指を鳴らす時の心理とは、どのようなものなのでしょうか。自分の置かれた環境で、不思議に思った経験がある人も多いでしょう。
静かなカフェの中でいきなり指を鳴らし、音が店内に響き渡る瞬間。また会話をしている相手がいきなり指を鳴らすなど、生活の色々な場面にある仕草です。
指を鳴らす行為は決して最近始まったことでなく、昔の人もやっていましたよね。指を鳴らすのは心理的な意味があり、ひとつのパフォーマンスとして考えると相手の心の中が気になります。
男性も女性も指を鳴らす瞬間がありますが、この時にはどのようなことが心理的に隠されているのかご解説しましょう。
指を鳴らすのはこんな時
指を鳴らす人を見かけるのは、このような時があります。また自分でも無意識にやっているのは、このような場面があるでしょう。
大切な仕事にとりかかる前
これから大切な仕事を始めるという場合、気持ちを引き締めて指を鳴らすことがありませんか。
なぜやってしまうのか自分でもわからないけれど、大きな仕事やプロジェクトが目の前に待っているプレッシャーは仕草につながることがあります。
退屈な時
遅れた電車を待っている間やつまらない飲み会の最中など、手持ち無沙汰になり指を鳴らす心理が働きます。
そのような時に限って手元にスマホがなく、やることが見つからない。指を鳴らして暇つぶしにしているのでしょう。
あくびをしたりため息をついたりするように、指を鳴らして周囲にいる人に退屈していることをアピールしています。
女性よりも男性に多い
指を鳴らす女性も中にはいますが、圧倒的に男性のほうが多くやる仕草です。指の動きは心理的な意味が隠されていることが多く、指を鳴らすというのは音を出して周囲にメッセージを送る意味があります。
女性よりも男性に多いのは、ライバル意識や男性としての強さをアピールする意味もあるのでしょう。
指を鳴らす心理について
指を鳴らす心理の意味について、考えられることをいくつか見ていきましょう。鳴らすことで、本当に指がすっきりするものなのでしょうか。
それがわからなくてもなぜかやってしまう、不思議な心理が隠されています。
自己顕示欲が強い
男性に多いのは、自己顕示欲が強い人。指を鳴らして自分の存在を周囲に知らせたい、注目してほしいという意味合いがあります。
自己顕示欲が強い人は他の人よりも自分のほうができる、上にいるというプライドがあり負けず嫌いです。
ボキボキと関節を鳴らす仕草だけでなく、指をパチンと鳴らしてカッコつけることも男性によく見られます。
この仕草も自己顕示欲から来るもので、魅力的な自分のことが好きなサインだといえるでしょう。
ストレッチ
指をボキッと鳴らすと、なんとなく気持ちがすっきりしませんか。指先が疲れた時や気分転換がしたい時に、指を鳴らす心理が働きます。
首や肩が凝った時にストレッチをすると、ボキッと音が鳴る時がありますよね。その音を聞いた瞬間に、体が柔軟になったような錯覚を起こす人もいるでしょう。
そのため、指を鳴らす心理になる人もいるのです。
カッコいいと思っている
指をボキッと鳴らすこと、パチンとはじくように鳴らす仕草は、カッコいい人のやる仕草。そのようなイメージを抱きながら、ついやってしまう人もいるでしょう。
ドラマや映画の場面のように、キザな男性が自然にやる仕草だというイメージもあります。そんな風に、自分もカッコよくやってみたいのでしょう。
ルックスに自信がない人は、見た目でなく仕草や態度で勝負します。そのために指を鳴らす心理が働き、少しでも自分の魅力をアピールしたい気持ちの表れとなっています。
アニメが好きな人に共通する仕草
アニメや漫画が好きな人が指を鳴らすのは、どうやら戦闘中の場面など作品内の出来事がきっかけとなるようです。
アニメに登場するヒーローや強い男性像は、素直にカッコいいと感じますよね。そんな姿を頭に描き、つい自分も真似したくなるのでしょう。
アニメのようにボキボキッと大きな音が鳴るほど指を鳴らせる人は少ないかもしれませんが、現実離れした場面は男性が憧れること。
色々な作品から影響を受けて、自分の癖になる場合もあるのではないでしょうか。
相手に威圧感を与える
指を鳴らすことは、男性に多い仕草。その理由は、相手に自分の力を誇示したい心理があるためです。
筋肉質の格闘家やレスラーなどが、対戦相手に威圧感を与えるために目の前で指を鳴らす場面があります。
実際の強さはわからなくても、指をボキボキと鳴らされるとなんとなく強さを感じますよね。
そのような男性ならではの心理が働き、普段の生活で力を誇示したい時についやってしまう仕草なのです。
職場のライバルや恋愛のライバルなど、力で競いたいと思うのは男性の本能かもしれません。
ストレス発散
ストレスで溢れた毎日、もやもやした気分を発散する時は、少し痛みを伴うくらいの解消法があると気分が引き締まります。
指を鳴らす心理はストレスを発散したい時で、仕事がひと段落してホッとした時や集中できない時にやってしまうことがありますよね。
ストレスは知らない間に蓄積されるもの。気がついた時には体調を崩したり、精神的なトラブルを抱えたりすることもあるでしょう。
指を鳴らして気分転換できる人なら、ストレス発散はいつでも簡単にできそうですね。
指の鳴らしすぎに注意
ボキボキと指を鳴らす仕草や、パチンと鳴らす心理的な動き。無意識の場合がほとんどなので、急にやめるのは難しいことでしょう。
でも注意しなければ、次のようなダメージがあるかもしれませんよ。
関節自体が傷つく
指が鳴る原因は、不要な圧力により指の関節内に溜まっている気泡がはじけている可能性も。
関節の周辺には神経や血管も走っていますので、無理に圧力をかけ続けることは関節と周辺にダメージを与えることになるでしょう。
頻度を減らすこと
いきなり指を鳴らす癖をやめるのは、逆にストレスになる可能性があります。関節に負担をかけないためには、意識しながら徐々に頻度を減らしていきましょう。
まとめ
指を鳴らす時の心理は、驚く意味もいくつかあります。なぜやってしまうのか不思議に思っている人は、自分に当てはまる心理があるかどうか再度チェックしてみてくださいね。「なるほど…」と思うことがあるかもしれません。
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