見栄っ張りの心理はどう対応すべき?困ったときの扱い方

見栄っ張りの心理はどう対応すべき?困ったときの扱い方

見栄っ張りの心理は、人それぞれ誰にでもあるでしょう。自慢できることがあると、誰かにアピールしたくなります。そして人から羨望のまなざしで見られるのは、ある種の快感になりますよね。

しかし中には、人よりも見栄っ張りの心理が強く働く人が存在します。相手が誰でも、常に自慢ばかりする人も。何かにつけて人に注目されたいこのタイプは、相手が「付き合いにくい」と感じることもよくあるでしょう。

しかしどこに行っても、見栄っ張りの心理がある人は必ず存在します。人間関係で失敗しないためには、相手の深層心理を理解して上手な対応をすることが重要。

そこで早速ですが、見栄っ張りの心理について上手に対応するコツについてご説明しましょう。

 

見栄っ張りの人に共通する特徴

見栄っ張りの心理はどう対応すべき?困ったときの扱い方

「見栄っ張りの人」といわれたら、すぐにイメージできる人が周りにいますか。性格は悪くないけれど、見栄っ張りなところだけを直してほしいという人も存在しますよね。それでは見栄っ張りの人に共通する、以下のポイントを意識していきましょう。

 

ブランド品が好き

見栄っ張りの心理が強く働く人に共通するのが、物質的な価値に頼る性格です。外見や持ち物で人と勝負したいため、ブランド品をやたらと目立つように持ち歩きます。

このタイプの見栄っ張りは、ブランド自体の価値を正しく知りません。そのためブランド名だけで選んでしまうことや、トレンドを気にして飛びつくこともあります。

女性ならば、高級ブランドバック。男性ならば腕時計や車など、金銭的に人よりも上にいることで満足しているのです。

 

誇大アピールする

見栄っ張りの共通点として話を盛る傾向があるので、情報のソースがあいまいなことも。たとえば貯金額がさほどない人が、さも投資に詳しくて相当稼いでいるような話。

また自分の彼女がとても美人で、モデルをやった経験があるなど。誇大すぎる話は信用できず、軽く聞き流されてしまうでしょう。

でも本人は悪気があってやっているのではなく、性格的に誇大にアピールすることが習慣になっています。そのため本人はとても自然に、相手に大げさな話をしているのです。

 

なんでも知っているふりをする

「その話、知っている」「その場所、行ったことがある」など。なんでもかんでも知っているふりをするのは、見栄っ張りの心理が強い人に共通する点です。

「知らないことがあるのは、恥ずかしいこと」と、無意識に考えてしまうのです。人に質問したり、教えてもらったりすることをとても嫌います。

見栄っ張りの心理が強い人は、その性格を理由に仕事でミスをすることも。そんな場面でも決して自分の間違いを認めず、誰かに責任を押しつける傾向があります。

 

評価を気にする

周囲の評価をとても気にする、見栄っ張りの心理をもつ人。自分が評価されるためには嘘をついたり、人の悪口を言ったりして色々な手段を使います。

見栄っ張りの女性が、ブランド品を買い続けるのと同じ。周囲から羨望のまなざしで見られることが、評価なのだと思い込んでいるのです。

仮に仕事で昇進した場合などは、少しでも多くの人から絶賛されたいもの。自らあちこちでアピールしてしまうでしょう。

 

見栄っ張りの深層心理について

見栄っ張りの心理はどう対応すべき?困ったときの扱い方

見栄っ張りの心理は、誰にでも納得できる部分があるでしょう。でも習慣的に見栄を張る人は、深層心理にあるものが原因となっています。次の点を理解して、見栄っ張りの人の行動や言動をチェックしてみましょう。

 

コンプレックスがある

等身大の自分自身に満足している人や、自分に自信をもっている人。そういった場合は、見栄を張る必要はありませんよね。

一方コンプレックスがある人は、人に弱さを見せたくありません。守りの体勢に入り、つい自分をよく見せようと見栄を張ってしまいます。

借金して購入した高級車。「さもお金持ちにように見えるだろう」と、上辺だけで判断してしまうのです。

過去に嫌な経験をした人や、他人に指摘されることを嫌う人。見栄を張ることで、自分の居場所を確保しているのでしょう。

 

周囲に流されやすい

「他の人がやっているから」「周りがみんな持っているから」というだけで、周囲に流されてしまうことがあります。

見栄っ張りの人はグループの中にいないと強い不安を感じ、一人の行動が苦手です。「仲間外れにならないように」と、やたらと自分の存在感をアピールします。

しかしそれが周囲にとっては、逆に不快な存在になってしまうのです。周囲に流されてしまうのは、自己主張をしているようでしていないサインかもしれません。

 

自己中心的

見栄っ張りの心理が強い人は、自己中心的な発想をします。「自分さえよければいい」そんな基盤があるため、周囲のことを考えずに自分を中心に置きたいのです。

「人の話をじっくり聞く」「他の人を褒める」「羨ましがる」など。周りの人を敬う余裕がないので、目立つ存在がうっとうしいのです。

ライバル意識も強く、輪の中心になるためにあれこれと話題を変えます。それによって、周囲の調和を乱す傾向があるでしょう。

 

失敗を恐れる

失敗をして叱られることは、見栄っ張りの人が最も不安に感じること。たとえば収入が激減して、生活レベルを下げないといけない場面。

周囲に「人生で失敗した」と思われたくないため、借金をしてまで派手な生活をすることもあるでしょう。

失敗から学ぶことをせず、無難な道やミスを隠しながら生活する習慣が身についてしまいます。そのためあとになって、どうにもならない場面を迎えることも。

 

上手に見栄っ張りの人と付き合う方法

上手に見栄っ張りの人と付き合うには、次のポイントを意識してくださいね。

 

調子を合わせる

お世辞や褒め言葉など、プライドをくすぐるようなことをされると満足します。見栄っ張りな人を面倒に感じた時は、本心でなくても喜びそうなことを伝えましょう。

自己顕示欲が強い見栄っ張りの人は、それだけで満足してその場を去っていく可能性が高いですね。

 

適度に距離を置く

見栄っ張りの性格に対しては、適度に距離を置いて付き合うことも大切です。去っていく人がいると、急に態度を変えて心配することもあるはず。

付き合う時には自分の意識を強くもち、徹底した態度で接することも必要でしょう。人の話を聞けない性格なので、本人が自覚しなければ性格は直りません。

 

まとめ

見栄っ張りの心理が働く人は、心理的に弱さを見せたくないことが特徴。そこを理解して上手く付き合うか、はっきりと関係を断つかを慎重に判断してみましょう。

 

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