後ろの席に座る心理ですが、自分では全く意識せずやっている行為でも、実は心理的なことが隠されている場合があります。
とくに好きな人のそばだと、自分の立ち位置や座る場所については、とても慎重に考えてしまいますよね。
正面を向いて座るのはとても恥ずかしく、視線があったら困る瞬間です。でも後ろ姿なら好きなだけ見ていられるので、絶好の鑑賞スポットになるのでしょう。
人の行動パターンで、心理的な意味が表れるパーソナルスペース。後ろ側に隠された本当の意味についてご解説しますので、ぜひ参考にしてくださいね。
女性の後ろの席に座る男性心理について
前の席が空いているにもかかわらず、あえて女性の後ろの席に座る男性。特別な意味がないようで、実は深層心理が行動に表れている瞬間です。女性の後ろに座る男性は何を考えているのか、詳しく見ていきましょう。
興味がある人
恋愛感情がはっきりとなくても、気になる人の存在がありますよね。チャンスがあれば恋人になるかもしれない人には、無意識に興味を抱いています。
どのような人なのか知りたい心理があり、細かい部分まで全てチェックしたいので、後ろの席に座ってしまうのでしょう。
興味を持っている段階では積極的に近づくのは難しいので、相手の様子を窺いながら距離を縮めていきます。
後ろの席に座る心理は興味本位が土台にあり、気づかれないよう後ろに座る行動に出ています。
好きな女性だから見ていたい
好きな人の髪や背中、香りなど、全てを見たいと感じるのは自然な気持ちです。でも活動中に相手を見るのは不審な行為だと思われるため、座っている時はその場からしばらく動かないので、じっと見るチャンスになります。
広い会議室で好きな女性の後ろの席が空いていたら、真っ先に座ってしまうでしょう。遠からず近からず、しばらく好きな人を眺めるには最高のスポットになります。
自分に自信がない
自分に自信がない男性は、どう近づけばよいかわからず不安です。そのため気づかれないよう後ろに近づき、好きな人を見ているのです。
好きな人の視界に入りたいけれど嫌われたら困る、目の前にいて邪魔な存在になりたくないなど。本音では一緒にいたいのに、違う行動に出てしまいます。
自信がない男性は、他の人と距離を置いて生活する傾向があるので、孤立している場合も多いでしょう。
顔を見られないで済む
誰が相手でも平気で話しかけられる男性は、積極的に好きな人の隣の席を選ぶはず。しかし大人しい性格の人は、緊張して恥ずかしがっている自分を見られたくないので、正面や横には行けません。
そのような男性心理があるため、女性の後ろの席に座る行動に出てしまうのでしょう。また中には真後ろでなく、女性の斜め後ろに座って横顔を見ている人もいるかもしれません。自分のリアクションがバレずに楽しめるのは、相手から見えないエリアなのです。
自分に気づいてほしい
隣の席に人が座った時は、必ず気がつきます。好きな人のそばに行く時に自分の存在に気がついてほしい場合は、適度な距離を残して後ろの席に座る心理になります。
その場合はドシンと力強く腰かけたり、聞こえるように声を発したりする場合もあるでしょう。
気づくといつも自分のそばにいる人は、なんとなく気になる存在に変わりますよね。そんな心理を使い、好きな人の後ろの席をゲットして、自分をそれとなくアピールしています。
女性に甘えている
デートの時に男性が女性の一歩前を歩くのは、相手をリードしているサインです。女性の後ろの席に座る心理はこの逆で、女性に引っ張ってほしい甘えん坊のサイン。
はっきりとした性格の女性や、姉さん女房のような人に惹かれる傾向があり、いつも後ろで隠れています。
この男性心理では常に女性の後ろにいるタイプと、一定の場面になると女性の後ろに行く人がいるでしょう。
いざという時は女性に判断してもらいたいと思う場合は、その時だけ後方部に下がってしまうのかもしれません。
驚かせたい
後ろから肩に手をかけて驚かせたい時は、後ろの席に座る心理が働きます。仲がよい友人やいつもふざける相手には、あらゆる隙を狙って驚かせたくなりますよね。
相手が驚いた姿が楽しいので、ついやりすぎて怒られることもあるでしょう。そんな楽しい関係の異性は、友人以上になる可能性があるので、自分との距離をいつも慎重に判断しておくことも大切です。
後ろから女性を守っている
女性をリードする男性は、一歩前を歩いています。後ろの席に座る男性も、背後から大切な人を守る男性心理が働いています。
女性は弱い立場で、危害を加えられやすい存在。自分が前に立ってしまうと、背後で何が起こるか把握しにくくなるのです。
そのため女性の後ろで、何ごとも起こらないようにチェックしたいために、自分の居場所を確保しているのかもしれません。
彼女の後ろにピッタリといる人は、ボディガードのように周囲を見回して安全確認をしているのでしょう。
女性のパーソナルスペースを活用しよう
男性と女性では、パーソナルスペースの位置が少し違います。距離感は相手との心理的な関係を示すもので、近いほど仲がよい、信頼しているということになります。
知らない人にいきなり腕を掴まれるような近距離になると、とても不安になりますよね。女性は自分を守るために、男性とは違うパーソナルスペースを持っています。
左右に座る
女性のパーソナルスペースは、左右に広いといわれていますので、前後に座るよりも隣をゲットしましょう。
すぐ隣なら声をかけやすいですし、相手の表情も確認できます。しっかりと判断できる距離でないと、女性は相手に心を開けないもの。
好きな女性には後ろの席からアプローチせずに、勇気を持って隣に座ってください。「お隣、空いていますか」と一言聞いてから座ると、会話のきっかけが掴みやすくなります。
わかるように後ろに座る
男性のパーソナルスペースは女性と違い、前後に広いといわれています。正面から来た人に、心を開きやすいのでしょう。
このような男性心理を上手く活用して好きな人に近づくには、後ろの席をわかるように確保することがコツです。
そっとわからないように後ろにいると、女性は危険を感じて不快な存在だと捉えてしまいます。
バッグが軽くぶつかるような演出をして、声をかけるのもよいでしょう。後ろに誰かいるというのをアピールして、女性の反応をじっくりと窺ってください。
グループ行動で近づこう
二人だけになるとお互いに緊張して、好きな人とコミュケーションが上手くとれない場合があります。
毎回後ろの席に座る心理だけでは、次に進展しませんよね。そんな時はグループ行動で、距離感をなくしていきましょう。
他にも人がいる環境なら、安心して思い切った行動に移せるかもしれません。グループのなら隣の席をゲットしても不自然ではありませんし、自然と仲良くなるチャンスも待っているでしょう。
後ろからじっと見つめているだけの関係から、話ができる仲まであっという間に進展できるかもしれません。
まとめ
後ろの席に座る心理は、好きな人にもっと近づきたいけれど恥ずかしいというもどかしさがあります。
本当は積極的に話をしたいけれど、後ろ姿だけで満足しようと我慢しているのでしょう。好きな人へは、まず一歩近づくのが大切です。
女性は左右のパーソナルスペースが鍵を握っていますので、後ろの席から次は隣へと少しずつ移動してみませんか。笑顔で話しかけていけば、急に距離感がなくなり仲良くなれるはずです。
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