会話が面倒くさいと思うのは、心理的な要因が関係しているかもしれません。自分の思いをきちんと整理しないと、会話の相手に迷惑をかけることもあるため、とくにやりとりする頻度が高い恋人の場合は慎重に対処したい瞬間です。
それでは会話が面倒くさい心理的な理由や、恋愛関係で起こる原因についてご解説していきましょう。
会話が面倒くさい心理背景にある理由
人との会話が面倒くさいと感じた経験は誰でもあるかもしれませんが、それは一時的なことで、しばらくすると自然に解消されている場合が多いですよね。そんな時の心理的な理由として考えられることをポイントごとにご解説しましょう。
相手を苦手に感じているため
会話が面倒くさいと思う心理的な理由には、会話の相手に問題を感じている場合があります。会話自体は好きなのですが、相手が苦手な場合。いつもネガティブなことを言ってくる人や、上司のように立場が上で気を遣う相手もいますよね。
またはライバル意識が強い友人など、話すことで気分が悪くなるような相手には、会話が面倒くさい心理が働きます。付き合い上会話を避けられない場合もあり、そのようなプレッシャーがかかる環境がとても苦手。とくに職場には、面倒くさいと感じる人が多く存在するかもしれません。
ストレスが溜まっている
心理的な不安や精神的な疲れが溜まっていると、会話中のデータ処理が追いつかず、相手のコメントに上手く反応できなかったり、話題を見つけられなかったりすることがあります。
ストレスが溜まっていると会話が面倒くさい心理が働き、会話を処理する能力が低下していることを無意識に感じているはず。たとえば仕事のストレスのために恋人と会話するのが負担になるなど、直接的ではないところでも、ストレスがコミュニケーション能力に影響を与える場合があります。
苦手意識があるため
コミュニケーションの好き嫌いは個人の性格も関係していますので、内向型の人は外向型の人よりも他人と会話するのが負担になっているでしょう。自分から話しかけることはなく、常に誰かに話しかけられるのを待っている状態。
その間にも不安が募り、実際にコミュニケーションをとる段階になると、あまり自己主張ができず相手のペースに乗せられ疲れてしまうのです。コミュニケーションに苦手意識がある人は控えめな性格なので、言葉を発する時もとても慎重。気を遣いながら他人と接する空間自体がとても嫌なのでしょう。
人の視線を気にしているから
会話が面倒くさい心理は、他人の視線や評価を気にしすぎるためで、知らない間に心が疲れてしまうから。「こんなことを言ったら相手が怒るかもしれない…」というような不安をいつも抱えているタイプです。
教養がある人に見られたいからと難しい言葉を使うなど、自分の本来のよさがアピールできないため、会話が面倒くさくなってしまうのです。人の視線を気にするタイプは、結果的に会話の内容に集中できないので、話が盛り上がることは少ないかもしれません。
コミュニケーションを重要だと思っていない
他人とのコミュニケーションは、人間関係を構築するためにとても大事なことですが、会話が面倒くさい心理になる人は、さほどコミュニケーションを重要だと思っていないことが関係しています。
会話しただけで相手と仲良くなることはないと思い、お互いを知る努力はあまりしないでしょう。逆に会話しなくても相手の態度で人間性がわかる自信がある人や、興味のない人とは一切会話しない人など、自分の都合で会話の重要性を判断していることがあります。
話すことがないから
「あの人と話すのは嫌だな…」と感じた瞬間はありませんか。会話が面倒くさいと感じる心理は、話す内容がないため。共通点がない人や静かな人でリアクションが少ないタイプなどは、自分が会話をリードしなければいけないのでとても疲れます。
逆に相手がペラペラと話し続けてくれるほうが、会話が面倒な人にとっては好都合。ただ聞いているだけでいい相手とは苦にならず、自分から話しかける場合もあるかもしれません。
恋人との会話がつまらない原因
会話が面倒くさいと感じる相手は友人や同僚など、さまざまかもしれませんが、彼女に対してそんなネガティブな気持ちを抱くことはできれば避けたいですよね。気持ちの整理をするためにも、恋人と会話がつまらなく感じる要因についてご説明しましょう。
話題が偏っている
付き合っていると、次第に相手のライフスタイルや価値観、性格などがわかってくるため、コミュニケーションのスタイルにも影響することがあります。日常的な会話はそのひとつ。
毎回彼氏の趣味の話や職場の出来事だけでは、彼女がうんざりすることもあるでしょう。そんなムードをお互いに感じてしまうと、偏った話題の会話が面倒くさくなってしまうのは当然。同じことの繰り返しで、メッセージのやりとりも同じ内容で刺激がなくなっているのです。
盛り上げようと意識していない
恋人との会話が面倒くさいと感じるのは、自分をよく見せようと努力しなくなるためで、会話が盛り上がらなくても大丈夫なのです。そのため沈黙が苦手な人だと、たとえ自分をよく理解してくれる恋人との会話でも、なんとなく負担になってしまうこともあるでしょう。
「今日寒いね」「そうだね」と数回のやりとりで終わってしまう会話。知り合ったばかりの時なら、会話のネタを準備してデートに行くほど気合いが入っていたかもしれませんが、付き合ってからはさほど意識しなくなってしまうのです。
相手の話を否定する
慣れた関係だと、思っていることをストレートに言ってしまう場合もありますので、ネガティブな言葉で相手の会話に反応することもあります。「今日は寒いね」「そんなことないよ」と否定から入ると会話自体がとてもつまらなくなり、次第に口数も減ってしまいます。
ネガティブ思考の恋人なら尚更そんな姿勢が目立ち、否定的な会話が面倒くさくなり、自分から話し始めることがなくなります。一方通行になり、大切な用件の連絡すらしないこともあるでしょう。
無理して相手に合わせている
恋人との会話が面倒に感じるのは、無理して相手に合わせているため。知り合ったばかりの時期なら相手によい印象を与えたくて、なんでも相手のペースにすることもあるでしょう。
コミュニケーションでも相手が話したいことを優先してあげるので、自分の意見が言えず不完全燃焼に。そんな結果を知っていると、次第に会話を避けたくなることもあるでしょう。
話し好きな彼女の話をひたすら聞いているだけなど、無理が重なるとコミュニケーションの必要性がわからなくなります。
相手に関心がない
会話が面倒に感じるのは、相手に対して気持ちが薄れていることもあり得ますね。好きな人ならどのような話でも楽しく最後まで聞いてあげられますが、気持ちが離れていると相手の言うことに関心がなくなります。
たとえば意見が食い違う人の話を聞きたくない時のように、恋愛感情が揺らいでいる時は、会話自体もストレスになる可能性があります。その場合は、少し距離を置いて関係性を見直してみることもよいでしょう。
まとめ
会話が面倒くさい心理になるのは、誰でも可能性はありますので、他者との距離感が負担にならないよう上手に気持ちをコントロールすることが大切ですね。自分から話題を振らなくても、相手の話を聞いているだけでもコミュニケーションは成立する場合があります。
会話が楽しくなるように、まずは相手の言い分をじっくり聞いてみることもよい方法になるでしょう。
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