かまってちゃんには、いろいろなタイプがあり、接していくのが大変です。性別に関係なく、かまってちゃんの心理は単純なようで複雑なところも。慣れてくれば対処がわかり上手くかわすことが出来るのですが、かまってちゃんだと気付かずに接していると大きなストレスになるでしょう。
心理を読み解くと悪気がないのはわかっていても、振り回されずに対応したいですね。それでは、どのような対応をしていけばいいのかをお伝えしていきましょう。
自己アピールで注目されたい
周囲に一生懸命アピールする、かまってちゃんの心理は、自分に注目して欲しいという気持ちが込められています。自慢話に聞こえてしまうことも多く、徐々に周囲が相手にしなくなる状態に。
明るくポジティブ思考なので、決してめげないところがあるでしょう。そのため、かまってちゃんだとわかっても、仕方がないと周囲が折れて接してくれる場合も。
嫌々というよりも、かわいくて憎めないという心理が沸いてくる不思議な魅力を持っています。自己アピールがあまりに多すぎる時は、軽く聞き流していても隣にいてくれるだけで満足するところがあるでしょう。
しかし聞き流してばかりでは、かまってちゃんの怒りが収まらなくなる事態も考えられますので、相槌と話の内容は覚えておくことがポイントです。
マイナス思考で不安を抱えてしまう
自分に対する自信のなさから、自虐的な発言が多いかまってちゃん。心理的にも不安定になりがちで、周囲に心配されることに安堵するところがみられるでしょう。心配してくれる人が自分を救ってくれる存在として、執着心を抱いてしまう場合があります。
優しく接してあげたくなりますが、かまってちゃんに優しい言葉を掛け続けることが苦痛に感じ、逃げ出したくなる人も。
心理的にお互いが辛くなるのは避けたいものです。相手に寄り添い過ぎてしまうと、自分自身を見失いかねません。一人だけではなく複数で対応して、適度な距離感を持って接していくのが理想になるでしょう。
気を引く態度や言葉で困らせる
かまってちゃんの心理には、自分を見てくれることばかりを考えて実行しようとします。そのため、周囲の気持ちを考えずに困らせてしまい、修復できない関係に発展するケースも少なくないのです。
見栄を張ってしまう癖があり、話を盛り過ぎて大きな嘘をついて取り返しがつかなくなることも。あの手この手を使って、かまってもらおうとするのがかまってちゃんの心理。気を引きたいのは理解できても、どこまでが真実で、どこまでが嘘なのかがわからない場合があり、周囲を疑心暗鬼にさせてしまうでしょう。
相手の言葉を疑いながら接していくのは、ストレスになってしまいますよね。周りの反応を見ながら、話や態度をかえていくのがかまってちゃんです。表情が乏しく無反応の相手には、興味が薄れていくもの。相手にしないことで深入りをしない関係を築いていきましょう。
尊敬されたい心の欲求
周りに尊敬されると、気分が良くなり強気に接してしまうことがあります。かまってちゃんの心理は、弱い自分を守ってもらいたいだけでなく、周囲から一目置かれる存在になりたい思いも込められているのです。
強気になってしまうタイプは持ち上げられるほど調子に乗り、大胆な行動を起こす場合も。心が大きくなると、人を見下す態度を取ってしまいます。すごい存在だと思われることで、ねじれた感覚が生まれる場合があるでしょう。
プライドが高い持ち主でもあるため、積極的にかかわるのではなく褒め過ぎないように意識した接し方が望ましいですね。
自覚がないから気付かない
孤独を極端に恐れて、相手の優しさに甘えたくなる、かまってちゃんの心理。大げさな振る舞い方をするので、意図的なのかと疑いたくなります。感情の起伏が激しく、気持ちが抑えられずにいるのです。考えながら行動をしないため、周囲が見ていられないと手を出したくなってしまう場合もあるでしょう。
悪気がなくても寂しさが耐えられない思いが強くなると、急に人恋しくなります。この心理は、自分が自覚すると解決へ近づく可能性も高くなるでしょう。周りの助言によって気が付くきっかけになったとしても、逆効果になる場合もあって実際の判断が難しいところ。
自覚がないからこそ、自分の気持ちを相手にぶつけられるのかもしれません。どちらのタイプか見極められない時は、無理にかまってちゃんだと自覚させるのではなく、自分が関われる範囲で接するのがポイントです。
まとめ
かまってちゃんの心理は、かまって欲しい気持ちを素直に表現しているだけなのに…という思いがあるため、周囲が理解できないところがあります。しかし、相手の思いばかりを受け止めてしまうと、エスカレートしていく可能性が高くなるでしょう。
相手のためにも、どこまでが受け入れられる範囲なのかを決めて接していくと、心の中の線引きが出来るかもしれません。友情や愛情が、同情に変わらないような関係を意識して接していきましょう。
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