- 2022-2-17
- 人間心理
- 心理, 自分に合う仕事が分からない
自分に合う仕事が分からない心理に悩みながら、毎日働いている人は多いかもしれません。好きになろうと努力してもスキルが伸びない場合や、苦手なことばかりでやりがいを感じられない時は、根本的に仕事と自分の相性が悪いのだと思いたくなりますよね。
しかし曖昧な気持ちで転職活動を始めても、結果的に同じことの繰り返しになってしまう可能性も。そこで今回は、自分に合う仕事が分からない時の対処方法や、失敗しないためのコツについてご説明していきます。
今の仕事が合わないという心理になる瞬間について
自分にぴったり合う仕事をしている人はとても幸運。実際は迷いながらも仕事を続け、次第に仕事との相性がよくなってくるケースが多いでしょう。
ではどのような時に仕事が合わないと感じるものなのか、よくある理由をご紹介していきますね。
なかなか評価されない
仕事が合わないと思うのは、努力しているつもりなのにきちんと評価されない場合。営業マンが毎月目標達成しているのに上司から褒められない環境などは、仕事自体が合わないのかと疑いたくなります。
始めたばかりの仕事なら、本領発揮するまで時間がかかるのは当然。しかし数年以上働いているのにいつまでも新入社員のような扱いをされるのは、転職を考えるきっかけになるかもしれません。
仕事に行くのが辛い
朝起きて支度をする間、とても憂鬱で気分が暗くなるほど辛いのは、仕事が自分に合っていない可能性があります。無理に好きになろうと思っても、プレッシャーをかけるほど仕事のミスも増えてしまうのです。
またたとえ仕事が多少きつくても、職場の人間関係がよければさほどストレスにはならない場合も。勤務条件、仕事内容、あらゆる点に不満を抱き始めると、仕事が合わないと思い込んでしまうこともあります。
働く目的を失う時
なぜこの仕事を選んだのか、自分が納得できる理由や目的がないと仕事が合わないと感じる原因になります。100%仕事を好きになる必要はありませんが、自分なりの価値観で働く意義を明確にしておかないと仕事に不向きだと感じてしまうのです。
給与がいいからこの会社にいるという理由だけでも、その人にとっての目標になります。ただ毎日だらだらと働く生活はモチベーションがなくなり、仕事に対してネガティブな感情を抱き始めてしまうため、働くことには理由づけが必要なのです。
刺激がなくなった
同じ作業の繰り返しの仕事は次第に刺激をなくし、変化のない毎日が苦痛になってくるものでしょう。何年も勤務していても、工夫しながら労働環境に刺激を見つける人はとてもチャレンジ精神があり、意欲的に学習できる特徴があります。
しかし慣れた環境から離れるのが嫌な人はストレスはあまりないかもしれませんが、逆にマンネリした生活が辛くなることも。刺激をなくした時に、本来やりたい仕事とのギャップを感じる人も多いはずです。
自分に合う仕事だと思えなくなった時は？
この仕事は自分に合わないと一瞬でも感じると、徐々に否定的になり仕事へのやる気も低迷してしまいます。そんな時はなるべく早く気持ちを入れ替えるためにも、次のポイントを意識して考えてみましょう。
誰かに相談する
仕事に合うかどうかは、自分の感覚と他人の評価でギャップが生まれることもあります。完璧主義なら、周りの評価以上にもっと成果を出したいとプレッシャーをかけてしまいますよね。
不安になったら、まず誰かに相談してみましょう。できれば仕事内容を理解しやすい同僚や上司などにアドバイスをしてもらうこと。悩みを打ち明けるだけで気分がすっきりすることもあります。
担当の仕事を変えてもらう
仕事そのものは合わなくても、今いる会社がとても好きという場合。そんな場合は社内で部署移動させてもらうか、担当業務を変えてもらうことも方法です。
その際は自分の経験やスキルをもっと活かしたいことをきちんと説明し、会社に貢献したいことを理解してもらってください。社員研修などの教育プログラムがある企業なら、スキルアップをサポートしてくれるかもしれません。
休暇をとる
自分に合う仕事が分からない時は、あらゆる悩みや不安が重なっていると考えられますので、いったん仕事から離れてみることも方法です。残業が続き、休めないほど忙しい労働環境だと、将来の自分がどうなっているか考える余裕もないはず。
仕事が一段落した時に連休や長期休暇をとり、プライベートを充実させ気分転換してみてくださいね。とくに精神的な疲労はネガティブ思考につながりやすいため、心身共に余裕を持てるようになってみましょう。
自分に合う仕事が分からない時の見つけ方
「仕事が合わない」という理由は転職を考えるきっかけのひとつになりますが、感覚的なことだけで仕事を変えるのはあまりよくないかもしれません。
きちんとやりたいことを考え、働く意義が見つけられるかどうか。自分に合う仕事が分からず不安になってしまった時は、次の方法でぴったり合う仕事を探してみましょう。
得意なことが活かせるか
自分に合う仕事が分からない時は、自分の得意なことを考えてみてください。興味があるだけではなかなか満足できない仕事。毎日続けることなので、自分に有利であるものは相性が合いやすい可能性があります。
たとえば人付き合いが苦手な人が営業職をやるのは大変ですが、一人で黙々とデータ入力する仕事なら快適かもしれません。得意なこととは続けても苦にならず、大変でもやり終えた時に達成感を感じられること。
学生時代に他人から褒められたことなどを思い出して、自分の素質を活かせる職業を選んでください。
人から感謝されること
得意なことが分からない人は世の中に意外と多く存在します。自分のスキルや魅力があるのに自覚していないのはもったいないこと。そんな時は、人からよく感謝されることを思い出してください。
テキパキとなんでもこなしてくれる、他人のフォローが上手など、それとなく感謝されることがあるでしょう。そんなポイントを自覚すると、自分のよさが活かせる仕事も見つけやすくなります。
大切にしていることは何か？
毎日オフィスで過ごす時間は、人生を構築するメイン要素にもなりますので、仕事が自分の生き方を反映するようなつもりで選ぶことも方法です。
その場合は一番大切にしていることを考え、お金かやりがいか、それともプライベートを重視したいのか、優先順位を決めてみましょう。嫌いな仕事でも給与が高いから納得できるというケースもありますし、逆に働きがいを感じることをやりたい人もいます。
自分が一番大切にしていることが満たされる働き方や仕事選びは、人生を充実させる原動力になるでしょう。
希望の勤務条件を考える
自分に合う仕事が分からない時は、漠然としたことを考えてもピンとこない場合もあるでしょう。現実的に仕事を考える場合、勤務条件は自分の希望が満たされているほど満足感を得やすくなります。
その場合に意識したいことは、100%思い通りになる仕事や会社はないということ。多少の我慢や妥協が必要になりますので、どこまで譲れるか気持ちを整理しておきましょう。
まとめ
自分に合う仕事が分からない時は、転職エージェントの適職診断を受けることも参考になると思いますので、自己分析をして興味のある仕事とマッチングさせてくださいね。
転職は自分に合う仕事が分からない人でも可能なので、どんな目的や働き方をしたいのか、はっきりしていることだけでもリストにしておきましょう。
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