不満だらけの人の心理には、どのようなものがあるのだろう…と気になる時もあるでしょう。愚痴や不満ばかり言う人が身近にいると、接し方に困るケースもありますよね。
では今回は、不満だらけの人の心理について詳しくお伝えしていきますので、今後のやりとりに役立ててみてください。
不満ばかり言う人の特徴
不満ばかり言う人には共通する特徴があるものです。まずはこちらの内容について詳しく見ていきましょう。
人の意見を否定することが多い
相手と自分の意見が違うと、人の意見を否定することが多い人もいます。不満だらけの人は、自分の考えを通したいという思いが強いもの。
でも上司や先輩から「新しいアイデアを考えてほしい」と言われても、それをしようとしない場面もあるでしょう。
これについては、人の粗探しをする方が楽しいという気持ちがあるからかもしれません。また、提案した内容を低く評価されるのを避けたいと考えている場合もあります。このため周りの人からは「理解しにくい人だな…」と思われる可能性が高いでしょう。
自分のことを最優先する
いつも自分のことを優先するタイプの人は、周りに対して配慮できない可能性があります。このため自分勝手な印象を持たれることが多いでしょう。
時には無理矢理他人を自分に従わせようとする場面も。相手の気持ちを考える余裕がなく、自分を中心に物事を考えてしまう可能性もあるでしょう。
そして不満だらけの心理になる人は、周りから特別扱いされたい思いが強いものです。このため他の人が評価されている姿を見ると嫉妬したり、悔しくなったりする時もあるでしょう。
文句や陰口を言う
相手に話題を出す時に、文句や陰口を言うことが多いのも、不満だらけの心理になる人の特徴と言えるでしょう。
例えば「今の仕事が合っていない」「課長は○○さんに甘すぎる」など、仕事内容や職場環境についてネガティブなことを話題に出す人もいます。
それが習慣になっているため、文句や愚痴を聞いてくれる人がいないとイライラしてストレスが溜まってしまう可能性もあるでしょう。すると更に不機嫌になり、他人に八つ当たりすることもあるかもしれません。
負けず嫌いな性格
周りの人間に勝ちたい思いが強いのですが、それが難しいと感じた場合には不満だらけの心理になってしまうケースもあるでしょう。
日頃から、集団の中で自分が一番になりたいと思っているのです。でも周りに自分よりも優れた人がいると、それが無理であることを認めざるを得なくなる時もあるでしょう。
それでも何とかマウンティングしたいと思い、自分の方ができることが多いとアピールする場合もあるのです。
これに対して、周りの人は「面倒な性格だな…」と感じて引いてしまう可能性もあるでしょう。
不満だらけになる理由とは
不満だらけになってしまうのは、何らかの理由があると考えられます。では、こちらの内容についても詳しくお伝えしていきましょう。
プライドが高い
「自分は常に正しくて周りが間違っている」という思いを持つ人もいます。プライドが高く、自分の思うように周りを動かしたい気持ちがあるのでしょう。
ところがそれができないと、イライラして不平不満ばかりを人に言うことも。特に気が弱い人や優しい人が相手だと、ちょうどいいと思い自分のペースでネガティブな話をし続ける場合もあるのです。
負担を感じている
表面的には平気そうに見えても、実は負担を感じている場合もあります。このため不満だらけの心理になる人もいるでしょう。
「もっと○○ならいいのに…」と思っていても望み通りにならないので、結果として不満が募り人に話したくなってしまうのです。
このタイプの人は、自分には無理だと思うようなことを依頼されても、断ることで立場が悪くなるのを避けたいため、無理に引き受けてしまう場面もよくあるでしょう。
他人と比較してしまう
自分でも気づかないうちに他人と比較してしまい、「自分の方が劣っている」と悩む人もいます。
そして例えば職場で自分よりも下の立場の人が得をしていると感じると、不平不満が多くなることもあるでしょう。
「自分は他の人よりも優れている」という気持ちが強いので、自分よりも目立つ存在が許せないと思う人もいます。このため厳しい言い方をしたり、相手の意見を否定したりするような場合もあるでしょう。
自分だけが損をしているように思う
不満だらけの心理になる人は、自分だけが損をしていると思い込んでいることもあります。例えば職場だけではなくプライベートでも、合コンの幹事を務める機会があるかもしれません。
この時に「いつも損な役回りばかりさせられている」と思うことも。でも本当は、周りから「人をまとめるのが得意そう」と思われて頼られているケースもあるでしょう。
ところが、できるだけ得をしたい気持ちがあるため、ただ合コンに参加するだけの立場でいたい思いが不満だらけの人の心理には含まれているのです。
不満だらけの心理になる人への対処法
不満だらけの心理になる人が身近にいるとしたら、どのような対処法があるのでしょうか。いくつかの内容を詳しくお伝えしていきましょう。
よい面を見つけて褒める
不満が多くなるのは、自信がなかったり認められていないと思っていたりすることが原因の場合があります。
このため共感したりよい面を見つけて褒めたりすると、気持ちを落ち着かせることができる可能性があるでしょう。
「自分を理解してくれている」と思うと、それにより安心感を持ち自分らしく行動できるようになるケースもあるのです。
きちんと聞いているふりをする
優しい人や真面目な人は、相手の話を丁寧に聞くことも。でも不満だらけの人は、それにより甘えてしまい更に不満が増えてしまう場合があるのです。
このためできれば話を聞いているふりをして「そうなんですか」「なるほど」のように聞き流す勇気も必要です。
もしきちんと話を聞いてしまうと、それにより自分が更に苦しくなるリスクもあるでしょう。
アドバイスをしない
不満だらけの人は、不平不満を人にぶつけることでストレスを解消している可能性があります。このためアドバイスをすると、強く否定してくるリスクもあるでしょう。
そうすると話が長くなり、こちらが疲れるだけというケースもあるのです。特に具体的なアドバイスや改善策を求めていないと理解して、できるだけ余計なことを言わないようにした方が賢明でしょう。
よかれと思って伝えた内容でも、「それは違うんじゃない？」のように言われて傷つくケースもあるかもしれません。
自分の話題を出すようにする
相手の話を聞いてばかりいると、都合のいい人だと思われてしまう場合もあります。このため自分の話題も出すようにしてみましょう。
でもこれについては、他愛ない話題にしておいた方が安全です。深い話をすると、それにより否定されたり上から目線な言い方をされたりして嫌な思いをしてしまうことも。
このため流行しているものや、芸能界のニュースなどを話すようにしてみるのもよいですね。
不満だらけの人の心理を知ると意外な一面が分かることも！
不満だらけの人の心理を理解すると、意外な一面が分かる場合があります。このため表面だけで判断せずに、相手の様子をじっくりと観察することも必要になるでしょう。
そうすると今後の接し方が分かり、うまく距離を保てるようになる可能性があります。大切なことについては相談せず、当たり障りのない話をするのが賢明だと思っておくとよいでしょう。
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