思い込みが激しい人が身近にいると、軽い気持ちで投げかけた言葉が相手を傷付けてしまう場合があります。そこまで考え込まなくてもいいのにと、周囲が困ってしまうこともあるでしょう。
極端な偏りのある思考については、どう接するべきなのか悩みますよね。思い込みが激しい人はどのような特徴を持っているのでしょうか。今回は思い込みが激しい人の特徴から、対処できる道を考えていきましょう。
自分の基準で決めつけてしまう
思い込みが激しい人は、良いことも悪いことも自分の基準で決めつけてしまうところがあります。このため「そういうもの」だと自分で納得してしまうのです。
白黒をはっきりしておくことは、ブレない自分でいたい表れなのですが、場合によっては自信過剰な行動になってしまい周りを困惑させるケースも。
誤った判断の場合も
正しい判断の時は頼もしいのですが、誤った判断だった時は周りを巻き込み、苦しめてしまうような事態になりかねません。自分の基準だけで動くことにより、周りに迷惑をかけることもあると、機会を見て伝えてあげることも必要でしょう。
これが習慣になっている人にとっては、なかなか直せないものかもしれません。でも周りの基準についても考えるように心がけていると、段々と改善されてくるケースもあるのです。
周りの意見を聞くようにする
周囲の意見を聞く姿勢が、よく考えてから答えを導き出せる鍵になるでしょう。話し合う機会を設けると、思い込みが激しい人の偏った考えをほぐすことが出来るのです。周りの意見を聞くことにより、自分にとってプラスになる場合もあると理解できることも。
これができれば「今後は周りの意見を聞くようにしよう」と思えるようになるかもしれません。
不器用な性格で切り替えられない
ひとつのことに対して、多方面から物を見ることが難しいと柔軟な対応が出来なくなりますよね。頑固と呼ばれる人もいますが不器用な性格が裏目に出てしまうと、気づかないうちに思い込みが激しい人だと周囲から思われていることがあります。
気持ちの切り替えが難しい
ひとつのことを一生懸命に考えすぎてしまうと、気持ちの切り替えが難しくなってしまうもの。他の視点での見方は、受け入れられないのではなく考えることができないのでしょう。気持ちの切り替えがあまり得意ではないタイプの人もいますので、切り替え上手になるためには視野を広く持てるように周りがサポートしたいですね。
納得できない気持ちも
納得が出来ないものを受け入れようとするのは、簡単なことではないのです。ひとつの答えに絞る前にいくつか答えのパターンを挙げてから考えを練り直すと、柔軟な意見を取り入れる姿勢が生まれてくるでしょう。いくつかのパターンについては、一人では思い浮かばない場合もあります。
このためこちらから、アドバイスをしてあげる機会を持つことが必要になるでしょう。こちらのアドバイスを聞いて、新しい考えが相手の中に浮かぶケースもあるのです。一人で考え過ぎてしまうタイプだと判断をしたのなら、こちらの考えを穏やかに伝える機会を持つことも必要に。
自信がなくて不安
自分のことを正しいと考えている自信たっぷりの人もいれば、不安な気持ちで自信が持てない人もいます。この正反対の人が身近にいると、対処方法が見えなくなる場合もあるでしょう。自信がないことにより、思い込みが激しくなってしまうタイプの人もいるのです。
自分を追い詰めてしまうことも
自信がないとネガティブ思考に引っ張られてしまいますが、思い込みが激しい人はさらに自分自身を追い詰めてしまうのです。どんな些細なことでも、周囲から責められるのは極力避けたいもの。周りの反応に敏感になり過ぎる度に、不安になってしまうでしょう。このために自分の主張を繰り返して、反応を伺うこともあるのです。
強気になってしまう
自信がないから強気でいる場合もみられ、弱さを隠していることもあるでしょう。弱さが伝わりにくく周囲にもわかりにくい場合もあるのです。こういう相手には、できるだけ肯定的な意見で対応するのが親しくなれるコツでしょう。
否定的な意見を伝えすぎると、相手はこちらに対して味方ではないと感じて心を開けなくなってしまうのです。でも肯定的に相手の話を聞くようにすれば、安心感を与えられるのでお互いの関係性もよいものになるでしょう。
孤独感がある
思い込みが激しい人の心の中は、孤独感に覆われていることがあります。自分の正しいと思う道に進んでいるのにどこか寂しさがあるのは、周囲の意見を取り入れないために敵を多く作りやすいことが挙げられるでしょう。
周りを信じられない
仲間を増やしてもこの孤独感が埋められない面もあり、周囲に対して信じられないという悩みを抱えているのです。心が開けないところも思い込みが激しい人の性格ですが、背負わなくてもいい荷物を一人で抱えてしまうところも。周りを信じられないのは、自分が傷付きたくない気持ちもあるでしょう。
周りとの接し方や距離の取り方について分からずに、悩んでしまう人もいるのです。こちらから話しかけるようにして、様子を見ながら接するようにしてみましょう。
迷惑をかけたくない
でもどこか壁を感じるのは、周囲に迷惑をかけたくないという配慮の表れでもあるのです。これも思い込みが激しいからなのですが、相手に安心感を与えることで心の壁も緩和されていくでしょう。迷惑ではないんだと思うことができれば、もっと気持ちを楽にしてこちらに対して接してくれるようになるのです。
感情的になりやすい
思い込みが激しい人の欠点は、感情的になりやすいところでしょう。あまりに感情的になり過ぎると、思いの矛先が違うところへ向かってしまうことがあります。
周りから見ると、ただの八つ当たりのようにしか感じないため、周囲との温度差が生じてしまうことも。感情的になっている時は、溢れる気持ちが抑えられなくなってしまうのです。
気持ちのコントロールができない
実際に溢れる気持ちが、思い込みである可能性も高いのです。感情が極端に揺れ動き始めた時は、気持ちのコントロールが必要になるのですがそれができないと自分でも感じるのでしょう。
刺激を与えないようにして、相手の気持ちを落ち着かせることが大切なのです。でも相手を怒らせたり、不快にさせたりしてしまうケースもありますよね。こういう時には違う話題を出して、気持ちを静めるようにしてみましょう。
ピリピリしていると、言われた言葉も嫌なイメージで捉えやすいですよね。悪い意味ではないと相手に伝えるようにすれば和解できる可能性もあるのです。
まとめ
お互いが感情のすれ違いをしないで接するには、思い込みが激しい人がどのような時に考え込むのかを、知ることが対処法のひとつなのです。
こちらがあまり気を遣い過ぎないようにして相手とやりとりをするのも時には必要ですが、それでは解決しないこともあるでしょう。いつまでも相手の気持ちに振り回されてしまうと、自分が疲れてしまうこともあるのです。
実際に思い込みが激しい人には、悪意がないケースが多いでしょう。自分の気持ちに正直に反応しているだけですから、受け取る側も相手の不安要素を感じ取るようにしたいですね。和ませるようなコミュニケーションをとるのが望ましいでしょう。
根気よく付き合うことで、相手が思い込む前に気持ちをリラックスしてあげられる環境を作り出してあげられるのです。
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