- 2019-1-11
- 人間心理
魔が差す心理はどのような人にも経験があるものですが、場合によっては取り返しのつかない大きな失敗につながることもあります。
誰にでも起こり得る、魔が差す瞬間。一時の油断や邪念により、正しい判断ができない時は考えものですよね。
私たちは普段の生活の中で、理性や冷静な判断力を元にして行動を起こしています。しかし何かの拍子で普段ならやらないようなことをし、感情が炸裂することも。
とても注意したい魔が差す心理ですが、正しく理解してこれからの人間関係にも上手に活かしていくことが必要です。
それでは早速ですが、魔が差す心理とは何か、意味を考えてスムーズな人間関係を維持するコツを見ていきましょう。
魔が差すのはこんな時
性別や年齢に関係なく、魔が差してしまう瞬間があります。注意していても起こりがちなこのような場面ですが、一度は体験したことがありませんか。
意識レベルが下がっている時
魔が差す心理は、意識のレベルが低くなっている場合に起こりがちだといわれています。意識を集中させて仕事をしている間はミスを回避できますが、意識レベルが低くなると普段はやらない初歩的なミスをすることがありますよね。
そこで怖いのは、意識レベルが下がっている時を自覚できないことです。無意識にやってしまう行動こそ、後で考えると失敗の始まりになってしまうのです。
酔っている時
酔っている時は思考力が低下しているので、普段とは違う自分が存在しています。そのような時に大切な場面を迎えると、本来下すべき判断ができずに「あの時は酔っていたから…」と後で言い訳をすることもあるでしょう。
また、男性の場合によくある浮気。お酒を飲んで酔っていたからというのは、酔うほどお酒を飲むこと自体がすでに魔が差した瞬間なのでしょう。
とても典型的な場面ですが、お酒を飲んだ時の行動は自制心がつかなくなるリスクを知っておかなければなりません。
ストレスが溜まっている時
ストレスが溜まりイライラしている時は冷静な判断が下せず、つい周囲の人に当たってしまうことがありますよね。
感情の抑制ができないため、大切にしている人に向かって意地悪なことを言ったり本音とは違う行動を起こしたりしてしまう場合も。
ストレスだらけになると常に魔が差す心理が働き、周囲にも迷惑になってしまいます。自分の心の中を人にアピールする際には、一旦フィルターにかけて判断しなければなりません。
ストレートな発言や相手に対する思いやりが欠けてしまうのは、魔が差す瞬間だといえるのでしょう。
理性が働かない時
理性というのは人間に元から備わっている機能で、善と悪と判断する時などに使われます。魔が差す心理はこの理性が働かない時で、ひとつのことに集中している間に別のことをしようとすると失敗する場合がありますよね。
理性を維持するためには、その瞬間に集中することが大切です。たとえば通話中にすぐそばの人に話しかけられても、集中できずに適当な返答をしてしまうでしょう。
また恋人のいる男性が素敵な女性を見て、悪いことだとわかっていながら近づきたくなるのも同様です。
目の前の女性に集中してしまうため、他のことが頭に入らない状態なのです。
男性が注意すべき魔が差す心理
魔が差したから…と言い訳をした経験は、今までにありませんでしたか。決してよい印象を受けるものではありませんが、誰にでも起こり得ることなのです。
とくに男性は、女性よりも魔が差しやすい傾向にあるもの。次のような場面では、注意しなければなりません。
彼女と喧嘩した時
彼女と上手くいかず、いつも会うたびに喧嘩。あまり好きじゃなくなった彼女に嫌気がさした時は、とくに要注意したい瞬間です。
倦怠期を迎えたカップルにありがちな魔が差す心理は、刺激を求めてつい失敗をする要因です。
喧嘩した直後などの気分転換に、別の女性と食事をしたりすることもあるでしょう。異性関係で上手くいかなくなると、寂しさや不安を埋めるために他の人に走ってしまうものです。
魔が差す心理はこのような場面で働き、取り返しがつかなくこともあります。
好みのタイプが近くにいる時
男性の持つ本能は、時には制御不能になる場合があります。ミニスカートで脚を組んで座る女性をつい見てしまう瞬間などでは、無意識に興味を持ってしまうでしょう。
たとえば好みのタイプから誘われた時。自分には恋人がいるにも関わらず、このチャンスを逃したくないとその場の流れに身を任せてしまうことがあります。
男性は見た目で女性を判断する場合が多いので、魔が差す心理が働く場面が多いかもしれません。
仕事で上手くいっている時
仕事で評価され自分はできると自信を持っている時は、些細な瞬間に注意力をなくして失敗することがあります。
自意識過剰になると集中力がなくなり、守りの姿勢を忘れてしまうのです。最高レベルに達すると、後は下降線を辿るだけ。
魔が差す心理を忘れずに、上手くいっている時期を上手に維持する心がけが大切だといえますね。
仕事だけでなくモテ期も同様に、調子に乗っている間は余裕があるため失敗しやすくなっています。
たまにはいいか…という軽いノリ
魔が差す心理は、たまにはいいか…という軽いノリの場合もあります。たとえばダイエットで体重を減らし続けている人が、いつも頑張っているのでたまにはいいかと食べすぎてしまう場面。
この失敗のためにリバウンドし、ダイエットが成功しないということもあります。魔が差すのは心身共に疲れている場合が多いため、疲労を癒すために自分に甘くなってしまうのでしょう。
本能的な防御機能が、時には失敗につながることがあります。
まとめ
魔が差しやすい人と付き合うには、充分に注意をして気をつけてもらうことが大切です。もし自分が魔が差しやすいタイプなら、失敗しそうな場面は普段よりも意識を集中させることが重要。
人間関係を悪くする場合もありますので、ストレスを感じる時は失敗を避けるために一人の時間を持つこともよいでしょう。
人間関係が上手くいくと、無理をしなくても相手の立場を考え失敗を避けることができます。
魔が差す心理を抑制しながら、仕事や恋愛などでも自分の魅力を活かせるようになるはずです。失敗から学ぶことを大切にして、これからの生活を考えてみましょう。
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