舌打ちをしてしまう時には、意識的ものもあれば無意識なものもありますよね。今回は、舌打ちをする心理には、どのようなものがあるのかについて、お伝えしていきましょう。
機嫌が悪い
元々機嫌が悪いような時に、思わず舌打ちをしてしまう心理もあります。誰かに対して腹を立てているわけではなくても、なぜか舌打ちをしてしまうこともあるでしょう。
イライラを軽減させたい
自分の中にあるイライラを、舌打ちをして軽減させたい思いがあるのです。誰のせいでもないイライラした気持ちについては、どうしたらいいのかわからないと思う時も。
でもいつまでもイライラしていたくない…と思うので、自分のイライラした思いを軽減させるためにも、舌打ちをするのです。
これにより、少しは気持ちが落ち着くような人もいるでしょう。イライラした思いを軽減させる方法は人それぞれ。
でもすぐにでも行える方法としては、舌打ちをするというものもあるのです。これなら、その場ですぐにできるメリットもあるでしょう。
自分に対して腹が立つ
自分の能力の足らなさに対して、腹を立ててしまう人もいます。自分に厳しいタイプの人に多いのでしょう。
他の人なら、自分について許せるような内容でも、自分に厳しい人は色々な場面で、自分に対して腹を立ててしまうのです。
そして、このまま腹を立てる気持ちでいるのが嫌なので、舌打ちをして自分の思いを変えたいと考えているのでしょう。
舌打ちをするだけで、気持ちがうまく変わるケースもありますが、これだけでは気持ちが収まらない人もいるでしょう。
自分に対して腹を立てるのは、このままの自分ではいたくないという思いの表れです。自分に対して、責めるような思いを持つ時もあるでしょう。
でも悪いのは自分だけではない可能性もあるので、できればもう少し広い心で自分に対しても見ることができるといいですね。
怒りの行き場がない
自分自身の怒りの行き場がないような時にも、舌打ちをする心理が働きます。これについては、例えば人の悪口を言って楽になる人もいれば、お酒を飲んで紛らわせる人もいるでしょう。
でも行き場のない怒りを、舌打ちすることで何とかしようとする人もいるのです。もしこれだけのことで、なんとかできるのならそれはとても楽だと考える人もいるでしょう。
怒りの行き場がない時に、人に当たるような人もいますよね。こういう人から比べると、自己完結をしようとするのは、まだいいのかもしれません。
怒りの行き場について、どうしたらいいのかと考えるうちに、なぜ自分が怒っているのか、機嫌が悪いのかなど、本当の理由が明確になるケースもあるでしょう。
相手に怒りを伝えたい
相手に対して、自分の怒りを伝えたい時に舌打ちをする心理もあります。目の前の人に舌打ちをされたら、ほとんどの人は相手の怒りに気が付きますよね。
こちらの怒りについて早く気が付かせたい思いがあるので、わざと舌打ちをするのです。
言葉で伝えるのが面倒
相手に対して怒りを感じていても、これを言葉で表現するのが面倒な気持ちがあるのです。
どうすれば伝えやすいのかと考えた時に、舌打ちをすればいいと思う人もいるでしょう。
すぐにでも相手にこちらの怒りが伝わるのなら、早くしたい思いもあるのです。今までは我慢をしてきたけれど、やはり我慢ができない。
この怒りをなかったものにはできないので、舌打ちをして表現しようとするのでしょう。舌打ちをした時に、相手の反応を見ると落ち込んでしまう場合もあるはず。
これを見て、怒りが伝わったと思いホッとするような心理もあるのです。
言ってもわからないタイプだと思っている
相手に対して説明をしても、理解できないタイプだと思い込んでいるケースも。この場合にも、相手に対して言うだけ無駄だと想うので、舌打ちをするのです。
舌打ちをしても、相手の反応が変わらないと更にイライラしてしまうでしょう。でも少しでもおとなしくなったら、怒りが伝わったと考える人もいるのです。
なんとなく空気が重いので、静かにしてしまうこともあるのですが、舌打ちをした人から見ると、こちらの思いが伝わったと思うのでしょう。
相手の表情をしっかり見て、この後に出た言葉により反省をしているかどうかがわかるはずです。
自分の方が上に立ちたい
相手よりも、自分の方がレベルは上だと思うと、相手に分からせた思いになります。そのため、相手の話す内容に対して舌打ちをすることもあるでしょう。
こちらの考えとは全然違う、でももしかしたら相手の考えの方が合っているのでは?と自信を持てない時もあるのです。
相手を威嚇したい
相手に対して威嚇したい思いがあるので、舌打ちをする心理になることも。もしもここで舌打ちをしたら、相手がひるむのでは…と考えているのです。
相手を威嚇することができれば、自分の方が立場は上になれると信じているのでしょう。でも一時的に威嚇をしても、どちらが上の立場かは分からないケースも。
でも威嚇の方法のひとつとして、舌打ちをする人もいます。これによって、相手の表情が変わったら、これから先のやりとりが楽しみだと思う人もいるでしょう。
威嚇するための方法について、普段から考えている人もいます。このためにはどうするのがベストだろう…と思いながら、結果として舌打ちをして相手の様子を見たいのでしょう。
相手をおとなしくさせたい
相手が自分の考えや意見を色々と言ってくるのでうるさいな…と思う時も。こういう時に、相手を騙らせようとして、舌打ちをする心理もあります。
意気揚々と話している相手の会話内容はとても陳腐なもので、聞いていてプラスにはならない。それなのに周りは一生懸命聞こうとしている場合も。
でも自分としては、聞いていられないと思うので、舌打ちをして話を遮るのです。これがきっかけでトラブルになるケースもあるので、目立たないような舌打ちをする人もいるでしょう。
まとめ
舌打ちをする心理については、相手への憎しみがあることがイメージできますよね。でもこの思いが、自分に対してあるケースも。
このため、なんとか現状打破をしたくて舌打ちをするのです。少しでもスッキリするのなら…と思い、舌打ちをしてみたら案外気持ちが楽になったと思う人もいるでしょう。
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