車間距離が近い人は、心理的にどのような状況になっているのか想像できますか。車の運転をする人なら一度はこんな経験はあるかもしれませんが、とてもプレッシャーを感じて気が散ってしまいますよね。
それでは早速ですが、車間距離が近い人の心理状況や接し方について詳しくご解説しましょう。
車間距離が近い人の心理的特徴
車間距離が近い人に遭遇すると、とても気になり運転に集中できないことも。そんな迷惑行為をしてくるタイプの心理的特徴は、次のポイントが考えられます。
自分勝手な性格
車間距離が近い人は心理的に自分勝手で、思うように物ごとが進まないと強引に変えたくなるタイプです。ゆっくり運転する人にわざと気づかせるよう、ぴったり後ろについていくことも。赤信号で止まると、わざと目が合うようにじっと後ろから見ていることもあるでしょう。
自分勝手な人は、相手の立場で物ごとを考えていませんので、嫌なことは全部人のせい。もし逆に同じことをされると、自分のことは棚に上げて不快感を示すでしょう。
マウントをとっている
車間距離が近い人は、心理的に他人の言動に敏感で、ちょっとした瞬間に低く見られることを過剰に嫌がり、逆に自分の立場が上であることを強引にアピールします。
前方の車がわざとのんびり運転して自分のことを馬鹿にしていると、ネガティブな解釈をしているのでしょう。常に他人よりも立場が上でいないとイライラするため、車の運転でも性格は露わになっています。
赤信号で止まった隣の車。絶対に自分が先に発進しないと負けたと感じる性格です。
困っている人を見るのが楽しい
車間距離が近い人は、心理的に人の困っている姿や不快な表情を見るとワクワクするためです。楽しくて仕方なく、特別な理由はありませんが、ひねくれた考え方をする特徴があるのです。
バックミラーをちらちら見ながら、慌ててスピードを上げる前方のドライバー。困っている姿を見ると、なぜか自分が幸せな気持ちに。周囲に困っている人がいないと、自ら罠をかけて人を困らせる厄介な存在ですが、自分では特別に理由がなく「ただ面白いから」というだけでやっているはずです。
勝ち負けにこだわる
車間距離が近い人は、心理的に人に負けたくない願望が強く、自分が有利になるよう弱い立場の人を見つけてきます。迷惑行為をされるのは決して楽しいことではありませんし、社会的にもよくないマナーですよね。
そんなことを承知しながらも、自分が優位な立場になるためについ勝負心が燃えてしまうのでしょう。戦いの場面では自分が勝てることしか挑戦せず、強い人には逆に弱腰になってしまいます。
楽しくない状況がある
車間は一定距離空けることは、運転免許をとる際にきちんと習う大切なポイント。事故を未然に防ぎ、双方にとっても快適なドライブをするための基礎的知識です。
しかし車間距離が近い人は、心理的にイライラした感情や不安を抱えている状態で、誰かに自分のネガティブな気持ちを知ってほしいのでしょう。意識してもらえないとさらに悪質な行為になり、クラクションを鳴らしたりしてプレッシャーをかけてくることもあるかもしれません。
車間距離が近い時の対処法
ぶつかりそうなくらいの車間距離や、夜間にヘッドライトが反射するほど後ろにいる車などは、とても焦ってしまいますよね。そんなシチュエーションに出くわしたら、相手の心理状況も理解しながら上手に対処しましょう。
できるだけ早く相手から離れる
車間距離をわざと近づけて運転してくる人は、内面的に理解できないものを抱えているかもしれません。わざとスピードを落として走行すると状況が悪化する可能性もありますので、無難にやり過ごすためにはできるだけ早く相手から離れましょう。
近くにコンビニがあれば駐車場に止める、道順を変えて曲がるなど、余計な関わりを持たずに距離を置くことがベストですね。
動画撮影する
もし同乗者がいたら、スマホで動画や写真を撮ってもらうことも方法です。しかし場合によっては、逆に気分を逆なですることもあるので注意しましょう。
この場合は動画撮影したら、そのまま近くの交番に行き通報してください。車のナンバーがわかるよう証拠を残しておけば、次の被害者が出る前に対処してもらえる可能性もあります。
路上駐車はしない
後方から威嚇してプレッシャーをかけたり、いきなり幅寄せしたりする迷惑運転は、とても許せるものではないですよね。運転の違反行為にあたり罰則もありますので、被害にあったと思ったら警察に通報することがまず必要に。
その際に慌てて路上に駐車すると後続車がぶつかる可能性もありますし、相手が車から降りて文句を言ってくる可能性もあるので注意が必要です。必ず人目の多いところに駐車して、すぐに警察に連絡してくださいね。
他人を煽り立てる人の対処方法について
普段の会話の中で他人を煽り立てる癖がある人は、ドライブ中も性格がアピールされているはず。そんな人が生活圏内にいる場合は、次のポイントを意識して接してみましょう。
許してあげる
ドライブのように心理的に他人を焚きつける習慣があるタイプは、納得できる理由が見つからないでしょう。しかし場合によっては、好きな異性に気づいてもらうためにわざと強い態度になっていることもありますので、気になる行為をされたら自分のことが気になるからだ…と寛大な心で許してしまうと、あっさり解決できるかもしれません。
悪く解釈すると、やられたらやり返すという悪いサイクルが生まれてしまいます。感情のコントロールが上手くできない人は、素直に他人にアピールできず誤解されやすいのです。
距離を置いてしまう
強気な態度で接してくる人はストレスになりますよね。自分は何も悪いことをしていないのに、悪意のある接し方をされるのは不公平です。そんな時は、完全に相手を無視して距離を置いてしまうことも方法でしょう。
無理して自分ばかり負担になり相手と関わる必要はありません。職場なら最低限のコミュニケーションだけで済ませることもできるはずです。
わざと無関心の態度をとる
車間距離が近い人の心理は、相手が困っている姿を見るのが楽しいことが理由として挙げられますが、ポイントは相手の「反応」なのです。どのような形にしても、困っている人が反応することが嫌がらせをする目的なので、他人を煽り立てる人に対しては無関心でいることがコツです。
たとえば「へえ、そうなんだ」「よかったね」など、気持ちのこもっていない言葉でスルー。全く興味がない素振りは、煽りたがる人が一番嫌なことです。ドライブ中も同じく、一切存在を無視してマイペースでいる人には、手ごたえを感じずつまらなくなるでしょう。
自己分析する
他人の態度が気になるのは、相手の意図的な目的を感じてしまうからではありませんか。煽るタイプの人も同じで、煽られていると感じるのは自分の価値観のためかもしれません。
自己分析をして弱点をさらに明確にすると、他人の言動で心を左右されることは減る場合も。車間距離が近く不快に感じる時も、後ろの人は急いでいるのかな…と解釈できるようになると、他人の行為はあまり気にならなくなるでしょう。
まとめ
車間距離が近い人は、心理的に自分の存在をアピールしているからなのでしょう。逆に考えると、寂しくて孤独になりたくない人なのかもしれません。現実的にドライブ中のトラブルは色々とありますので、対処できない時は適切な方法で解決しましょう。
また煽りたがる人とも車間距離と同じく、安全な空間を維持することが必要ですね。
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