大変アピールする人は、心理的にどのようなことを他人に伝えたいのでしょうか。いつも忙しく動き回っている人は、時間的なことだけではなく、心の奥に隠されたメッセージがあります。
考え方と行動が一致しない人は、他者との関わりで誤解されることも。そこで今回は、大変アピールする人の心理背景や付き合い方の秘訣について、徹底的に検証していきます。
大変アピールする人の心理背景にあることは？
大変アピールする人は職場仲間や友人、恋愛相手など、他者と交流する場面でたまに出くわすことがあります。このようなタイプは、心理的に人にアピールしている次のようなことがあると考えられます。
生活が充実している
大変アピールする人は不満を言っているようで、実は自分の生活自慢をしています。何ごとも順調でやることがたくさんあり、暇ではないことを知ってもらいたいのです。
毎日退屈な人よりも、仕事もプライベートも忙しい人のほうが充実度は高く、他人の目に留まりますよね。そんな効果を与えるために、たとえ充実していない時でも大変アピールして、他の人から羨ましく思われたい願望があるのです。
人気者である
大変アピールする人は、心理的に自分がいかに人気者であるかを他者に知ってほしいため。時間がないほどいつも大変な人は、知り合いが多いイメージを抱きますよね。
趣味、仕事、友人との約束など、大変な人の周りの環境がなんとなくわかってきますので、人気者であると認識してもらいたいために常に大変アピールしています。
若干ナルシスト的な部分もあるので、本当に大変な時でもそんな姿に自己陶酔しているでしょう。
認められたい
大変アピールするのは、心理的に他者に認められたい願望が強いため、承認欲求があるといえます。たとえば仕事。いつも職場で走り回っている忙しそうな人は、それだけやることがたくさんあり、任せられているように見えますよね。
大変な人はできる人、という個人的な価値観で自分を演出しているのかもしれません。承認欲求が強い人は、自己満足度が低い傾向がありますので、大変な状況にいる自分は皆に頑張っていると思われたいのでしょう。認められるために無意識に「忙しくて」「大変だよ」などと周囲に言っています。
放っておいてほしい
大変アピールする人は、心理的に自分を放っておいてほしい願望があり、近づきたくない相手にわざと忙しいふりをすることも。たとえば苦手な異性から誘われると嫌なので、先手を打って大変アピールするような場面です。
それなら断る手間もなく、相手が察してくれるだろうと考えるのでしょう。逆に好きな人にはいくらでも時間があり、相手の都合に合わせられることをアピール。言い訳として大変アピールすることは、色々な場面でありますよね。
見栄を張っている
大変アピールするのは見栄を張る性格が関係していますので、実力以上の自分を他人に知ってもらいたい気持ちがあります。たとえば合コンに誘われなかった人が大変アピールするような時。
「仕事が忙しくて飲み会どころじゃないよ」と負け惜しみを言いたくなるでしょう。彼女ができない人が仕事のせいにするなど、見栄を張って自分をよく見せたい願望があります。
段取りが悪い
大変アピールする人の中には、心理的な要素だけでなく、実際に大変で段取りが悪いために物ごとが順序よく進まない場合も。忙しい人は任されているから、という見方だけでなく、段取りができないから大変なのだと解釈する人もいるでしょう。
慌ただしいのは想定外の出来事が起こった場合は仕方ありませんが、常に大変アピールしている人はやるべきことが終わっていないからです。
そのため助けが欲しくて、無意識のうちに大変アピールしていることもあります。
大変アピールする女性の本音とは？
仕事で大変アピールする男性はたくさん存在しますが、女性も忙しく生活している人は多く、男性に大変アピールすることがあります。そんな時は言葉では読めない次のようなメッセージを送っているかもしれません。
負けず嫌い
男性に負けないほどキャリアが充実していることをアピールする女性。とても大変で、休日もゆっくりできないとこぼすのは、相手をライバル意識しているためです。
このタイプの女性は、男性から下に見られるのが嫌いなので、独立してなんでも一人でやりたがります。自分の価値を女性に認められるよりも、男性に広く理解されたい人なのです。ライバル意識がある相手は職場や友人にも多く、負けず嫌いな行為をよくするでしょう。
気にかけてほしい
大変アピールする女性は、特定の男性を意識しているので、大変で困っている自分をもっと気にかけてほしい気持ちがあります。癒されたい、応援してほしい、気を遣ってほしいなど、自分を特別扱いしてほしいのでしょう。
仕事が実際に大変で、プライベートが充実しない女性は孤独になりがち。そんな時に気になる男性から優しく声をかけてもらいたい思いが隠されています。
誘う相手にしてほしくない
「仕事終わったら一緒に飲みに行かない？」「仕事が終わらなくて大変なので無理」などという会話は、女性が男性をやんわり拒否しているサインです。
誘うターゲットにされたくないので、いつも大変アピールして暇だと思われたくない作戦。お目当ては別にいるので、余計な人と関わりを持ち誤解されたくないのでしょう。
忙しくしている人を誘うのはよほどの場合だけ。大変アピールしてもしつこくしてくる男性のことは、徹底的に嫌になってしまうでしょう。
脈あり度をチェックしている
大変アピールしてくる女性は、男性がどう反応するかをチェックしていますので、困っている自分を助けるかそれとも無視するかで相手の気持ちを判断したいのです。
好きな人が忙しく仕事をしていたら、つい手を貸したくなるのは当然ですよね。そんな態度を期待して大変アピールしているのでしょう。
大変アピールする人とはどう付き合うべきか
暇そうに見えない大変アピールする人は、心理状況を理解して適切な対処を意識してみましょう。大切なのはその人に対してどのような思いを持っているのか。気持ち次第では対処方法も変わってくるでしょう。
できることがないか聞いてみる
好意を寄せる相手なら、大変な時は自分も一緒に頑張ってあげたくなります。「手伝えることはある？」「アドバイスできることはある？」など、相手が求めることを質問してみましょう。
気を遣ってあげる態度は、好きな人でなくてもとても好感度が高く、人間関係を良好にするはずです。
褒める
自慢したくて大変アピールする人は多いので、そんな時は心理的に相手を持ち上げる対処がオススメ。「そんなに仕事を任されるなんて流石だね」「知り合いが多くて羨ましいよ」など、喜びそうなコメントしてあげるといいですね。
適当に聞き流す
大変アピールするのは承認欲求やプライドなど、個人の価値観が土台にある場合も多いので、あまり深く意味を突き止めず、「体壊さないよう注意してくださいね」などと適当にあしらうことも対処のひとつ。
過剰に反応してくれない相手には、今後大変アピールはあまりしてこなくなるでしょう。
まとめ
大変アピールする人の心理は、自分の凄さをアピールしたい気持ちや、他人から評価されたい願望が強いのでしょう。そんな人が周囲にいる場合、どうしたら相手が喜ぶかを考えて対処してみてください。
本当に大変で困っている人もいますので、一旦は話を聞いてあげることも必要かもしれません。
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