分がワクワクするようなカラフルな部屋、木製家具をメインにしたナチュラルなインテリアなど、自分の好きなテーマを考えてみましょう。
高級な家具を置いている
映画やドラマで登場する素敵な部屋。共通しているのは、高級な家具や小物がさりげなく置かれていることです。
床の傷やパイプベットの色の変色など、ちょっとした部分で生活の質がわかりますよね。ハイエンドな暮らしには、高級なインテリアがつきもの。
安っぽい物がないので、扱いも丁寧になります。便利に暮らすには100均アイテムが大活躍しますが、安い物は生活感が漂いやすいので慎重にセレクトしなければなりません。
収納技を磨いて生活感のない部屋にしよう
生活感のない部屋にしたい心理になったら収納技を活かして、ポイントを抑えた整理整頓をしましょう。突然の来客でも簡単にできる、次のコツを参考にしてください。
ゴミ箱や書類関係を隠す
生活感があるゴミ箱が見えないだけで、室内はすっきりとします。また新聞紙やプリントなどの書類関係も引き出しにしまったり、色を統一したカバーに入れたりするのも方法です。
スペースを増やす
どのようなスタイルの部屋やインテリアでも、物が多すぎると乱雑に見えます。余計なラックや家具を置かず、空白スペースを増やしましょう。
とくに家具は、その上にも余計な物を置いてしまう原因になりますので、注意してください。
生活感が目立つエリアを集中的に片づける
キッチンやリビングなど、普段の暮らしぶりが見えるエリアから集中して片づけましょう。コツは、なんでも隠すこと。
電気コードや小型家電、食器など。急な来客があったら、無地のベッドカバーをサッとかけておくだけでも目隠し効果があります。
まとめ
生活感のない部屋にしたい心理は、気分的に新しい環境を求めているサインかもしれません。
部屋の整理整頓は規則正しい生活の基盤にもなりますので、模様替えと合わせて思い切り始めてみませんか。
そのついでに余計な物を処分して、すっきりとした生活空間を作ってみましょう。
☆こちらの記事も読んでみてくださいね。