上司に言いつけるという人がいると、心理的に攻撃されているような気持ちになりませんか。社会的な地位を守りたい人にとって、職場の上司の存在はとても重要です。
ちょっとした瞬間に他人から指摘される際、「上司に言いつける」と言われたら不安になるのは当然のこと。そこで今回は「社内恋愛」の場合に注意したいことや、上手く付き合うコツについてご解説していきましょう。
上司に言いつけるという心理的行為について
上司に言いつけると人から言われた時、次に何をすべきか困惑する瞬間です。そんな言い方をしてくる人には、次のような心理的特徴があるからかもしれません。
弱みを握られたくない
たとえば社内恋愛の彼女と喧嘩して「上司に言いつけるよ!」などと言われる時。とても威圧的な態度に見えてしまうのですが、実は自分の弱みを握られないための先制攻撃なのです。
他人を精神的に脅すような行為は自分にコンプレックスがあるからで、それを隠すために強気な態度になっているのです。そんな相手を同じ状況に追いやったとすると、かなり慌てるはず。弱い自分に過剰に敏感になっている人は、逆に強い態度が目立ちます。
相手をしてほしい
上司に言いつけるという人は相手に甘えているためで、少しやり方が過激になっているだけ。彼氏が最近仕事で忙しくて会ってくれない時など、もっと仕事を減らすように「上司に言いつけるよ」などと強気な発言をすることもあるかもしれません。
心理的にはとても孤独感が強く、誰かに話し相手になってもらいたい気持ちでいっぱい。素直に自分が思っていることをアピールできないので、誤解されやすい「かまってちゃん」の可能性があります。
言いなりにさせたい
上司に言いつけるという人は、心理的に自分の言いなりにさせたいため。なんでも自分の思い通りにならないと気が済まないので、恋人が相手でもヒヤッとするようなアプローチをしてくるでしょう。
結果的に脅している行為になっても全く自覚はなく、言うことを聞かない相手が悪いと思う程度。自己中心的な性格なので、他人の価値観に合わせることはかなり難しいタイプかもしれません。
つなぎ止めておきたい
本当は相手のことが大好きで困るようなことはしたくないのに、上司に言いつけるという人は、心理的に離れたくない不安でいっぱいになっています。
恋愛相手を自分の傍につなぎ止めておくために、自分の思い通りに動かそうとする行為。振られてしまう心配があるため、なんとしてでも離れない理由を押しつけているのです。
責任転嫁している
誰かに言いつけると言われた時は、自分が何か悪いことをしたような気分になりますよね。言いつけられると困ることがあるため、仕方なく相手の言いなりになってしまいます。
上司に言いつけるという人は、心理的にそんな人間の心を活用して、相手に責任転嫁しているのでしょう。本当は自分が悪いことを知っているのですが、相手を窮地に追いやっておけば自分は安全だと感じているのです。
優越感に浸りたい
上司に言いつけるという人は、心理的に優越感に浸りたい願望が強いことが特徴です。他人の感情を自分がコントロールできる立場でいることがとても好き。
自分の考え通りに他人を支配することで、相手よりも立場が上だと納得したいのです。努力して何かを手に入れるよりも、他人を使って自分のために働かせるのが上手なタイプ。プライドが高く、自分の意見を無理やり押し通しています。
社内恋愛のデメリットとは?
毎日会えることや共通の話題があるのは社内恋愛の魅力です。しかしリスクやデメリットもあるため、付き合う際は二人でルールを決めておくことも大事ですね。
別れた後が面倒
社内恋愛の一番のデメリットは、別れた後がとても面倒になること。同じ部署でなくても社内ですれ違うこともありますし、別れた恋人が他の人と仲良くしているのを見るのは、あまり楽しいことではありませんよね。
仕事で関係がある相手ならやりにくくなるのは当然なので、万が一のことは考えて付き合うことがベストです。
仕事に影響する
社内恋愛は好きな人が近くにいるため、プライベートとの切り替えが難しく、仕事に集中できない場合もあります。普通のカップルなら恋人の仕事のことは毎日把握していない場合が多いので、喧嘩したとしても仕事に集中できるため、会社に行けば気分転換も可能。
しかし目の前に喧嘩中の恋人がいる、もしくはラブラブな相手がいると、仕事のミスも増えてしまいますね。
周りの目が気になる
社内恋愛は他の人の視線がとても気になり、会社が居心地悪く感じることもあるかもしれません。カップルだからというだけで厳しく判断する人もいますので、周囲から評価されるためには、人よりも仕事の成果をあげなければならないこともあるでしょう。
社内恋愛で意識したいことは?
職場恋愛の彼女と喧嘩して、社内恋愛を上司や先輩にバラされてしまうことは稀にあるかもしれません。もしくは信頼できる人に相談したら、知らない間に社内で噂になっていたということも。
社内恋愛はリスクがあるものの、次のポイントを意識しておくと上手く恋愛関係が維持できるかもしれません。
職場恋愛に関するルールをリサーチしておくこと
会社によって職場恋愛を禁じているところや、職場結婚する人が多い職場など色々です。長く付き合うためにも、職場恋愛は事前に会社のルールを理解しておくことも大切なので、先輩などにそれとなく相談するのもオススメ。
社内恋愛で嫌がられるのは、仕事を放置してイチャイチャするなど、大人としてのけじめがないカップルの場合。仕事に影響があると恋愛関係は厳しく扱われるのは当然なので、文句を言われないためにもルールは守っておきましょう。
徹底して距離を置く
社内恋愛がバレるのは気を緩めた時で、社外のデートが会社近くの居酒屋など、うっかりした行為が原因になってしまいます。「上司に言いつけるよ」と彼女に脅されないためにも、二人で徹底して社内では他人を装うことも方法です。
たとえ付き合っていることを知っている人がいたとしても、冷たいくらいの態度ならオンとオフの切り替えを徹底しているため、周囲から文句を言われることはないでしょう。
仕事で成果をあげる
職場恋愛は、上司の目がとても気になるのは当然ですよね。自分のキャリアに支障をきたさないためにも、仕事で成果をあげて評価アップしておけば、社内恋愛がバレたとしても多少は大目に見てくれる可能性があります。
逆に同じ職場にサポートしてくれる恋人がいるなら、仕事のやりがいにもなると応援してくれるかもしれません。仮に社内恋愛がバレたとしても、仕事でやるべき以上の成果を出していれば、上司もあまり文句は言えないでしょう。
職場の人とは仲良くしておくこと
職場恋愛は二人だけの秘密にしているカップルも多く、親しい人にもずっと内緒で職場の人ともあまり付き合いを持たないカップルもいます。
そうすると次第に社内でも孤立しやすくなり、社内恋愛がバレた時も応援してくれる人が少ない状態に。そうならないためにも、普段から職場の人とは仲良くして、上司ともプライベートな話がしやすい関係を築いておくと、万が一の際に相談しやすくなります。
まとめ
上司に言いつけるという心理が働いている時は、冷静になってからきちんと話し合いをしましょう。仕事にプライベートを持ち込むのはプロ意識が少ないと判断されてしまいますので、社内恋愛をする場合にはけじめのある付き合い方を二人で相談しておくと安心ですね。
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