ふざける人の心理には、どのようなことが考えられるでしょうか。真面目な話をしているのに真剣に聞かない人や、おだてられると調子に乗った態度になる人など。
人はそれぞれイメージされることがあり、ふざける人はなんとなく信頼できない印象を他者に与える場合もあります。そこで今回は、ふざける人の心理をご解説していきますので、上手く付き合う方法を考えてみましょう。
ふざける人の心理にあること
真剣に相談ごとをしているのに、茶化してふざけた態度になる人がいますよね。そんなタイプと一緒にいると、とても疲れてしまうもの。ではふざける人はどのような理由があるのか、早速ご説明していきましょう。
本心を隠している
ふざける人は、決して相手を不快にさせるつもりでやっているわけではありません。他人に自分の心を読まれるのが不安な人は、真面目な場面でもふざけた態度で本心を隠しています。
本当は相手のことを思っているのに、そんな気持ちを知られたくないので、逆の態度で失敗するのです。たとえば仕事で悩んでいる友人。
転職しようか相談したのに笑って対処されると、とても腹が立つでしょう。これは真剣な場面でどのようなアドバイスをするか、相手に値踏みされるようで怖いのかもしれません。
マイペース
周囲の流れを気にしない人は、自分が他者を傷つけるつもりがなくても、その時の気分で言葉を発するため後悔する場面も多いでしょう。
その場の雰囲気を飲み込めないのが原因。周囲がシーンと神妙な顔で黙っているところに、ずかずかと入り込み「何この雰囲気？！」と面白そうに大声を出すタイプです。
真剣な付き合いをするのは信頼度が欠けてしまいますが、表面的な軽い付き合いをするには丁度よいタイプになるでしょう。空気を読まない性格はマイペースなためで、グループ行動が難しいと感じるかもしれません。
寂しい
ふざける人の心理が理解されにくいのは、大人としてのマナーに欠けるため。しかし本人は自分にとって不利になることを知らずに、他者に誤解される態度でアピールしています。
その理由は他人のリアクションが欲しいためで、根底には寂しさを解消したい願望があります。なんでそんなことを言うの？と周囲が驚く衝撃的な言動。
周りの興味を引いて、自分がその輪の中に入ったと安心しているのです。寂しさを感じやすい人は、自己肯定感が低い傾向がありますので、過剰な努力をして他人に構ってほしいとメッセージを送ります。それが次第とストレスになり、さらにふざけてしまうのでしょう。
人より優位に立ちたい
ふざける人は心理的に、自分の存在価値を相手に強引にアプローチしています。無意識でやっていることかもしれません、他人を見下した態度で自分が上にいるような満足感を得ています。
「彼女に浮気された…」と友人から相談されて「浮気し返せばいいよ」と、深刻な場面でも馬鹿にしたような態度をとる人。自信がありすぎるので、人の悩みごとや不安は真剣に対処する必要がないと思っています。
攻撃的な態度は、心理的に自分を守る手段としてやっているのかもしれません。
楽観的な性格
悲しい場面や困った場面など、他人の言葉が励ましになることはよくありますよね。ネガティブな出来事があった時こそ、人の温かみを感じたいものですが、ふざける人は心理的になんでも平和主義なので真剣な態度になりたくないのです。
相手のネガティブな感情を共有して、一緒に悲しむことができない性格。楽観的なのでどんなに深刻なことでも「なんとかなるよ」とさらっと片づけてしまいます。
軽い一言は相手を傷つける理由。しかしふざける人は、真剣な人を茶化すのは励ますための行動です。大勢の社員が集まるプレゼンで、緊張する新人にふざけた態度で迫る先輩のように、楽しく元気に何ごとも乗り越えたい考えがあるのでしょう。
ふざける人の対処方法
ふざける人の心理は色々と考えられますが、突然の場面だと相手の気持ちを考える前にイラッとさせられ、嫌な態度で接してしまうこともあります。ではふざける人の扱い方や接し方について、オススメの方法をご紹介しましょう。
おだてる
ふざける人は悪意があってやっているわけではありませんので、いきなり叱りつけるとその先のコミュニケーションが上手くいきません。ふざける人を上手く扱うには、普段からおだてることを意識してください。
楽観的に物ごとを捉える傾向があるのでお調子者に見えますが、自分を大切にしてくれる人に対しては尽くしてくれるタイプ。機嫌をとりながら付き合うと、期待することが相手から引き出せるかもしれません。
きちんと説明する
誤解されやすいふざける人。真剣な場面で茶化されてしまうのは不快です。そんな時は自分の気持ちをきちんと説明して、相手に理解してもらいましょう。
悩みごとを相談しているのに笑い話にされたら「自分にとっては面白い話ではないんだけど」と真面目な顔で対処。ふざける人は、自分の態度に周囲が合わせてくれると油断しているので、大切な場面では相手のペースにならないよう念入りに事態を説明してください。
まともに話を聞かない
ふざける人の中には、意図的に相手を不快にさせようとやってくる人もいます。そんな人は普段の付き合い方でもわかりますので、つっけんどんな態度や距離感を感じる相手なら、どういうリアクションをされても真に受けないのが対処のコツです。
空気が読めない人だから…と納得できる場合もあるでしょう。茶化している程度のレベルなら、簡単にやり過ごすのも可能です。しかし人間性を疑ってしまうふざけ方をする場合は、その程度の人だと理解して今後との付き合い方を考え直すのも方法です。
真剣度を知るコツについて
ふざける人が何を考えているのか、度が過ぎると信用できない人にも見えてしまいますよね。相手の真剣度を知りたい場合、次のポイントを考えて判断することができます。
ストレートに質問する
ふざける人はその場の空気が読めない傾向がありますので、悪い人ではないのに誤解されやすい特徴があります。もし真剣な場面でふざけた態度をとっている場合は、なぜそうなるのかストレートに質問してみましょう。
「何が面白いの？」と鋭い質問をして、ふざける理由がわかっている人は意図的にやっていると考えられます。逆に大人しくなるのはバツが悪いためで、今後はふざけることも減るでしょう。
聞き手になる
ふざける人は信頼できないデメリットがありますが、じっくりと相手の意見を聞くとそれなりの価値観や考え方が見えてきます。失礼なことを言った後にきちんと修正しようとする人は、まだマナーがあるサイン。
徹底的に聞き役になれば、相手の思うことが見えてくるので真剣度が伝わるでしょう。自分が作ったダメージに対してどう思っているのか、徹底的に相手の話を聞いて判断してください。
距離を置いて付き合う
ふざける人は心理的にあらゆることが考えられますが、厄介なのはプライドが高く、自分と周囲を完全に切り離して付き合っている人。
この場合は人の心の痛みを知る余裕がないので、一緒にいると傷つけられることが増えてしまいます。それならいっそのこと付き合い方を考えて、これから距離を置くのも改善策のひとつ。もし真剣に考えている人なら、自分の態度を改めて近寄ってくるでしょう。
まとめ
ふざける人は心理的な特徴を考えて、上手く付き合っていくのが必要ですね。すぐにイラッとせず相手の本気度を考えて、次のアクションを起こしましょう。
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