酔った時に電話する心理について、詳しくご解説しましょう。飲み会の後、一人になると急に寂しくなったり、誰かのことを思い出したりする場面がありませんか。
人はお酒の力を借りると、普段言えないことが言えるようになりますよね。本音がちらっと覗ける瞬間、自分でも気づかない大切な人の存在を知ることがあります。では酔った時に電話する心理について見ていきましょう。
酔った時に電話する心理はなぜか?
お酒の酔い方で、その人の性格や心理が丸わかりになるといわれていますが、電話したくなるのは一体なぜでしょうか。そんな時の心理について、詳しくご説明しましょう。
本心が表れている
人間は無意識のうちに、自分のいる環境を常識的に確認しながら行動する傾向があります。会議中に黙って、真面目に上司の話を聞くような場面。
これはその環境にふさわしい行動を起こすよう、自分で認識しているためです。お酒を飲むとこの自制機能が弱くなる可能性があり、本音がぽろっと出てくることもあるでしょう。
嫌いな上司に会議中に文句を言うことはありませんが、会社の飲み会でエスカレートして、つい本心が出てしまうのと同じです。酔った時に電話する心理も同様に、普段は我慢しているけれど、酔った勢いで自分から行動を起こしたい願望が表れているのです。
甘えている
酔った時に電話する心理は、相手に甘えていると考えられます。飲み会の後、夜中の遅い時間。ほとんどの人が寝ているような時間でも、怒らず許してくれる相手もいるでしょう。
このように相手を頼っているのは、長い付き合いがあり信頼関係があるからできること。たとえば酔った勢いで恋人に甘えたくなり、夜中に電話するのと同じです。少しだけわがままな行為で、相手の気を引こうとしているのかもしれません。
好きな人だから
「この前は酔っていたからごめん」とお酒のせいにすると、ある程度は許される行為があります。好きな人に自分から話しかけたり、いきなり電話をしたりするのが苦手な人は、お酒を口実にして話がしたい気持ちが強く、酔った時に電話する心理が働きます。
突然どうしたの?と相手に不思議がられても、酔っていれば仕方ないと感じますよね。いつも気になる人にどうアプローチすればよいのかわからない時、何かきっかけが欲しくなるもの。お酒を飲んだ時は、そんな人にとって絶好のチャンスになるのです。
寂しくなった
酔うと自制心をなくし、普段やらないことをやってしまいますよね。大人しい人がカラオケで目立ったり、愚痴こぼしを始めたりする場合もあります。
またお酒を飲むと普段の欲求が表れてくるため、強い男性を演じている人なら、酔って急に弱さを見せることもあるでしょう。寂しい気持ちになるのは、自分でも気づかない部分も。
夜中に誰かの声を聞かないと、自分の存在価値が見えなくなっているのかもしれません。支えてくれる人がいるのか、困った時に頼れる人がいるか。そんな不安が酔っている時に襲ってくるのでしょう。
見栄っ張り
酔った時に電話する心理は、自分が楽しくお酒を飲んでいることを誰かに自慢したいためです。この場合は恋人ではなく、友人が相手になるとも考えられますね。
とくに男性は見栄を張り、いつもプライドを高く維持している人が多いので、自慢できることがひとつでも多いと安心します。お酒を飲んで酔った時は、仲間に囲まれて楽しい自分を誰かにアピールしたいのでしょう。
居酒屋からコールをし、周囲に電話の相手の声が聞こえるような場面。わざと電話の相手に、自分の交友関係を知らせている意図が感じられますね。
懐かしくなった
飲み会で盛り上がった話題によっては、急に昔の友人が恋しくなったり、自分の恋人が可愛くてたまらなくなったりするケースがあります。
お酒の場でよく話題になる恋愛観。会社の飲み会だと、仕事中はあまり話せないプライベートについても、周囲から突っ込まれることもあるでしょう。
すると急に思い出す人の顔があり、どうしても声が聴きたくなるので酔った時に電話する心理が働くこともあるでしょう。とくに意味はなく、ただ純粋に声が聞きたいだけ。恋人ならその足で、すぐに会いに行きたくなる場合もあります。
酔って電話する相手は好きな人?判断ポイントについて
なぜか酔うと声を聴きたくなる人はいませんか。セルフコントロールできない状態こそ、本当の自分の想いがわかります。では相手をどう思っているのか、自分の気持ちを判断するポイントをご解説しましょう。
正直になれる
好きな人とはいつでもつながっていたいと思うのは、当然の気持ちですよね。とくに酔った時はその気持ちが強くなりますので、時間が空いた時に電話をかけて声を聴きたくなるはず。
話の内容や話すことはどうでもよく、ただ電話の向こう側に好きな人がいてほしいのです。そんな場合は自然と正直な気持ちになり、「声が聴きたくなって電話した」とはっきり言うはず。
声で伝わる感情を、相手にも感じてほしいのです。お酒の力を借りていつも言えないことが言えるのは、確実に脈ありのサインといえますね。
予告する
酔った人から夜中に電話がかかってくるのは、よほど親しい関係の相手でないと迷惑に感じるでしょう。好きな人に電話する場合も、心のどこかに冷静な部分があり、嫌われないように電話の「予告」をする傾向があります。
迷惑がられないようLINEで「後で電話していい?」を最初に相手の都合をチェック。このような遠慮や配慮があるのは、相手に好かれたいと思っているからです。
とくに恋愛感情を持っていない友人や知り合いなら、相手のことはあまり気にせず夜中でも電話してしまうでしょう。それ以前に気のない人には、酔った勢いで電話をかけることはないかもしれません。
後日謝る
なんであの人に電話したんだろう…と、自分でも不思議に思う人がいます。酔った時は自分でも気づかない部分が出てくるため、とくに恋愛感情に関しては気づかないふりをしている部分が、酔うことではっきりと自覚できる場合もあるでしょう。
酔った時に電話した後は、なんとなくバツが悪くなり、相手に嫌われたくないと思っているので後日必ず謝りのメッセージを送信するはず。
「昨日は遅くにごめんね」と、きちんとした態度で接するでしょう。その際に相手が怒っていないか、慎重に確認もしています。
酔い方ごとの性格について
酔うと泣き上戸になったり、全く普段と変わらなかったりする人などさまざまです。酔い方でわかる性格について見ていきましょう。
おしゃべりになる人
普段ストレスが溜まっている人は、お酒を飲むと緊張感がほぐれて、いつもよりも饒舌になります。大人しい人がべらべらと話すような瞬間で、あまりにも態度が違うのはよほど多くのストレスを抱えているということでしょう。
説教する人
プライドが高い人はお酒を飲むと、さらに自分の性格が丸出しになり、普段気になっていることを細かく指摘します。飲み会で延々と仕事の話をする上司が当てはまりますね。楽しいはずの飲み会を、いつもつまらなくしてしまう人もいるでしょう。
泣き上戸
甘えん坊で寂しがり屋の性格の人は、酔うとネガティブな気持ちになり泣き上戸になります。男性の泣き上戸の場合は、人生において恋愛をとても大切に考える傾向もあるといわれているので、飲み会の後にすぐ恋人に電話するタイプかもしれません。
まとめ
お酒を飲むと急に態度が変わる人は、周囲に必ず一人はいるでしょう。マナーを守り楽しく飲むのが原則ですが、酔った時の自分を思い出し、心の奥に隠していることがないか、行動パターンを考えてみませんか。
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