砕けた口調で話す心理は、相手に心を許しているためなのか、それとも性格的なことが関係しているのでしょうか。私たちは話し方で他人との心の距離を判断することがありますが、話しやすい砕けた口調はどのような心理背景があるのか、恋愛関係を意識する人への思いと合わせてご説明します。
砕けた口調で話す心理について
長年の知り合いでも、いつまでも口調が硬く距離感がある人もいれば、初対面から砕けた口調で話す人もいます。では女性心理から考えた、砕けた口調の人の特徴について考えられるポイントを見ていきましょう。
好意を寄せているから
好意を寄せている人や好きな人のことはいつも意識しているので、話し方も少し違います。砕けた口調で話す女性心理は、相手によい印象を与えたい願望があるため、自然と楽しい会話になるように砕けた口調になるのです。
丁寧に敬語を使う慎重派もいますが、敬語だと相手の思いが読みにくく、距離感もありますよね。そんなわかりにくい存在感を与えたくないため、砕けた口調で脈ありであることをそれとなく知らせているのです。
もっと知りたいと思っているから
人それぞれ話し方は違い、性格や価値観などは会話の中でもよくわかりますよね。たとえば今まで丁寧な話し方だった人が、いきなり砕けた口調で話す心理は、相手に対する思いが変わり、もっと知りたいと興味を持っていることが考えられます。
いつまでも丁寧に話していると、話題もひとつのラインを越えられません。少し砕けた口調になると、もっと会話の幅も広がり、相手にも質問をしやすくなります。好きになり始めた、もしくは興味を持ち始めた時に砕けた口調で話す心理が働きます。
人付き合いに慣れているから
話し方がとても気さくでコミュニケーションが上手なのは、人付き合いに慣れているためで、仕事で不特定多数の人と会話をするなど、普段の生活がなんとなく窺えます。
このタイプは自分が得意なことを積極的にアピールする人なので、初対面でもその場をリードしたい願望があります。そのため砕けた口調で話す心理となり、相手を自分のペースに巻き込みたいのでしょう。とてもフレンドリーな印象がありますので、交友関係が広いともいえます。
マイペースな人だから
相手がどのような立場の人でも、その時の気分で会話をするマイペースな人は、砕けた口調で話す女性心理があり気を遣うのが苦手です。
相手によって態度を変えることはあまりなく、どのような人にも砕けた口調なので、人柄としても印象に残りやすいでしょう。マイペースな人は、言葉を慎重に選びながら会話を進める傾向も意外にありますので、いきなり砕けた口調になっても嫌な気分は与えないかもしれません。
上から目線になっているから
砕けた口調で話す女性心理は、自分の立場を明確にして相手にアピールしたい気持ちがあるためです。自分の後輩、年齢が若い人などにはタメ口、目上の人には敬語と使い分けをして、関係をはっきりさせています。
このタイプは、平気でタメ口を利いてくる人には不快な気持ちになりますので、社会的なルールや上下関係に厳しいところもあるでしょう。
自信があるので、他人と意見が違っても全く揺らぐことはなく、一貫した自分のスタイルを持っています。
好きな人との話し方の特徴
話し方からは相手との関係性や思いが見えてくるものなので、恋愛相手ならさらに話し方は注意してみたくなりますよね。では女性が好きな男性と話す時にはどのような特徴があるのか、詳しくご説明しますね。
二人だけだと話し方が変わる
たとえば職場にいる好きな男性には、仕事中は敬語で丁寧に話しますが、二人だけになると話し方が変わり、優しく他の人とは違う接し方になります。
敬語の人でもプライベートだと砕けた口調で話す心理となり、特別な存在だとそれとなくアピールしています。意識している人の前では当然よい印象を与えたいので、女性はとても優しく心配りのある素振りを見せてくるでしょう。笑顔で楽しそうに話す姿は、脈ありと考えても大丈夫かもしれません。
不安で会話が続かない
恋愛関係に進展する相手でもいきなり会話が弾み、古くからの知り合いのような距離感があるとは限りません。いつまでも砕けた口調にならない人でも実は恋心を寄せていて、どうしていいのかわからない人もいるのです。
他の人とは普通に盛り上がっているのに、好きな男性の前になると言葉数が少なくなる人は、会話がつまらなくなったらどうしようと過剰に意識しているため。
緊張感があり、いつも通りの自分になれないため、自然と話が続かないのです。そんな素振りは一見距離を感じ、男性から見たら嫌われているのかと逆に不安を抱くかもしれません。
猛烈なアピールをする
砕けた口調で楽しそうに話す心理が働き、次から次へと質問したり話題を提供したりするのは、好きな人に自分をアピールするチャンスだと思っているからです。
あまり会話をする機会がない相手なら、二人だけになった時は絶好のチャンス。この時に自分をもっと知ってもらおうと、限られた時間内で少し慌てながらコミュニケーションをとってしまいます。
普段はのんびり話す人が、突然早口で話しかけてくるのは好意を抱いているため。興味のない人なら、何も言わずに無言で過ごすでしょう。
目をじっと見つめながら話す
気が合う仲間なのか、それとも恋愛相手になる人なのか。砕けた口調だけでは相手の心までよくわかりませんよね。とても好意的に感じる女性の場合、判断したいのは「視線」です。
目をじっと見つめて話してくるのは、とても真剣に思っている証拠で、目に表れるこちらの気持ちまでしっかり掴み取りたい願望があるのです。
意味ありげな視線を送りながら、うんうんと頷いて話を聞いてくれる女性は、男性からの反応を待っています。
リアクションが大きい
砕けた口調で話す女性心理のように、特別な相手の場合は自分の存在を印象づけたい願望がありますので、リアクションが自然と大きくなります。さほど面白くない冗談でも大笑いしたり、かなり驚いた表情をしたりする時。
「他の人にはここまでリアクションしないだろう」と思う場面は、特別な気持ちを抱いているからなのです。リアクションが大きくなるのは自分をアピールするためと、好きな人にとても興味を持っているために、無意識のうちに反応が大きくなることも考えられます。
もっと気軽な関係になりたい時は?
好きな女性がいつまでも敬語で話すなど、距離を感じる場合の対処方法をご説明しましょう。
自分から砕けた口調になる
恋愛関係を意識する相手とは、早く距離感のない関係を築きたいですよね。話し方は二人の間を急接近させる要素がありますので、もし敬語を使う女性なら自分から砕けた口調に変えてみましょう。
心の変化は言葉遣いでも伝わりますので、自然と話しやすい空間にシフトするはずです。
笑顔で会話をする
好きな人の気持ちがまだわからない時は、お互いに警戒心があるでしょう。そんな場合は安心してもらうためにも、話す時は笑顔を忘れないこと。
話しかけられたら嬉しそうにして、相手が会話をやめるまで聞いてあげましょう。話し方はアクションを合わせると、さらに心が伝わりやすくなりますので、笑顔や相手とのパーソナルスペースも考えて上手に近づいてください。
まとめ
砕けた口調で話す女性心理は、とても大らかな性格で、相手を好意的に思っているのでしょう。そんな人を好きになったら、相手が快適に感じる話し方のスタイルを尊重して、スムーズなコミュニケーションを意識してみてください。
☆こちらの記事も読んでみてくださいね。