デマを流す人の心理的特徴は、なかなか他者には理解されない部分かもしれません。嘘も方便というように、デマを流したほうが自分にメリットになることはありますが、それが習慣になってしまうと信頼関係は築けないですよね。
そこで早速ですが、デマを流す人の心理や、信頼度を見極めるポイントについて徹底解説していきましょう。
デマを流す人の心理について
「あの人、恋人が浮気しているらしいよ」など、全く真実とは異なる話を、さも本当のように拡散する人。心理的な視点で考えられる理由をご説明します。
相手を守っているため
デマを流す人は悪い、と決めつけてしまう場面はよくありますよね。しかし場合によっては、デマを流す人は対象者を庇っていることもあります。
大切な人が窮地に追いやられた時、なんとか助けるためにデマを流してしまう場面。仕事でミスした友人をかばうために「○○さんが本当はやったことだよ」と責任転嫁をして守ってあげています。
自分にとって大切な人、恋人、家族など、犠牲を払ってでも相手が安全であるよう注意を払っているのです。
隠したいことがある
デマを流す人は、心理的に他人に触れてほしくないことがあるため。できるだけ距離を置きたいので、デマを流して他に注意を向けているのです。
このタイプの人はデマを流しているという自覚はなく、本当のことが言えないから仕方ないと自分に言い訳していることも。何か聞いてもごまかし、肝心なことはよほどの状況にならないと告白してきません。
孤独だから
デマを流す人は、心理的に周囲から注目されたい願望があります。噂で人を集めて、自分だけが知っている情報を提供する瞬間。皆が集中してくれる時に自分が中心にいることを実感できます。
その気持ちの背景には孤独であることが関係していますので、寂しさのあまり過剰な態度で周囲を引きつけてしまうのでしょう。デマを流す癖があるのであまり信頼されにくい人なのですが、情報欲しさのために人が頼りにしてくることも。そんな時に自分に魅力があることを感じるのです。
プライドが高い
デマを流す人は、心理的に自分のプライドをくすぐるために嘘をついたり、話を大げさに伝えたりすることがよくあります。他人のデメリット考えず、自分が得するようにデマを流すタイプ。
自分を必要以上によく見せたい願望が強く、そのためなら他人を引きずり下ろしてでも大丈夫なのです。仕事ができる人やモテる人が嫌いで、到底敵わない人を対象にしてデマを流す傾向があります。
評価されたい
自己評価が低い人は自然と周囲に頼ってしまうので、デマを流して自分がすごいと思われたい心理が働きます。結果ばかり意識する人で、そのために努力はしない矛盾があるタイプ。
真面目に何か達成するよりも、ズルして得したいと考えることがよくあります。向上心がないわけではないのですが、モチベーションが違う方向に向かっているのでしょう。
皆に好かれたい
デマを流す人は、心理的に誰からも好かれたい願望がありますので、場合によっては好感度をアップするために真実以外のことを伝えてしまうこともあります。
たとえば友人の前ではとてもよい印象を与えるのに、陰でその人の悪口を言ってしまうこと。よい人に思われがちなのですが、油断すると自分がいつの間にか悪者になっていることもあるので注意が必要です。
八方美人なので、適度な距離を置いて付き合うのが一番無難かもしれません。
仕方なくやっている
デマを流す人は心理的に追い詰められているため、嘘の重ね塗り状態になっているのかもしれません。本当のことが言いたいけれど、正直になるタイミングを失っている状況。どんどん泥沼にはまってしまい、強制的にデマを流しているのです。
このタイプはストレスや不安を抱えているため、かなりエスカレートしたデマを流すこともあり、あり得ない話で周囲は信じてくれません。
思い込みが激しい
デマを流す人は心理的に固定観念が強く、一度信じてしまうと違う方向から物ごとが解釈できません。デマのつもりが次第に真実へと変わってしまい、自分で作った話も信じている場合があります。
デマを流す人は、基本的に罪悪感を抱きたくない思いが強いので、嘘ではなく本当だと自分を騙すことで納得してしまうのです。悪意はなくやっているので、真実と嘘の境目がわからない状態なのでしょう。
デマかどうかを判断する方法
なんとなく疑ってしまう話。相手に「本当なの?」と直接質問したい時、上手に判断する方法がありますので、ぜひ活用してみてください。
何度か確認する
デマを流す人は、自分の嘘がバレないようひやひやしていることも事実。あまり深く質問されると答えられないので、とても話の展開が早くなっています。
そんな時は何度か内容を確認して繰り返してもらいましょう。「○○さんが離婚したっていつのこと?」「○○さんのこと?」など、ポイントを掴んで質問すると嘘がバレたと思い。うろたえてしまうかもしれません。
相手の挙動をチェックする
デマを流す人は頭の回転が速いので、次から次へとさも本当の話のようにネタを振ってきます。相手のペースになると完全に騙されてしまうため、そんな時は相手の挙動をチェック。
汗をかいている、話し方が早い、視線が落ち着かないなど、わかりやすい態度で話をしているはずです。
信頼できない人を見極めるコツ
他人と信頼関係を築くには時間が必要で、はっきりとした判断基準がないと信頼していた人に傷つけられることもあるかもしれません。デマを流す人は、自分中心に物ごとを考えるので注意が必要ですが、どうすれば信頼度がチェックできるか、基準となるポイントをご紹介します。
約束を守らない
デマを流す人の中には、意味があって他人のためにやっている人もいるでしょう。しかし基本的に嘘や間違ったことを拡散するのはリスクがあること。信頼できないタイプを見極める際は、「約束の守り方」を参考にしてください。
些細な約束でもきちんとやり遂げる人はとても誠実。どうせ忘れているだろうと無視する人は信頼できない部分があります。相手によって約束を守ったり破ったりする人は、話の内容からして信用できないですよね。
疑わしい行動が目立つ
虚言癖のようにはっきりわかる態度は信頼しないことが一番。しかし信頼できるかどうかは微妙なラインがあり、まずはチャンスを与えてしまうこともあります。
しかし世の中には常に行動が怪しい人も多く、他人と目を合わせて会話できない人や話がコロコロ変わるなど、直感的に信頼できないタイプがいますよね。
その場合は自分の感じたことを信じて、相手とは距離を置いたほうが安全です。
説得力がある
信頼できる人とは説得力があることで、どんなに突っ込んだ質問をしてもきちんと明確に答えが出せる人です。デマを流す人のように嘘で固めた話は必ずボロが出るもの。
「そんなこと言ったっけ?」とすぐ忘れてしまうこともよくあるでしょう。信頼できる人は説得力があり、他人から理解されやすい存在です。
お互いに誤解を招かないように率直に失礼にならないコミュニケーションを意識しています。
まとめ
接し方が難しいデマを流す人は、心理的な部分を理解すると、行動の意味が見えてくるかもしれません。真実と異なることで自分が得しようとする人は世の中に大勢いますので、おかしいなと思った時は話を鵜呑みにしないこと。状況によっては証拠集めも大切といえますので、周囲にいる信頼できる仲間と話し合って、信じることと信じないことの区別をつけていきたいですね。
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