束縛や嫉妬深くなる独占欲の心理は、一途さが伝わってきますよね。好きな人や身近な存在から独占されるのは、嬉しさが募ります。
しかし、自分だけのものでいて欲しいと願う独占欲の心理に、気が重く感じる人もいるでしょう。好きなものを独り占めしたい気持ちは理解できても、自分が対象になるのは困惑することも。今回は、独占欲の心理と上手く付き合うコツをお伝えしていきましょう。
言葉で安心させよう
独占欲の心理は、不安な気持ちから生まれます。相手の気持ちが離れてしまうのではないかと、相手の心と行動を考えるとネガティブ思考に悩むことも。
自分よりも魅力的な人に奪われてしまうのではと不安が消えずに、いつも一緒に居ないと安心できないのです。そのため、周囲にも過敏に反応してしまうのでしょう。
独占欲の心理が強い人が、会えなくて寂しそうにしている時は言葉を掛けると喜ばれます。こちらから電話をしたりメッセージを送ったりするだけで、心が満たされる場合も。
何も伝えなくても態度でわかってもらいたいですが、相手から反応が欲しくなるものです。不安になっている独占欲の心理に、目を見て優しく今の気持ちを言葉にして伝えましょう。
趣味を一緒に極めていこう
自分だけを見て欲しくなる独占欲の心理には、気持ちに余裕が持てずに一つのことに集中する癖があります。好きな人や、興味があるものだけを集中的に思い続ける不器用なところがあるのでしょう。
独占欲の心理を解消させるには、自分以外の興味を他に持たせることがポイント。お互いが競い合えるゲームやスポーツなど、個々でも打ち込めるものを探しましょう。
個別で出来るものを選ぶと、執着心が薄れて独占欲も減少へ。楽しいことに取り組める喜びが、お互いの自立心を高めるのです。
3人以上で行動しよう
一対一の関係では、独占欲の心理が芽生え、自分の思う通りにさせたい心理が働く人も。複数で行動すると、誰からも好かれたいと言う気持ちが強くなります。複数に意識が向く状態なので、独占欲が沸かない状況が続くでしょう。
個別で対応するのではなく、他のメンバーも一緒にいる状態を多く作ります。いろいろな考え方に触れると、自分の価値観に変化が表れることも。多くの人と仲良くなる機会は、大切な時間です。感情に流されずに、冷静な判断が出来るでしょう。
自信を持たせることが大切
尽くすことで満たされる独占欲の心理。大切な人のために自分を犠牲にすると、生き甲斐を感じる人がいます。この気持ちには、孤独感や自信のなさが隠されているでしょう。
独占欲の心理は、心の弱さの表れなのです。心の弱さを素直に見せられる人と、見せられない人がいますよね。臆病だから自分の届く範囲に居て欲しいと強く求めてしまうもの。
自信を持たせてあげたい時は、相手の良さを褒めて感謝をします。褒められると心にも余裕が出てくるようになって自信がつき、自分自身のために考えられる時間も増えてくるでしょう。
何でも言える関係が一番
一方的な意見をぶつける独占欲の心理は、相手の優しさに甘えてしまうところがあります。感情的な独占欲によって、相手は何も言えなくなっている場合も。
これでは、不平等な関係に慣れていくだけです。受け入れることだけが、相手のためではないと気付くことが大切になるでしょう。
独占欲の心理によって、お互いが歪んだ感情に慣れていくのは正しい愛情表現ではありません。思いやりを持って接すると、気持ちが読めるもの。黙っているだけでは伝わらないこともありますので、お互いに意見を言い合える関係になれる努力が求められます。
境界線はしっかりと
独占欲の心理は、エスカレートすると窮屈に感じてしまいます。相手の独占欲から逃れたくて、疲れてしまったという人も。自分のプライベートがなくなるような気がして、積み重なっていくとストレスを感じるでしょう。
境界線を引きたくても、傷つけてしまいそうで言い出しにくいですよね。しかし、気を使ってばかりでは、良い関係とは言えないのです。
独占欲の心理は、素直に喜んでもらえる顔が見たいだけでもあり、相手の嫌がることはしたくない思いが隠されていたりします。
お互いの関係が窮屈になる前に、大切な存在だけどこれ以上はダメと、境界線を告げましょう。傷つけないためには、告げた後も笑顔で普通に接することを心掛けます。境界線は引いても、相手との壁を作らないのが上手く付き合うコツです。
まとめ
独占欲の心理は自分で気付くことが難しく、周囲を巻き込んでしまうので克服するまでには時間も必要。家族や友人といった身近な存在の束縛や嫉妬深い人がいる時は、相手の心の中を覗いてあげましょう。
本当の心の奥の気持ちに気付いて欲しくて、こちらにSOSの合図をしているかもしれませんよね。心の中の声は、相手の言葉の中や行動に散りばめられています。
パーツを集めて読み取ること大変ですが、友人や恋人に好きだという気持ちを、こちらからも心を込めて表現しましょう。束縛することだけが、幸せや愛情表現ではないことに気付かせてあげたいですね。
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