
自分に言い聞かせる心理になるのは様々な理由があると考えられます。心理を理解できると、現在どのような思いでいるのか状況を把握できるケースもあるでしょう。
では今回は自分に言い聞かせる心理について、詳しくお伝えしていきますので今後の行動に役立ててみてください。
自分に言い聞かせる心理になる理由

「自分に言い聞かせる」という行動は無意識のうちに自分自身の心を守り、コントロールしようとする時に現れる心のセルフケアです。まずはこちらの内容から詳しく見ていきましょう。
心を落ち着かせて安心したい
大きなチャレンジの前や失敗できない場面そして将来への不安に襲われたとき、人は心がプレッシャーで押し潰されそうになります。
こんなとき「大丈夫、準備はしてきた」「怖くない」と自分に言い聞かせることで、不安をなだめ心に平穏を取り戻して安心感を得ようとしているでしょう。
前を向く勇気やモチベーションを出したい
壁にぶつかったときや自分に自信が持てないとき、放置すると「自分なんてダメだ」とネガティブな気持ちに飲み込まれてしまいます。
こうならないために「私なら絶対に乗り越えられる」「焦らなくていい」と肯定的な言葉を言い聞かせて、もう一度立ち上がるためのエネルギーや勇気を自分に注入しているでしょう。
激しい感情があふれ出ないよう感情をコントロールしたい
理不尽なことに直面してイライラしたときや、どうしても寂しくてたまらないとき、感情をこのまま爆発させると人間関係が壊れたり自分が疲れてしまったりします。
「今は怒っても意味がない」「感情的にならないでおこう」と言い聞かせるのは、自分の強い感情を上手にブレーキし、冷静さを保とうとする防衛反応でしょう。
本当は傷ついている自分を守るため納得させて心を軽くだしたい
嫌なことがあったり、望みが叶わなかったりしたときに、「これで良かったんだ」「縁がなかっただけだ」と言い聞かせるパターンです。
これは、傷ついた現実に打ちのめされないよう、自分の都合の良い理由を自分に納得させて、絶望感やショックから心を守ろうとしているでしょう。
目標や理想に向かってブレずに進むため決意や集中力を固めたい
途中で挫折しそうなときや誘惑に負けそうになったときに、「絶対にこれをやり遂げる」「ここが頑張りどころだ」言いきかせる心理です。
自分の進むべきゴールや目的を再確認し、意識をブレさせずに集中力を高めるための「自分との約束」として言い聞かせているでしょう。
自分に言い聞かせる心理になる人の特徴

自分の中で「大丈夫」「気にするな」「自分ならできる」と何度も言い聞かせる傾向がある人には、その背景にある性格や心の使い方に共通した特徴があります。ではこちらの内容を詳しくお伝えしていきましょう。
人一倍責任感が強く一人で抱え込んでしまいがち
「周りに迷惑をかけたくない」「自分の失敗は自分で解決しなければいけない」という強い責任感を持っているタイプです。
人に頼ったり愚痴をこぼしたりするのが苦手なため、壁にぶつかった時も「自分がしっかりしなきゃ」「耐えなきゃ」と自分自身に強く言い聞かせることで、なんとか一人で踏ん張ろうとする健気な特徴があるでしょう。
物事を真面目に考えすぎてしまい不安やプレッシャーを感じやすい
人の気持ちや周りの視線にとても敏感で、小さなことでも「失敗したらどうしよう」「嫌われたらどうしよう」と深く心配してしまう性格です。
ネガティブな想像が広がりやすいため、自身の不安をなんとか打ち消そうとして「大丈夫、何も怖くない」と自分に必死に言い聞かせて心を静めようとするでしょう。
自分の理想が高くいつでも完璧な自分でありたい
「こうあるべき」「弱音を吐く自分はダサい」といった高い理想を自分に課している人です。
感情がブレたり、やる気がなくなったりしそうな自分を許せないため、「ここで諦めちゃダメだ」「私はできるはずだ」と言い聞かせて、常に理想の自分であり続けようと自分自身をコントロールや鼓舞しようとするでしょう。
自分の心を守る防衛本能が人一倍強い
心の中ではガラスのように繊細な部分を持っていて、ショックな出来事や批判に直面したときに深く傷ついてしまう特徴があります。
心が折れてしまうのを防ぐために、「これで良かったんだ」「縁がなかっただけだ」と納得できる理由を自分に言い聞かせることで、傷口が広がる前に心の安全を守ろうとする賢いガード機能を持っています。
過去の苦しい経験を乗り越えてきたからこそ自分を信じようとする意思がある
過去に辛いことや大きな壁を自分の力で乗り越えてきた経験がある人です。「あの時もこうやって乗り越えたんだから、今回も絶対に大丈夫」という自分への信頼があるからこそ、困った時には自分の心に語りかけて、再び前を向くエネルギーを生み出そうとするでしょう。
自分に言い聞かせる心理になる人への接し方

自分の中で「大丈夫」「気にするな」「自分ならできる」と必死に言い聞かせている人は、不安やプレッシャーと一人で戦い、一生懸命に自分の心をコントロールしようとしています。では理想的な接し方について詳しくご説明していきましょう。
「いつも頑張っているね」と努力を認めてあげる
自分に言い聞かせている人は、弱音を吐かずに一人で耐えようとしていることが多いです。
「大丈夫だよ」と声をかけるよりも、「いつも責任感を持って一生懸命頑張っているの、ちゃんと見ているよ」と相手の努力や気持ちに寄り添ってあげましょう。
「自分の頑張りを分かってくれている人がいる」と感じるだけで、張り詰めていた心の緊張がほぐれていきます。
「無理に平気なフリをしなくていいんだよ」と安全な場所を作る
「私は大丈夫」「全然平気!」と自分に言い聞かせているときは、本当は心の中で限界を感じているサインの可能性があります。
「無理して平気なフリをしなくても大丈夫だよ」「辛いときはいつでも話を聞くからね」と優しく伝えてあげましょう。
「弱みを見せても嫌われない・受け止めてもらえる」という安心感を与えることが大切です。
アドバイスや正論を言わず話を最後まで聞いてあげる
自分に言い聞かせるタイプの人は、すでに頭の中で「こうしなければいけない」と葛藤しています。
そこに「もっとこうすればいいのに」「考えすぎだよ」といったアドバイスや正論を重ねると、追い詰められた気持ちになってしまうでしょう。
余計な口出しをせず、「それは辛かったね」「大変だったね」と相手の言葉を素直に受け止めて共感してあげることが一番のサポートになります。
温かい飲み物を差し入れたりして安心感を与える
頭の中で必死に考え込んで自分に言い聞かせているときは、身体にも力が入ってガチガチになっています。
そんな時は言葉でのコミュニケーションだけでなく、「温かいコーヒーを淹れたよ」「ちょっと甘いものでも食べて休憩しよう」と声をかけてみましょう。
温かい飲み物や一口の甘いものは、緊張した心と身体を物理的にリラックスさせ、思考のループから抜け出すきっかけになります。
「私も味方だからね」と伝え一人で抱え込ませないようにサポートする
「自分でなんとかしなきゃ」と抱え込んでいる相手には、「一人で抱え込まなくて大丈夫だよ」「何かあったら私も一緒に考えるからね」と伝えてあげましょう。
「自分一人で戦わなくてもいいんだ」「頼ってもいい存在がいるんだ」と実感できれば、無理に自分に言い聞かせて自分を追い込む必要がなくなっていきます。
自分に言い聞かせる心理は案外わかりやすい!
自分に言い聞かせる心理に対しては、わかりやすいケースもあります。このためあまり考えすぎずに、自分の気持ちに正直に相手の立場になって行動をすることも必要でしょう。
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