写真嫌いになる心理については、なんとなく理解できる部分がありませんか。いきなりカメラを向けられた時にたじろいでしまい、作り笑顔で写ることがあります。
鏡で見るとかなり素敵なのに、写真だと上手く写っていないケースも。そんな現象が嫌いで、つい写真離れになる人もいるでしょう。
写真はなくてもよいと思うのは、苦手意識があるためなのです。異常なほどに写真を嫌う人にはあらゆる意味が隠され、心理的に避ける理由があります。
そこで早速ですが写真嫌いの心理を知り、苦手を克服するための方法についてご紹介しましょう。
写真嫌いになるのはなぜ?
写真嫌いになる理由はなぜでしょうか。モデルのようなカッコいい写真ばかりなら、きっと抵抗はないはず。写真が嫌いになるきっかけは、色々とあるようです。
いつも端っこになるから
学校の修学旅行や入学式など、集合写真を撮影する時に、なぜか端になってしまう人がいませんか。
真ん中で元気よく写りたいのに、いつの間にか隙間に人が割り込んで、自分が端に追いやられている時があります。
場合によっては自分よりも体が大きな人が目の前に立ち、集合写真で自分の姿が発見できないという場合もあるでしょう。
こんなことが続くと写真を撮られる意味がなくなり、自然とカメラが嫌いになってしまいますよね。
変な表情の瞬間が多いから
シャッターを押す瞬間に、なぜかよい表情になれない人も。口が中途半端に開いたまま、目を閉じている、髪の毛が顔にかかるなど。
せっかく表情を整えても、瞬間的に何が起こるかわかりません。いつも変わった顔の写真ばかりになると、がっかりしますよね。
好きな人に写真をちょうだいと言われても、素敵なものがなかなか見つからなくなるのです。
カメラやスマホのカメラ機能は、近年かなりアップグレードされていますが、シャッターチャンスを狙うのは難しい時がありますよね。
実物よりも悪く見えるから
写真写りが悪い人は、写真嫌いの心理になるのは仕方がないでしょう。実物はカッコいいのに、写真を撮ると悪く見えてしまうタイプだと、プロフィール写真でも損をする可能性があります。
インスタグラムで自撮りをアップしたいけれど、上手く撮れた一枚がない時、結局別の写真でごまかしてしまう時がありませんか。
鏡で見るよりも写真のほうがカッコ悪く見えるのは、気に入った表情ができないためかもしれません。
お気に入りの角度、目の開き方などは、カメラの前では上手く調整できないでしょう。
人に笑われた経験があるから
写真を見せて人に笑われた経験がある人は、トラウマになっています。写真嫌いの心理はよく考えると、嫌いになる出来事が過去にある可能性も。
たとえば学校の集合写真。仕上がりを見て、友人同士でお互いを笑い合うことがありますよね。
変わった表情やおかしなポーズを見て笑いの中心になってしまうと、写真から遠ざかりたくなります。
心理的に嫌がる理由とは?
写真嫌いの心理的な理由について、ご解説していきましょう。なんとなく写真は嫌い、絶対に撮られたくないと頑固になる人には、次のような理由があります。
単純接触効果
完璧な写真が撮れるのは、モデルや芸能人くらいしかいませんよね。最近は写真アプリがあり修正や加工ができるので、自分好みの顔を作れるのはありがたいことです。
そもそも人間は目にする回数が多いものほど、好感を抱く心理「単純接触効果」があります。
さほど可愛らしくない人も、見慣れると愛嬌があるように見える現象。自分の顔を見るのは鏡を見る時だけですから、頻度で考えるとかなり少ないですよね。
でも人によっては鏡を見るのが好きな人、自撮り画像が好きな人などもいるでしょう。自分の顔に見慣れていない人は、写真嫌いになる傾向があるのです。
鏡のような微調整ができない
人間は自分の苦手や弱点を、無理にでもカバーしようとします。写真嫌いの心理は鏡のように、自分が納得できる表情になるまで微調整できないのも原因。
目が細い人が鏡を見た時にぱっちりと大きくしたり、顔がたるんでいる人は角度によってたるみを隠したりしますよね。
このような微調整は、鏡を見ながら誰でもやってしまうこと。カメラを向けられた瞬間はありのままの自分が撮られてしまうので、苦手な部分がそのままなのです。
そのため思っているよりも悪く見えてしまい、写真嫌いになってしまう心理があります。
自分の特徴を知らない
写真嫌いの心理がある人に共通するのは、自分の特徴や個性を明確に理解していない点です。
素敵な笑顔があるのにいつも怒った顔をしている人や、顔の角度を変えると魅力的に見える人など。
自分の強みを知らないために、仕上がった写真に満足できないのです。自分をカッコよく見せるためには、自信がある表情やポーズを知っておくのが大切ですね。
カメラを向けられると、すぐにピースサインをしたり笑顔になったりする人もいます。自分らしさを知っておくと、突然の場面で困ることはないかもしれません。
用心深い
インターネットやSNSなど、あらゆるところで顔写真が流出しています。写真は日常生活を共有するために欠かせないものですが、顔写真も個人情報のひとつ。
写真嫌いの心理は、情報が流出しないように用心しているためです。ネットの世界で自分の顔写真が流出すると、知らないところでどう悪用されるかわかりませんよね。
また他人が自分の顔について、どのような評価をしているかも全く未知の世界です。このような心配を抱えると写真嫌いの心理になり、個人情報をしっかりと守りたくなるのでしょう。
プレッシャーを感じる
「早く早く!」と、慌ててカメラの前に立たされた経験はありませんか。他の人に無理やり腕を引っ張られて写真撮影。
このような経験ばかりが続くと、写真を撮るのは楽しいことでなく、ストレスになってしまいます。
そのため集合写真を撮る時は、自分には関係ないという冷めた態度になってしまうのです。写真嫌いの心理がある人は、基本的に自分の写真を見返すことが少ないはず。
風景や他の人なら安心できますが、つまらない表情をした自分の姿には、どうしても価値を見出せないのです。
いつ写真を撮られても笑顔でいられる方法
写真嫌いの人が、苦手を克服するためのコツをご紹介します。積極的に集合写真に入れるように、今日から工夫してみましょう。
写真の自分に慣れる
苦手な写真も回数をこなして見慣れてくると、ストレスが減っていきます。そのためには、できるだけ写真に撮られるようにすること。
また自撮りで練習するのも方法です。納得のいく表情を作り、シャッターチャンスを体で覚えましょう。そうすればデートで写真を撮った時も、カッコよく仕上がるはず。
自分に合うオシャレをする
鏡の顔は自分の得意な顔になっているので、写真を見ると自然体の自分がわかるようになります。
嫌いな顔のパーツが強調され、微調整ができないのでがっかりしますよね。でも写真の自分が最も本当の姿に近いものですから、長所も短所もまずは受け入れましょう。
そしてカッコよく写真に写るためには、自分の魅力を引き出すようなオシャレをプラスするのもコツ。
たとえば髪を短髪にしたほうが写真ですっきりと見える、白いシャツを着ると顔が明るく見えるなど。
次回写真を撮る機会があったら、顔だけでなくそれ以外のパーツも、少しだけ考えておくとよいですね。
まとめ
写真嫌いの心理は心の中を知り、原因から対処してみましょう。写真写りが悪いと思っているのは、実は自分だけ。自信を持ってカメラの前に立てば、輝く自分が写真に残るはずです。
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