昔好きだった人を思い出す心理は、とても気になりませんか。現在の自分は恋愛中で幸せなはずなのに、なぜか忘れられない昔好きだった人。
未練が残っているのか、それとも自分の本心を見つめ直すチャンスなのでしょうか。そこで今回は、昔好きだった人を思い出す深層心理について、詳しくご解説していきますね。夢に見てしまうほどだと、いつも頭から離れなくなるでしょう。
昔好きだった人を思い出す心理について
初恋の相手、初めて付き合った人など。昔好きだった人のことは、一生忘れないものかもしれません。記憶のどこかに必ず残っていますが、頻繁に思い出すのは次の心理背景が考えられます。
よい印象しかない
よい思い出は、何度思い返しても楽しく気分が高まりますが、悪い記憶はできれば封印しておきたいですよね。昔好きだった人はたとえ失恋相手でも、鮮やかな背景と優しい笑顔で、思い出すとキュンとなります。
会話中の二人、ふざけ合った日のことなど、思い出すのは全てよい印象を与えるものです。そのため自然と幸せになりたい気持ちになり、昔の恋愛を考えてしまう場合があります。ふわっとした切ない思い出は、懐かしさでいっぱいになります。
現実逃避したいから
今恋人がいるのに、昔好きだった人を思い出す心理が働く場合がよくあります。それは現実逃避したい深層心理と関係しているでしょう。
たとえば今付き合っている恋人。料理があまり上手でないので、昔の恋人の美味しい手料理を思い出す瞬間もあります。性格の違いや服装のセンスなど、昔好きだった人のほうがなぜかよく見えてしまうもの。
現実逃避したくなると、空想の世界に浸って気分転換したくなりますよね。昔好きだった人を思い出す間、ネガティブな現実から逃げているのです。
罪悪感がある
よい思い出はいつまでも記憶の中に残りますが、自分のせいで他人を傷つけた悲しい思い出は、封印しても些細な瞬間に思い出してしまいます。
たとえば自分の浮気が原因で、彼女と別れた人。辛い思いをさせたことを今でも悔やみ、罪悪感がずっと心のどこかに残っています。
幸せになってほしいと願いながらも、もう一度やり直したいと思う気持ちも隠されているはず。あの時こうしておけば…と後悔しても、現実を変えることはもうできないのです。
刺激的な思い出だから
昔の恋はとてもインパクトが強いため、自然と思い出したくなりますよね。恋愛映画を観た時に自分と主役を重ねて、昔を思い出すような瞬間です。
とくに忘れられないのは初恋の相手。恋が実らなくても、必死に相手の気を引こうとして頑張った自分の気持ちを思い出します。
初めてのことはインパクトが強いので、昔好きだった人を思い出す心理は、特別な気持ちの相手である可能性が高いのです。
人生を左右する人だったから
とても好きだった人、毎日デートするほど一緒にいた恋人など。自分の生活や人生の一部になっていた昔好きだった人を思い出すのは、心理的にもなかなか消し去れないでしょう。
たとえば結婚まで考えた恋人の存在。将来はこの人以外いないと決意したにもかかわらず、失敗してしまった体験。思い出すと切なく、離れていても相手のことが心配になるはずです。
しかし辛い恋愛体験は自分を成長させる機会を与えてくれるので、昔好きだった人を思い出す時は、そのたびに得るものが何かあるでしょう。
まだ感情が残っている
昔好きだった人を思い出す心理背景として考えられるのは、未だに気持ちが残っているためです。たとえば子供の頃に好きだった人気者。
多くの人にとっての憧れの存在で、話すたびにドキドキしていた思い出がある場合も。子供時代の思い出のはずが、とても心に大きな刺激を残し、大人になってもその時の気持ちを引きずっています。
別れた恋人も同様に決心がついたはずなのに、どこかで後悔の念のようなものを持っているのでしょう。別れた時の自分の気持ちを思い出し「あの時、こんな気持ちだったな…」と、ふと切なく考えています。
夢のパターンと異なる意味について
初恋の相手を夢に見たり、昔の恋人と親密にしている自分を夢に見たりする日がたまにありますよね。そんな時に気になるのは、まだ未練があるのかということではないでしょうか。では夢の内容ごとに異なる意味や、その心理についてご説明しましょう。
キスする夢
昔好きだった人とキスする夢は、あまりよい意味は持っていませんので、警告のつもりで受け止めると安心です。キスはよほど好きな人でないとできないこと。
夢は深層心理を表すもので、今求めていることが夢になる場合があります。たとえば現在愛情不足の人、恋人の愛情に疑問を感じる人など。
不安定な恋愛環境があると、昔好きだった人とキスする夢となり、今の煩わしい恋愛から逃げているのです。昔の恋は美化されていますので、夢の中で癒されたいのかもしれません。
振られる夢
はっと目覚めて気分がとても悪くなる夢ですが、とてもよい意味があり吉夢のひとつと考えられます。今自信をなくしている人や、新しい恋愛に奥手になっている人は振られる夢を見る傾向があり、現在の恋が昔のようなダメになる不安があります。
一見守りに入ったように見える夢ですが、恋愛運がこれから上昇する可能性がありますので、チャンスを逃がさないこと。勇気を出して好きな人に近づけば、素敵な恋がスタートします。
好きな人が消えてしまう夢
泣きながら夢を見てしまうほど悲しい内容ですが、なぜこんな夢を見たのかと不安になりますよね。昔好きだった人が消えてしまう夢は、内容とは反してとてもよい意味があります。
たとえばいつまでも未練を引きずっている人は、過去の気持ちを振り切り前進する心の準備ができたサインです。家族や友人も同様に、大切な人が消えてしまう夢はそれだけ相手のことを思っている証拠。希望を持って将来を考えようという、前向きな意味があります。
手をつなぐ夢
昔好きだった人と、夢の中で手をつないで幸せな気持ちになっているのは、あまりよい意味がなく凶夢と考えられます。夢の中ではとても楽しい二人。
実際はそうなってほしいと、相手に願っている深層心理が関係しています。昔の恋人と再会してよりが戻せたら…と、期待している場合もあるでしょう。
願望が夢に表れているだけなので、現実化することはほとんどありません。しかし手をつないで幸福な気分に浸る夢は、過去に愛情や信頼関係があったということ。
またチャンスがあれば、新しい恋をして同じ想いができるという知らせですね。
好きだった人から告白される夢
昔の恋は、とても鮮明に記憶の中に残っている人もいるでしょう。好きな相手の仕草や話し方、態度などを昨日のことのように覚えている場合もあるかもしれません。
失恋した相手のはずなのに、夢の中で告白されるケースがあります。このような夢は、まだ相手に未練が残っている意味があるでしょう。
昔の記憶は美化されて残っていますので、告白される夢を見ると「もし再会したら、きっと上手くいく」と自信を持つもの。しかし夢の中で告白されるのは、美しい思い出というだけの存在で、可能性を知らせるものではありません。
まとめ
昔好きだった人を思い出す時はたまにありますが、自分の現在を考えて心の中をじっくりと探ってみるのも大切かもしれません。過去に戻るよりも、未来に向かって前進するのが大切です。
よい思い出と悪い思い出、どちらも自分がさらに愛される人間になるために、そっとメッセージを送ってくれているのかもしれません。
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