母性を求めるのは、男性が心理的に無意識にやっていることのひとつです。好きになる女性がどことなく自分の母親に似ているということはよく聞かれますが、それは心理的な理由があるためで、母親は男性にとって隠れた女性の理想像なのかもしれません。そこで今回は、母性を求める男性心理について詳しくご解説していきましょう。
母性を求める男性心理について
男性は母性を求める傾向があることはよく知られており、世の中にはマザコンと呼ばれるタイプの人もいますよね。では心理的に考えて、男性が母性を求める理由について詳しくご説明しましょう。
弱みを見せられるから
男性は社会に一歩出たら周りは皆ライバルで、動物社会と同じく敵と戦う日々の連続です。弱みを周囲に知られないよう強がって暮らしているととてもストレスが溜まり、心身共に疲れ果ててしまうこともありますよね。
母性を求める男性は、心理的に自分の弱いところを見てほしい願望があるためで、子供時代に友人と喧嘩して母親に泣きついたように、大人になっても自分の弱みを誰かにさらけ出して楽になりたい気持ちがあります。
いつも強い自分を演じるのはとても大変なことですが、どこかで力が抜ける場所がある人はメリハリがあり、競争社会の中で上手く過ごせるのでしょう。
優柔不断だから
母性を求める男性は、心理的に周囲に流されやすい傾向があり、他人から見ると優柔不断なタイプです。子供の頃から母親に「これをやりなさい」と指示され、その通りにしてきたので、自分で決断することに慣れていません。
そのため行動する際は他人任せになり、責任をとることも不安。優柔不断な人は他人の意見に従うのは慣れているため、恋愛相手としては逆にリードしやすい関係になると思われます。
ストレスが溜まっている
母性を求める男性は心理的に癒しが欲しい思いがあり、とてもストレスが溜まり苦労している状態です。仕事のプレッシャーや人間関係の辛さなど、あらゆることが重なり息抜きする場所がない状態。
そんな時に無償の愛で自分を受け入れてくれる母親がとても恋しくなります。女性的な優しさはとても癒されますので、ストレスに苦しんでいる男性は無意識に懐の深い女性に惹かれるでしょう。
「大丈夫だよ」と好きな人に言われると、なぜかホッとすることもありますよね。
臆病になっている
母性を求める男性心理とは、他人から否定されたり嫌われたりすることにとても臆病になっているためで、母親の力強いサポートが欲しい状態です。どのようなことがあってもいつも励ましてくれる優しい母親。
ビクビクしながら生活する時こそ、何かにすがりたくなりますよね。臆病な性格の男性は理由もなく怖くなることがあり、打たれ弱い傾向もあるので、頼りになる女性を好きになりやすい状態。母性を求めるのは、心理的に不安を軽減したい気持ちが強くなっているからなのです。
自信がないため
母性を求める男性は自信がない傾向があり、そんな自分を寛大な愛情で守ってほしいために、女性に母性を求めています。母親になんでもやってもらって育った人は、母親と離れて暮らすようになるととても不安になり、何ごとも思い通りにできない自分を責めることに。
大人になってからも他人の期待に応えられないと自信喪失して、母親の元に帰りたくなることがあるのでしょう。自信がない男性は意外と多く、精神的に自立できないのは、いつまでも母親を頼ってしまうことも原因になりそうです。
母性を感じる女性の特徴
母性を感じる女性には次のような特徴がありますので、母親のような深い懐の人に憧れている人や、そういう男性に好意や興味を持っている女性はぜひ参考にしてみてくださいね。
とても真面目
母性が強い女性は、とても真面目で曲がったことが嫌いです。母親はいつも正しいことを言うと感じている男性が多いように、母性本能が強い女性は信じたことを最後までやり通し、やると決めたらすぐに行動する傾向があります。
コア部分は絶対にぶれず、家族の中でもムード作りの中心人物。主役を立てながらも、実はまとめ役になっている存在です。
物を大切にする
母性を感じる女性は物をとても大切にするところがあり、捨てずにいつまでも物を保管したり、壊れたものを直して使ったり、無駄にしないところが魅力です。母親が破れた洋服を縫って修理してくれたように、母性が強い女性はいつまでも物を大事に扱うことが特徴。
彼氏からもらったプレゼントをずっと大切にしている、子供時代の思い出の品をずっと持っているなど、家計を任せても安心できそうですね。
いつも心配してくれる
実家から離れて生活している男性は、母親とコミュニケーションをとることは少ないかもしれませんが、どのような時でも自分のことを心配してくれている自信があることも。
母性とは見返りを期待しない深い愛情で、母性本能が強い女性も何も言わずにそばで応援してくれるひたむきなところが魅力です。たとえ間違ったことをしても、自分の味方になり正してくれる人。そんな愛情に応えたいとさらに頑張りたくなる女性は、男性にモテることも多いでしょう。
いざという時に頼れる
一人では不安なので、いつも一緒にいないと安心できない女性は可愛らしい存在です。でもいざという場面で力を発揮して、男性以上にテキパキと行動を起こせる人は、母性のある女性といえますね。
たとえばお父さんがトラブルで動けなくなった時に、すぐに仕事を見つけて一家の大黒柱になるような母親。とても我慢強く、土壇場で力を発揮してくれるので頼れる存在になっているでしょう。
いつもは可愛らしいイメージがあっても、あらゆる可能性を秘めているタイプなので、母性のある女性はさらに魅力を感じやすくなります。
優しい
頼みごとをされて嫌な顔をしても結局やってくれる人は母性のある存在で、母親がいつも優しく接してくれるのと同じ感覚になります。可愛い子供を甘やかすのは母親だからこそやってしまうことですが、恋愛関係でも何かと彼氏をフォローしてしまう優しい女性は多いでしょう。
その優しさに感謝できない男性は、女性がキッパリ関係を断つこともあるため、お互いに感謝する気持ちはいつも持っていたいものですね。
恋愛のコツについて
母親のように深い懐を持つ女性と恋愛するには、次のポイントを意識してみてください。
一途に付き合う
母性を求める男性が心理的に惹かれてしまうしっかり者の女性は、自分がいないとダメになるタイプを好きになる傾向がありますので、周囲の意見を無視して一途に恋をします。
そのため愛情のバランスが崩れると上手くいかないこともありますので、相手と同じく真剣に想いを寄せることがコツになるでしょう。適度に相手に頼りながらも、大切なところで男性がリードする関係がベストですね。
現実的な恋愛をする
母性本能が強い女性は、好きになってもどこか冷静に相手を判断する部分が残っているため、ロマンチックさに欠けることもあるかもしれません。「将来結婚できないなら別れる」といった現実的なことをはっきりアピールする場合もありますし、気持ちの切り替えが早く、恋愛も効率的に進める傾向も。
このため恋愛だけなのか結婚相手なのか、きちんと明確にしておくと安心してもらえるはずです。
まとめ
母性を求める男性心理は、社会においての強いイメージを維持するために、特定の女性に守ってもらいたい気持ちがあるからなのでしょう。母親と息子の関係は彼女も焼きもちを焼くことがあるように、他の人にはわからない絆があります。
そんな根強い存在感を母親以外に求める場合は、時間をかけてじっくり恋愛関係を築くことが大事ですね。
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