人見知りの心理は、人間関係を築くのが苦手なところがあります。話を盛り上げようと思っていても、会話が続かずに微妙な空気になってしまう場合も。
一方的な会話になるのは、人見知りの人の心理をよく知らない可能性もあるのです。今回は人見知りの心理を理解しながら、今よりもっと仲良くなれるコツを一緒に考えていきましょう。
人見知りの特徴とは
人見知りの心理を知るには、どんな特徴があるのかを知ると親しくなれることも。人と接するのが苦手でも、自分から「人見知りなんだよね」と公表する人もいれば自覚がない人もいますよね。
雰囲気で人見知りと判断する時が多いですが、相手のさりげない様子から人見知りだと気づくことも可能になります。
周りを気にしすぎてしまう
おとなしいと思われる人見知りの心理には、周りの反応ばかりを気にするため、考えすぎて言葉が出てこない特徴も。
自分の意見を言うのが苦手で、好かれたい気持ちから周りに合わせてしまうのです。言いたいことを我慢するので、心の中で後悔する時も多いでしょう。
周囲の視線や言葉に敏感なので、目立たないように行動している場合も。何か言われたら…と不安な気持ちで、周りとの距離を置こうとするところがあります。
目が合うとそらす
視線を感じるとうつむく人見知りの心理は、恥ずかしがり屋な一面も。心理的には笑顔で対応したくても、恥ずかしくて、頭の中が真っ白になっていることがあります。
目をそらして無表情になる人もいますが、どう対応したらいいのかがわからない場合も。恥ずかしくなると緊張するので、なるべく目を合わせないように意識している人もいます。
本心を隠そうとする
自分の本音を悟られたくない人見知りの心理には、警戒心の強さから怖がりで消極的なところも。相手を知るまでは、保守的な気持ちになってしまうのです。
初対面の人に自分を知られるのはなんとなく恥ずかしくて、心の準備ができるまでは知られたくないことってありますよね。
仲良くなるまでは壁を作って接するので、ミステリアスな面を感じる人も。無理やりに周りが本心を聞き出そうとすると、曖昧な言葉でその場を濁す場合もあるでしょう。
打ち解けると接し方に変化あり
相手を知るまでは控えめな態度で接する人見知りの心理ですが、どんな人物か理解すると人見知りが解消されて、接し方にも変化が見られます。
すぐに打ち解ける人もいれば、時間をかけてゆっくりと距離を縮めていく人も。警戒心が薄れて接することに慣れると、話す表情にも自信が表れるようになり、今までとは違った関係性が築けるでしょう。
実は聞き上手
話すよりも話を聞くのが得意なのも、人見知りの心理の特徴。聞き上手で、聞いて欲しそうな様子も敏感に反応するところがあります。
相手の気持ちに寄り添うように話を聞くので、話していて気持ちが楽になるという人も。話を途中で遮断することなく、最後まで「うんうん」と相手の話を聞くでしょう。
打ち解けた相手には、意見を求めると自分の言葉で話してくれる場面も。一緒にいて癒されるので、話を聞いて欲しくなる存在になります。
慣れると自分から話す姿も
人見知りの心理は、慣れると少しずつ自分をさらけ出す場合も。受け身が多い人見知りですが、気心を知ると自分から打ち解けようと会話にも積極的に参加する姿が見られます。
いつもは話を聞く側だったのに、いつの間にか自分から話し始めるようになったという人もいるでしょう。人見知りだから話さないのではなく、話せるようにと慣れるまでは周りの様子をじっくりと観察しているのです。
自分からあいさつや会話に進んで参加してきた時は、喜んで一緒に会話を楽しむと距離がどんどん縮まります。
親しくなれるコツを知ろう
人見知りの心理は、自分から打ち解けようとするのが苦手ですが、心の奥では親しくなりたいと思っている人も。気持ちは親しくなりたいのですが、相手に拒まれるのが怖くて上手く行動に結びつかないのです。
傷つくのが怖い人見知りの心理は、自分が傷つかないように万が一のことを考えて暗い方向へ考えてしまう傾向も。親しくなるには、相手の気持ちを汲み取った行動が求められているでしょう。
会話を急かさない
テンポよく会話を楽しみたくて、なかなか話さない人見知りの人と一緒にいると、ツッコミをいれてしまうことがあります。
人見知りの心理には、言葉を選んで話し始めるところも。周りにとても気を遣うので、考え込みながら話始める人もいます。話すまでに時間がかかってしまうため、間が長くなることがあるでしょう。
じれったくなって、早く話すようにと急かしてしまう人がいますが、人見知りの心理から焦って話すことをやめてしまう場合も。
親しくなるには、急かさずにゆっくりと会話をするのがコツになります。テンポよく会話を楽しみたいですが、相手のペースに合わせて話すのもコミュニケーションの一つになるでしょう。
大勢よりも個別で会話
会話のリズムについていけなくなると、周りの雰囲気に圧倒されて人見知りの心理になる場合も。グループで会話をするよりも、個別で話すことを好みます。
仲間同士が会話で盛り上がっていると、流れを乱してはいけないと自ら距離を置いてしまうのです。個別で話をすると、周りを気にせずに落ち着いて話ができるという人も。
聞き逃さないために、向き合った会話を楽しみたいところがあるでしょう。親しくなりたい時は、なるべく一人で話しかけるのが距離を近づけるポイントです。
返しやすい話題を中心に
会話に入っていけない人見知りの心理は、返す言葉が見つからないことがあります。苦手な分野の内容は、返答を求められると困ってしまう場合も。
親しくなるには、相手が興味のある話題を取り上げると反応が早く、自ら積極的に会話に参加することがあります。
返事がしやすい会話を意識すると、少しずつ打ち解けてくるきっかけになることも。すぐに答えられるように、YESかNOで答えられる内容を話すと返事がしやすくなります。
まとめ
人見知りの心理には、相手を受け入れるまでは警戒心が解けないところも。焦って仲良くなろうとするより、長い目で少しずつ距離を縮めるとお互いの良さに気づくことができるでしょう。
自然体を心がけながら、ゆったりとした気持ちで接していきたいですね。
☆こちらの記事も読んでみてくださいね。
