絵を買う時の心理状況には、どのような背景があるのでしょうか。コレクターなら絵の存在はなくてはならないものかもしれませんが、アートの専門的な知識がない人や興味がない人でも、突然絵が欲しくなる時があります。
インテリアとして寂しい壁を飾る素敵な絵画。アートはとても奥が深く、楽しみ方もさまざまです。特別な人だけでなく、絵はあらゆる人に人気がありますよね。
では早速ですが、絵を買う時の心理状況や、アートが好きな人の共通点についてご説明します。
絵を買う心理について
風景画や人物画、ポップアートなど、世の中にはさまざまな絵画があります。そもそも絵を買う時は、心理的にどのような背景があるのでしょうか。
投資したい
絵を買う時の心理は、作品の魅力や画家のメッセージに興味を持つこととは違い、株を買うように投資をしたいためです。経済的にとても知識があふれ、いつもお金を稼ぐことに意識を集中させてしまうタイプ。
自分の好みよりも金銭的なメリットを意識しているため、有名画家や人気の作品を買う傾向もあります。
ブランド志向である
絵を買う時の心理はブランド志向が土台にあり、自分の弱みをカバーするために、物質的なもので自分の優越感を誇示したいのです。お金を借りてでもブランド品を買う人がいるように、一種の執着のような思いもあるかもしれません。
絵を買う心理も同じで、名画を保管していることで自分の価値を高めたいのです。絵といっても色々な作品があり、安価なポスターからコレクターが欲しくなる名画までさまざま。
ブランド志向のある人は、誰が見てもすぐにわかるようなトレンド的な絵画を好む傾向にあります。
癒しを求めている
美術館でデートしたがる女性。静かな環境は大人にぴったりですよね。絵画を鑑賞する空間や生活は心のゆとりにつながり、ストレスや不安を解消してくれます。
絵を買う心理も同じく、実は無意識のうちに癒しを求めているのかもしれません。多くの絵を見ると、その中でも自分の周波数とぴったり合うものがあります。
見ていてホッとしたり気分がよくなったりする絵画は、その人に感動を与えてくれるでしょう、
気分転換が必要
絵を飾りたいと突然思う瞬間、自分でも理由がわからないことがありませんか。そんな時の心理状況は気分転換が必要なサインで、絵から得られるメリットを求めているのです。
いつも変わらない生活空間。家具の配置を変えても、なんとなくしっくりこないことがありますよね。そんな時に一枚の絵画があると、急に高級感や癒しの空間が広がるのです。絵を買う時は、無意識に新しいものを求めているといえるでしょう。
創造力が欲しい
絵との出会いにおいて、スピリチュアルなことを感じる人もいるはず。懐かしい気持ちにさせる絵や元気が湧く絵など、鑑賞する人の受け止め方によって、一枚の絵画はあらゆる姿に変わりますよね。
絵から受け取るインスピレーションは、日常で活かせる新しい発想へヒントをもたらします。絵の好みが違うように、創造力も人によって異なるのです。
絵を買う時の心理は、今の自分に足りない創造力をもっと高めたい願望があるため。アートだけでなく恋愛やスポーツなど、あらゆるところで創造力が活用できます。
美しいものが好き
絵を描いたり鑑賞したりするのが好きな人は、美意識が高い特徴があります。持ち物にもこだわりがあり、自分の好みにそぐわないものはすぐに嫌になってしまうでしょう。
自分の感性は恋愛など、人間関係にも共通する部分があり、こだわりを理解してくれる人や満たしてくれる人との相性がとてもよくなります。
美しいものが好きな人は、自然と幸福を感じやすくなり、周囲にも優しいオーラを放ってくれるでしょう。しかし感覚が共有できない人には、自分から近づくことはありません。
ステータスにしたい
絵を買う心理は自分のステータスにしたいためで、アートが好きな素敵な人間になりたい願望があります。アートの世界は無理をして好きになるものではありませんので、絵を買うのもきっかけがないとできないこと。
自分の居場所や価値観を周囲にアピールしたい人は、ワンランク上のステータスを好み、自分は一般人ではないと思いたいのでしょう。
アートに興味を持つ人の特徴とは?
美術館が大好きな人は鑑賞するだけでなく、自分でも絵を描きたくなる衝動があります。食べ歩きをしながら、料理の腕を磨くようなこと。
アートに興味を持つ人と、全く興味がない人では話題の共通性もなく、付き合うのは大変かもしれません。では上手く人間関係を続けるためにも、アート好きの特徴や共通点について理解しておきましょう。
個性的
アートが好きな人はとても個性的で、他人と同じものを嫌がります。ファッションも自分だけのお気に入りにこだわるため、流行を一切意識しない意思の強さが特徴。
個性を大切にする人は、時には周囲に受け入れてもらえないこともあるのですが、決して妥協せず、他人の好みに合わせることはないでしょう。
また外見だけでなく、個性的な人はユニークな発想をするのも特徴。サプライズが好きで型にはまったことが嫌いなため、相手をドキドキさせてくれることもあります。
センスに自信がある
美術館巡りが好きな人や、自宅にも絵を飾っている人は、自分のセンスに自信があるでしょう。選ぶ絵画も他人にはよくわからない抽象的なものや、自分の好きな色にこだわった作品が多い傾向も。
アートに触れていると自然とセンスが磨かれ、他人とは違った魅力がアピールできます。自分のセンスを押しつけてしまうこともあるので、他人の好みもリスペクトしてあげるとよいかもしれません。
自分のセンスを否定する人は一切話が合いませんので、頑固なところも特徴といえるでしょう。
不思議なところがある
アートに興味がある人は自分だけの世界がありますので、他人と距離を置いていることもよくあります。周囲で盛り上がっている会話に乗ってこないと思ったら、いきなり違う話題を始めるタイプ。
少しミステリアスなところがあるので、異性にとっては気になる存在かもしれません。アートは感覚的なもので、理由がなくてもなんとなく魅了されるものがあります。アート好きも同じで、何がよいのかわからないけれど、もっと知りたくなる人なのです。
おしゃれ
アート系が好きな人は、共通してとてもおしゃれです。服装にこだわり、他の人ができないセンスやコーディネートで、仲間の見本になっているでしょう。
美しいものや価値のあるものに心を動かされると、自分も自然とおしゃれに傾倒したくなるでしょう。忙しくてもきちんと服装を選び、身だしなみを整えるタイプ。
部屋もきちんと整理整頓され、ほとんど隙がありません。おしゃれに興味があり好奇心旺盛で、あらゆる自分を演出できることも魅力です。
こんなタイプが恋人になると、おしゃれに関して注意されたりコメントされたりすることが多くなるかもしれません。
クリエイティブなことが好き
アートに興味がある人はとても創造力が豊かで、何かを作ることが大好き。絵を描いたり工作物を作ったりする、DIYをするなど、自分のアイデアを現実化しています。
自己満足の世界ともいえますが、誰も思いつかない発想は周囲によい刺激を与えることもあり、とても影響力のある存在に。ひとつの物ごとを違う角度から見るので、仕事も効率よく手順を変えることもあり、周りを驚かせているでしょう。
まとめ
絵を買う心理は、現実とは違う世界を覗きたいのかもしれません。アートの世界はメリットばかりで、自分の感性をさらにグレードアップしたい時には、とてもよいアイデアを提供してくれるはずです。
心の隙間を感じた時は、絵を鑑賞してみましょう。いつも生活空間に置いておきたくなる好みの作風が、ある時、わかる可能性もあるのです。
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