内向的になる人は、心理的に影響していることがあるのでしょうか。内向的、恥ずかしがり屋、シャイ、大人しい人など。このような性格の人は、自分の気持ちや考えを表にアピールできないため、自分の殻に閉じこもる傾向があります。
周囲の人の話し声を聞いても、自分が言葉を発せない状態。大声で言いたい内容があっても言えない性格は、一人で苦しむ場面も多いでしょう。
そこで今回は内向的になる人の心理と、もっと積極的になる方法についてご解説していきますね。自分を変えたいと思ったら、まずは原因から探ってみましょう。
内向的になる人の心理とは?
内向的か積極的か、自分のタイプを理解している人は多いはずですが、その原因や理由については曖昧になっているかもしれません。内向的になる人は心理的に関係するものがあるので、考えられるポイントを見ていきましょう。
他人に受け入れてもらいたいため
内向的になる人の心理は、他人から自分がどう見られているか、過剰に気にしているためです。たとえば転職する際の面接。面接官と面接者のどちらが緊張しているか比べると、間違いなく面接される側のほうが緊張しますよね。
その理由は合格したいため。面接官によい印象を与えられるように自分の態度や話し方、答え方を考えるとたった数分間でも、ストレスや疲れを感じます。
本来の自分らしさがなくなり、言いたいことも言えず我慢しているでしょう。内向的になる人にも面接の場面と同じく、常に誰かに自分を判断されている心理が働いています。
そのため相手を怒らせないように、不快にさせないようにと緊張が高ぶるために、自分から話すのが怖くなっています。内向的になる人は、自分から話す必要がない場面は、とてもリラックスしているはず。他人の視線が気になり始めると、次第と大人しくなってしまうのです。
自分より相手のほうが立場が上だと思っている
内向的になる人の心理は、相手が自分よりも価値があり、できる人だと思い込んでいるためです。たとえばとても美人で、素敵な女性を目の前にした時。
積極的な男性なら、迷わず自分から話しかけるでしょう。内向的になる人の心理は、自分以上に相手がすごい存在なので「相手にしてもらえないだろう」と自分自身を卑下しています。
他人を評価するのはあらゆる要素がありますが、内向的な人は心の中で自分でも気がつかない自己評価の低さがあります。そのため常に周囲の人のほうが自分よりも優れて、自分はダメな存在だと思っているため、失敗を恐れて積極性もなくなっているのです。
逆に行動的なタイプは自信があるので、どのような相手にもまずは自分から行動を起こし、コミュニケーションをとるでしょう。
自信がない
内向的になるのと、自分に不安を抱くのはいつも同時です。自信がないと周囲から注目されないように大人しくなり、次第と内向的な態度へ変わっていきます。
不安を抱く人は、人に囲まれる環境がとても不快に感じるでしょう。たとえば見た目にコンプレックスがある人。体型に自信がない、顔のパーツが好きではないなど、他人から見たらさほど問題にならない小さいことが、とても深刻な問題に感じてしまうのです。
また性格的にも、自分は話がつまらない人間だと考えたり、周囲から変わり者に見られているかもしれないと不安になったりするでしょう。
「他人から求められる人間になろう」と考えること自体が、すでにストレスにつながっている可能性も。自分の理想と他人が求める理想は、必ずしも一致しているわけではありません。自分らしく過ごせないのは、次第に自分自身に不安を抱く原因にもなるでしょう。
過去に辛い経験がある
内向的になる人は、心理的に自分を敵から守っている意味があります。以前恋人に裏切られた経験があるなど、いつまでも心に残る傷があると次第と他者と距離を置きたくなります。
二度と同じ経験をしたくなくて、目立たないようにしているのです。恥ずかしがり屋の人は、もともとの性格という部分も多少はあるでしょう。
しかし育った環境、社会生活で自分の考え方を変えていくと、コアになる部分も変わっていきます。内向的な部分を変える努力が、次第と積極的にもつながっていくのでしょう。
積極的になるには何をすればよいか
いつも積極的に人前で話したり、先頭を切って行動したりする必要はありません。しかし言いたいことが言えずに我慢してしまう内向的な自分は、できれば変えたほうがよい場面もありますよね。
そこで内向的になる人の心理をふまえ、今後積極的になる方法について今からできることをご説明しましょう。
SNSを活用しよう
対面して相手に自分の思いを話すのは、誰でも勇気が必要です。しかし見えない相手なら、多少の失敗をしてもワンクッション置かれるので安心。
積極的になる場合はまずSNSを活用して、他の人の投稿にどんどんコメントしてみましょう。自分の意見を発するのが最初のステップ。
その反応がどう出るかよりも、まずは思っていることを言えるように練習をしてみましょう。自分のコメントに反応してくれる人がいると、存在価値を理解してもらい嬉しくなれます。
得意な話題を選ぶ
他人との会話は内向的になる人はとても苦手で、初対面やよく知らない人だとさらに緊張します。積極的になるには、他人とのコミュニケーションでもっとリードすること。
そのためには、自信を持って話せる内容を選ぶと安心です。たとえば音楽が好きな人は、自分の好きなアーティストの話をしたり、運動が好きな人はエクササイズの話題を選んだり。
知っていること、慣れていることはとても快適に話せますので、会話で積極性を活かすためには話題作りも意識してください。
日記を書く
自分は大人しい性格だと自覚しても、その理由がなぜだかわからない人も多いでしょう。根本にあるものが見つからないと、無理に積極的になろうとしても上手くいきません。
自分をよく知るためにも、これからは毎日日記を書きましょう。一日の出来事や他人との会話で、自分がどう思ったか、どのような対応をしたかなど、気になったことを全て書き留めてください。
日記は自分に自信をつけるためにも、とてもよいツールになりますので、過去を振り返り考え方の違いを見つけ、知らない自分を発見するのも必要です。
やらないことをやる
内向的になる人は普段の生活の中で、パターン化されている内容がたくさんあるでしょう。たとえば初対面の人を避ける、話しかけられたら目を伏せてしまうなど。
このような自分の行動や考え方のパターンを、一気に変えてみましょう。無意識にしている行為とは真逆のことが、積極的な行動です。
具体的に何をすればよいのかわからない時は、苦手分野でも勇気を出してやってみるのです。シャイな自分を乗り越える、そんな前向きな気持ちで周囲と接してみませんか。
親しい人から始めよう
今まで誰かの影に隠れてしまうような大人しい人が、いきなり前に立って話すのは、周囲を驚かせる要因です。自然に積極的になるためには、まず自分をよく知っている人から始めましょう。
仲がよい友人に、もっと心をオープンにすること。家族に気を遣わず本心で意見を言う。何ごと苦手なことは練習が必要なので、身近な人に対して積極的な自分をアピールして慣れてみませんか。
まとめ
内向的になる人は、自分の全てを否定する必要はありませんが、後悔する場面がある時は少しだけ積極性をアピールしてみるのもよいでしょう。そのためには、自分の得意や好きな分野を活かすとよいですね。
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