タメ口になる心理が働く人に対しては、接し方に困ることも多いですよね。年下の人やあまり親しくない相手からタメ口で話しかけられると、馴れ馴れしい印象を受ける場合がよくあります。
では今回は、タメ口になる心理が働く理由や適切な接し方について詳しくお伝えしていきますので、ぜひ参考にしてみてください。
タメ口になる心理が働く理由
初対面の相手や、今まで敬語でやりとりしていた人からいきなりタメ口を使われると、距離感に悩んでしまうことがあります。では、まずはタメ口になる心理が働く理由について詳しくお伝えしていきましょう。
親近感を持っている
タメ口になる心理が働くのは、相手に親近感を抱いていることが考えられます。年齢や出身地といった共通点が見つかった、あるいは優しそうな人だと感じていることから、距離を縮めたい思いが強くなっているのでしょう。
このためいきなりタメ口で話しかけたり、下の名前で呼んでもいいかと提案したりする場合も。親しみを感じる相手に対しては、積極的に話しかけたくなることもありますよね。きっかけを見つけてもっと親しくなりたいと思うケースもよくあるでしょう。
リラックスしている
相手に好感を持っているのは、タメ口になる心理が働く大きな理由です。そのうちのひとつとして、リラックスしているということも挙げられます。
気を遣わず自然体でいられる相手だと感じているため、「タメ口で話しかけても許してくれるだろう」と甘えてしまう場合も。普段、あまり誰かを頼ったり甘えたりすることができない人は、特定の人に心を許して傾倒するケースもあります。そんな特別な存在だと感じているため、急にタメ口にシフトする場面もあるでしょう。
緊張や警戒心を解きたい
お互いに緊張せず腹を割って話したいと思う時には、タメ口になる心理が働くことが多いでしょう。特に相手の表情が硬く警戒している様子の場合、自分から歩み寄って気を許してもらおうと思うケースも。
そのためにタメ口で話したり、呼び方を変えたりするフレンドリーな性格の人もいます。人付き合いが得意で明るい性格の人は、相手の警戒心を解くためにタメ口を使う場面がよくあるでしょう。
相手を特別視している
タメ口になる心理が働くのは、相手に恋愛感情を持っていることが理由の場合もあります。例えば職場の休憩時間に、女性が同僚の男性にタメ口で話しかける場面もあるでしょう。
普段、業務連絡の際には丁寧語でやりとりしているにもかかわらず、突然タメ口に変わることも。これは女性が相手の男性に好意を寄せているサインとも捉えられます。
好きな人と今よりも親しくなりたい、恋愛対象として意識してほしいという思いが隠れているケースもあるでしょう。好意の有無を判断するには、相手の表情や仕草なども慎重に観察することが大切です。
タメ口になる心理が働く人の共通点
本来、丁寧語でやりとりすることが多い相手にあえてタメ口を使うのは、どのようなケースが多いのでしょうか。では、タメ口になる心理が働く人に共通するポイントについて詳しく見ていきましょう。
コミュニケーション能力が高い
タメ口になる心理が働く人は、明るく気さくな性格である場合が多いです。コミュニケーション能力が高いため、他者の懐に入っていくのも得意でしょう。
相手の気持ちを上手に察知して距離を縮めていくので、人間関係は良好であることが多いはず。しかし時に馴れ馴れしい態度をとってしまい、大人しい人や警戒心の強い人から敬遠されてしまう場合もあるのです。人間関係を広げるには行動力も大切ですが、慎重さも忘れないようにしたいですね。
年齢差や上下関係を気にしない
他者との年齢差や上下関係を気にしない人は、タメ口になる心理が働くことが多いでしょう。年齢が違うことや社会的な地位に差異があることよりも、人間としての対等性を重んじるタイプの人もいます。
この場合、堅苦しい会話ではなくプライベートな会話で距離を縮めていきたいと思うケースもあるでしょう。型にはまった付き合いではなく、フラットな関係を望むタイプの人といえるのです。
感情表現が豊か
敬語や丁寧語よりもタメ口のほうが自分の感情を率直に表現できると思う人は多いでしょう。感情表現が豊かな人は、タメ口になる心理が働きやすいものです。
温度の感じられないやりとりではなく、感情的な言葉遣いを好む傾向にあるでしょう。自分から発言する時だけではなく、相手からの言葉を受け取る時も同様に、ストレートに感情を伝えてほしいと思うことが多いタイプです。
好き嫌いが激しい性格
好きな人と嫌いな人とで、接し方にわかりやすく差をつける人もいます。例えば好きな人にはいつもタメ口でフレンドリーに話しかけますが、嫌いな人から声をかけられた時は丁寧語で素っ気なく対応する人も。
しかしその反対に、好きな人には敬語を使って尊敬の念を示すのに、嫌いな人にはタメ口混じりで適当に対応するという人もいます。
このためタメ口で話しかけられるからといって好かれているとは限らず、その反対も然りなのです。相手からどのような感情を持たれているかは、表情や口調をチェックすることでわかる場合が多いでしょう。
タメ口になる心理が働く人との適切な接し方
タメ口になる心理が働く人は、悪気はないケースが多いものです。このためできれば寛大な心を持ってやりとりしていくようにしましょう。
では、タメ口になる心理が働く人との理想的な接し方について詳しくお伝えしていきましょう。
相手の話し方に合わせる
身近にいる人からタメ口で話しかけられた場合は、こちらもタメ口で応じてみるというのもひとつの方法です。関係性によっては躊躇することもあるかもしれませんが、もし同い年や対等な立場、あるいは自分のほうが年上や目上であるなら、遠慮せずタメ口でやりとりしてみましょう。
そうすれば、相手はホッとして「もっとよい関係を築いていきたい」と思う可能性が高いのです。
自分から積極的に話しかける
タメ口になる心理が働く人は、他者との会話を大切にしている場合が多いです。気さくで感情表現が豊かなタイプの人なら、気の合う人たちに囲まれて楽しい毎日を過ごしたいと思っている可能性が高いでしょう。
このためこちらから話しかけてみて、今まで以上によい関係を築くことを意識してみてください。好意的な感情が伝われば、友人や職場仲間としての絆がより深まります。
リラックスして対応してみる
真面目な人や控えめな人の場合、突然タメ口で話しかけられると困惑してしまう可能性が高いでしょう。馴れ馴れしい態度に警戒心を抱くこともあるかもしれません。
しかしあまり構えず、自然体でやりとりしていくと居心地がよいと感じられる場合が多いものです。タメ口になる心理が働く人に他意はなく、ただ「親しくなりたい」「自分のことを知ってほしい」と思っているケースがよくあるのです。
共通の話題を探す
タメ口になる心理が働く人とよい関係を築くには、共通の話題を見つけることも重要です。人間同士が親しくなるには砕けた口調も効果的ですが、会話の内容にも意識を向けてみたほうがよいでしょう。
相手の趣味や好きなものがわかれば、今までよりも会話が弾むようになると期待できます。気の置けない関係を目指すなら、お互いの内面を深く知っていくことが必要不可欠です。
タメ口になる心理には好意的な感情が隠れていることが多い!
タメ口になる心理は理解しづらいようで、実は好意的な感情が隠されていることがよくあります。無礼な人に見えても、本当は友好的で優しい人の場合も多いものです。
このため相手の言動の背景に隠れた理由をイメージしながら、落ち着いてやりとりすることが望ましいでしょう。
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