
早口でまくしたてる心理になるのは、どのような理由があるのでしょうか。親しくなりたくても、普通に話ができないと感じる相手とは難しい場合も。
でも相手の心理を理解することにより、関係をよくすることが可能になるのです。では今回は、早口でまくしたてる心理について詳しくお伝えしていきましょう。
早口でまくしたてる心理になる理由
早口でまくしたてる心理になるのは、様々な理由があります。では、まずはこちらの内容について詳しくご説明していきましょう。
伝えたい気持ちが溢れている
話している内容に強い興味や情熱があり、その気持ちが言葉となって次々と溢れ出てしまう状態です。
「早く知ってほしい」「共感してほしい」という思いが強く、思考のスピードに口が追いつかないという感覚に近いでしょう。
頭の中に伝えたい情報やアイデアが豊富にあり、それを短時間で全て表現しようと焦る心理が働いています。
効率的に伝えようとするあまり、早口になることもあるでしょう。相手の反応や次の話題への期待から、早く自分の話を終えて相手の意見を聞きたい、あるいは会話のテンポを上げたいという気持ちが表れることもあります。
不安や緊張を感じている
内面的な動揺が話し方に表れることもあります。例えば人前で話すことや特定の相手との会話に緊張や不安を感じている場合、それを打ち消すかのように早口になることもあるでしょう。
間が空くことや、沈黙が訪れることを恐れている心理状態の可能性があります。自分の話が相手にきちんと伝わるか不安、時間がない、早く結論を出したいなど、何らかの焦りを感じている時に、話すのが速くなる傾向もあるでしょう。
会話の間が空くことで自分の弱みが見透かされることや、相手から不利な質問をされることを恐れ、一方的に話し続けることで自分を守ろうとする心理が働くこともあります。
自己主張や優位性を示したい
会話の主導権を握りたい、自分の存在感をアピールしたいという心理が働くこともあります。自分の意見や知識に強い自信があり、それを早く伝えたい、相手に認めさせたいという気持ちになる時も。
このケースでは、相手に反論の隙を与えないように一方的に話し続けることで優位に立ちたい思いが関係しています。
自分が会話の中心でありたい、話の流れをコントロールしたいという欲求から、相手に発言の機会を与えずに話し続けることもあるでしょう。
自分の知識や経験を披露したいという気持ちが強く、早口で情報を詰め込むことで、自分がどれだけ優れているかを示そうとします。
性格や習慣によるもの
特定の心理状態ではなく、その人の基本的な特性やこれまでの経験が話し方に影響している場合もあります。
例えば物事を早く進めたい、テンポを重視する性格の人は、話し方も自然と早口になりやすいでしょう。
頭の回転が速く、考えるスピードに口が追いつかない、あるいは会話のテンポが遅いとイライラしてしまうタイプの人もいます。
育った環境や普段接している人々の話し方、あるいは職業柄(例えばプレゼンテーションを多く行う・情報伝達が速い業界など)で、早口が習慣になっていることもあるでしょう。
周囲の話し方や聞いている人のペースに気づかず、自分のペースで話してしまうことがあります。悪意はなくても、相手への配慮が不足している状態でしょう。
早口でまくしたてる心理になる人の特徴
早口でまくしたてる話し方をする人には、その背景に特定の性格的特徴や心理的傾向が見られます。では、こちらの内容について詳しくお伝えしていきましょう。
せっかちで気が短い
物事を早く進めたい、テンポよくこなしたいという気持ちが強いので、会話のスピードが自然に速くなる人もいます。
話が間延びするのを嫌い、結論を急ぐ傾向にあるでしょう。頭の回転が速く、次々とアイデアや情報が湧き出てくるタイプです。
口が思考に追いつかず、言葉が溢れ出てしまうこともあるでしょう。話が進むのが遅いと、もどかしく感じてしまうこともあります。
負けず嫌い・競争意識が高い
会話の主導権を握りたい、自分の意見を相手にしっかり伝えたいという意識が強く、相手に反論の隙を与えないように早口で話し続けることもあります。
自分が興味を持っていることや得意な分野について話す時には、感情が高ぶり熱意が先行して早口になることが多いでしょう。
自信の表れ
自分の知識や経験、意見に強い自信があり、それを余すことなく伝えたいという気持ちから早口になることがあります。
相手に自分の価値を認めさせたいという心理が、自然に働いている場合もあるでしょう。
不安になりやすい
人前で話すことや特定の相手と会話することに不安を感じている場合に、それを隠すため、あるいは間が空くことへの恐怖から、一方的に話し続けることがあります。自分の弱みを見せたくないという自己防衛の心理が働くこともあるでしょう。
自己顕示欲が強い
自分の知識や経験、実績などを周囲にアピールしたい、注目されたいという自己顕示欲が強いと、情報を詰め込むように早口で話しがちです。
自分の話を相手に受け入れてほしい、認めてほしいという承認欲求が強いと、相手が飽きる前に自分の意見を言い切りたいという心理から早口になることもあるでしょう。
相手への配慮が欠けている
自分の話すペースや情報量に意識が向きすぎて、相手の理解度や感情、話したい気持ちに気づけていないことがあります。このタイプの人は、悪意がなくても一方的なコミュニケーションになりがちでしょう。
早口でまくしたてる人への対応の仕方
早口でまくしたてる人との会話は、時に圧倒されたり自分の意見を言えなかったりして、疲れてしまうことがありますよね。
では、理想的な対応の仕方について詳しくお伝えしていきますので、今後のやりとりの参考にしてみてください。
まずは聞く姿勢を明確に示す
早口でまくしたてる人は、「伝えたい」という気持ちがとても強いことが多いです。このためまずはその気持ちを受け止める姿勢を見せることが重要でしょう。
相手の目を見て、こまめに頷くことで「あなたの話を聞いていますよ」というサインを見せることができます。
「はい」「なるほど」「そうなんですね」といった相槌を適度に入れることで、相手は安心して話し続けることができるでしょう。
相手の話の区切りを見つける
相手が一方的に話し続ける中でも、一瞬の「間」や「区切り」を見つけることにより、こちらが話すきっかけを作れます。
相手が息継ぎをするタイミングや、一文を終えた瞬間に早く反応しましょう。相手が話題を変えようとしている、あるいは話が一段落つきそうな瞬間に「なるほど、それについては私も…」と自身の言葉を差し込めるよう準備しておきましょう。
簡潔で的確な言葉を選ぶ
こちらの話す時間が短い場合には、効果的なコミュニケーションを意識しましょう。伝えたいことがあれば、まず結論から明確に伝えることが大切です。
回りくどい表現は避けて、端的に要点を述べます。曖昧な表現ではなく、具体的で分かりやすい言葉を選ぶことで、相手の理解を促して余計な質問を減らすことができるでしょう。
長々と説明するのではなく、会話のポイントとなるキーワードを提示し、そこから話を広げるように促すのも有効です。
早口でまくしたてる心理には分かりやすいものも!
早口でまくしたてる心理については、最初は戸惑ってしまい理解しづらい…と思うこともあるでしょう。
でもやりとりしていく中で、案外分かりやすいのではないかと思える可能性もあるのです。そのためには、できるだけ話す時間を作り、相手の内面を理解していくようにしたいですね。
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