- 2021-12-4
- 行動心理
- 心理, 痩せたいのに食べてしまう
痩せたいのに食べてしまう人は、心理的に影響される要因がありますので、理由を正しく理解してダイエットに向き合うことが大切です。痩せるためには多少の食事制限が必要だといわれていますが、好きなものが食べられないストレスは辛いですよね。
そこで今回は、ダイエットに真剣に取り組むために知っておきたい「痩せたいのに食べてしまう心理」を徹底的にご解説していきましょう。
痩せたいのに食べてしまう心理について
痩せたい願望と食べたい願望、どちらも捨てがたいもので、結果的に食べるほうを選んでしまうことがよくありますよね。なぜ食べることが我慢できないのか、心理的に考えられる理由をご説明します。
心が反発している
ダイエットをする場合、最初のモチベーションはとても高く、自分なら絶対にできると自信を持って始める人がほとんど。しかし辛い食事制限は、痩せたいのに食べてしまう不思議な心理があります。
その理由は、自分に対して「食べてはダメ」という圧力をかけているためで、ダメと言われたことを逆にやりたくなる人間の興味が関係しています。
絶対に見てはダメ、絶対にやってはダメと言われると、何も言われない時以上に好奇心が湧いてしまいますよね。それと同じで、ダイエットの食事制限も食べてはダメという圧力が逆に反発して余計に食べてしまう理由なのです。
甘えがある
痩せたいのに食べてしまう心理とは、自分への甘え。ダイエットは辛く、強い意志がないとできないことなので、結果よりも自分との闘いです。
痩せたい目的があるのに食べてしまうのは、「少しだけなら大丈夫」という自分ヘの甘えで、普段厳しく接していると甘やかし方もエスカレートするでしょう。
自分に厳しくできない人は、運動や食生活など、ダイエットのゴールに向けてやるべきことがわかっていても、辛いからやらないというシンプルな理由があります。きっと苦しむ自分に同情しているのでしょう。
ストレス発散のため
痩せたいのに食べてしまうのは、心理的にストレスを発散したい願望があるからです。ダイエット中は甘いものやカロリーの高いものは避けたいところですが、好きな食べ物を食べない生活はとてもストレスに。
毎日コツコツと積み重ねて結果を出すべきダイエット。習慣的に何かを我慢する生活になっています。するとダイエットの結果を楽しみにするよりも、我慢のほうに意識が集中してしまい、ある日ストレスを発散させるために暴飲暴食することも。ストレスと上手に向き合うことは、成功するダイエットの秘訣にもなりますね。
目的意識がない
痩せたいという漠然とした目的しかないと、お腹が空いた時につい食べてしまい、明日から頑張ろうという言い訳が続いてしまいます。明確なダイエット計画がないと、食事制限も思いつきでやってしまうので、食べたり食べなかったりしてリバウンドもするでしょう。
ダイエットは「痩せる」ことが最終的なゴールですが、なぜ痩せたいのかはっきりした理由はありますか。大切なのは痩せる目的意識なのです。
恋愛したいから、もっとおしゃれしたいからなど、痩せた自分をイメージしてみること。ただ皆がやっているから、という理由では失敗してしまう可能性があります。
周りに流されやすい
痩せたいのに食べてしまう人は、周りの意見に流されやすい傾向があり、心理的に自分の意見に自信を持てないことが関係しています。
痩せるために食事制限をすると決断しても、友人から「無理すると体によくないよ」と一言いわれただけで断念。行列ができるラーメン屋、売り切れ寸前のお菓子など、情報が多すぎて自分の意志が揺らぎやすいタイプなのです。
「ダイエットしなくても大丈夫だよ」と誰かに言われたら、簡単になびいてしまうでしょう。
食べざるを得ない状況がある
痩せたいのに食べてしまう心理とは、そうせざるを得ない理由があるためで、仕方ないから食べたと言い訳しています。たとえば会社の飲み会。
上司に誘われて断れず、ダイエット中でも付き合うことがありますよね。また急激な食事制限で体調を崩した時も、健康上の理由で栄養補給が必要な場合もあるでしょう。
このような仕方がない状況が一度でもあると、ダイエットの目標もゆらぎやすくなってしまいます。
ダイエットのモチベーションアップによいこと
ダイエットはモチベーションが何よりも大切。理想体型や体重になるまでは、強い意志とやる気を維持することがコツです。痩せたいのに食べてしまい後悔する人は、次の方法を導入してみましょう。
苦手をなくす
モチベーションアップするためには、苦手意識をなくしてダイエットに向き合ってください。たとえば痩せたいのに食べてしまう人は、食事制限が苦手なため。
それなら摂取量はそのままで、消費量を増やすために今まで以上に活動量を増やすことも方法です。ダイエットは自分に厳しく接することが大切で、次第に弱点も見えてきますので、得意な分野を重視してみましょう。
運動が好きな人、健康的な食生活に興味がある人など、夢中に取り組める部分を引き出してください。
成功体験を重ねる
ダイエット中のモチベーションが下がるのは、結果がついてこないため。食事内容をしっかり見直しても、体重が減らないと努力する意味がないですよね。
そんな時は、小さな成功体験を積み重ねていきましょう。たとえば体重もキロ単位ではなく500g単位で管理、腕立て伏せが5回多く昨日よりもできたなど。わずかな前進は、さらに結果を出すモチベーションになります。
痩せるためのマインドセット
痩せるためには、食事制限や運動だけでなくマインドセットが大切。心理的に働きかけるためにも、次のポイントを意識してみましょう。
痩せるメリットを考える
ただ痩せると思う人よりも、痩せた時に着る洋服をすでに買ってある人は、ダイエットに対する向き合い方が違います。自分が痩せた時にどのようなメリットがあるか、イメージトレーニングしてみましょう。
健康になり異性からもっとモテるなど、よいことをたくさん思い浮かべると、ストレスは軽減するかもしれません。
継続を心がける
短期的に結果を出そうとすると失敗しやすいダイエット。そのため極端に急に食べない、3キロマラソンするなど、自分に負担をかけすぎてしまうことが失敗の原因。
ダイエットは少しでもいいのでコツコツ続けることが成功の秘訣です。痩せたいのに食べてしまう人は、食事内容を置き換えてみるなど、無理なく継続できる方法を考えてみませんか。
ダイエット日記などアプリで管理すると、どれだけ痩せたか努力が見えやすくなります。
停滞期の準備をする
痩せたいのに食べてしまったり、運動をお休みしたり、ダイエット中は計画通りにいかないことはよくあります。そんな時に襲ってくるのが停滞期。
今まで順調に減量していた人も、ある日を境に結果が伸びない時期があります。それは人間の体が危険を避けるために、これ以上痩せないよう防御しているためともいわれていますが、停滞期は誰にでも訪れる可能性がありますので、事前に心の準備をしておきましょう。
停滞期は諦める時ではなく、今まで以上に自分と向き合う時間。無理に痩せることよりも、現状維持に意識を向けてください。
まとめ
痩せたいのに食べてしまう人は、心理的に自分に甘いことがまず考えられますが、意志の強さだけでなく辛いことを続けるには、自分に合ったダイエット方法やモチベーションの見つけ方も忘れてはいけないポイントです。
どこまで自分と向き合えるか、他人から褒められるよりも自分が納得できるダイエットを始めてみましょう。
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