冷たい人の心理には、謎が多いですよね。気に障ることをした覚えはないのに、どうしてこんなに突き放そうとするのかと疑問に感じる機会も。付き合いにくさから、遠ざかっていく人もいるでしょう。
心の中を知ると「冷たい」と思っていた相手の心理が理解できるように。思わぬ一面に、親近感を覚えることがあります。
周りに冷たくするのには、理由や原因が隠されているのです。今回は、冷たい人の心理について詳しくみていきましょう。
付き合いが苦手
不愛想で周りに冷たい人の心理は、対人関係が苦手なことも。どのように関わればいいのかわからず、溶け込もうとする前に自分の殻に閉じこもってしまいます。苦手意識が強く、周りの期待に応えられない心理状態が続くでしょう。
接し方が不器用なので、うまく感情が相手に伝わりにくい場合も。「冷たい」と感じて距離を置くよりも、こちらから積極的に関わっていくと、悪意がない不器用さに気付くでしょう。
言葉が思い浮かばない
話をしていても冷たい人の心理は、何を話せばいいのか言葉が見つからずに困っている場合も。会話が途切れてしまい、気まずい状態が苦手なのです。
「なにか話さなくては」と思っていても、言葉が出てこないもどかしさが冷たい態度に表れています。気の利いた言葉を話したいと思っていても、ストレートに表現するため厳しい言葉に聞こえることも。
自分の言ってしまったことに対して、とくに弁解やフォローをしないので冷たいと感じる原因を作ってしまうのです。
精一杯の気遣い
冷たい人の心理を深く知ると、自分なりの気遣いをしていても気づかれない傾向が。「関わらない方が相手にとっていいのではないか」と、自分よりも相手の立場を考えて静かに行動に移してしまうところもあるでしょう。感情を出さずに黙って行動に移すため、周囲に理解されにくいのです。
周囲の気持ちを確認する前に、勝手な思い込みで行動し勘違いされる事態になる場合も。良かれと思ってした行動が裏目に出やすく、自信がなくなるとそっけなくなり周囲との距離を置こうとします。
踏み込まれたくない壁がある
冷たい態度をとる心理には、保守的な気持ちが秘められています。親しくなっても「これ以上は踏み込んで欲しくない」という思いから突然冷たくなることも。
近寄りにくい壁を自ら作り、本音を隠す面がみられます。警戒心が強く、心を許した人でなければ全てを見せられないのが特徴です。
信頼関係を築くまでは、冷たい人だと心理的にも感じることがありますが、慣れると気さくな部分もあって距離が急激に近くなります。
優しさに慣れていない
優しくされると冷たい言動になる心理は、優しさを受け止めてよいのか戸惑っている状態です。優しくされることに慣れておらず、素になる瞬間があり普段とは違う表情になることも。必死で何もなかったように振る舞いますが、動揺した様子から照れ隠しにみえるでしょう。
素の自分を隠しながら、嬉しさや驚きを隠してクールな雰囲気を装ってしまいます。突っぱねた振る舞いをしていても、内心は温かい感情で包まれた心境に。
態度と気持ちが噛み合わず心理を理解するのが難しいですが、少しずつ受け入れようと努力している姿勢を感じるでしょう。
他人よりも自分が大事
周りのことよりも、自分を優先して行動する面を持つ、冷たい心理。自己防衛力が強く、不利益になることは避けたいと反射的に反応するところがあります。
「もともと賛成だったのに、突然反対になる」といった言動も多くみられ、周囲を困惑させる場合も。責任を追求されるのが苦手なので、浅い付き合いを好む傾向がありますね。
敵を作る場面があっても、自分の信じた道を選択する意思の強さがあります。保守的な考えになるのは、自分の弱さを知っているから。
自己中だと思われる言動には、先を見越した判断力が働くのです。言い訳をしないため周囲には理由がわからずに、勝手な言動だと振り回されてしまうことがあるでしょう。
感情を抑えてしまう
冷たいと言われる心理には、感情を抑え込んでしまうところがあります。喜怒哀楽を表に出すのが恥ずかしく、かっこ悪いものだと思い込む面も。好きな人の前でも、冷静さを保とうと感情を抑えるため無表情で接するでしょう。
感情を抑え込んでいても、心の中では複雑な心理状態を抱えているのです。素直に感情を表に出してしまえば楽ですが、プライドの高さから抑え込むのが習慣になっている可能性がありますね。
癖になってしまい、うまく表現できずに自分自身にイライラする心境に。不器用さが目立ちますが、素直になりたいと周囲を羨む目で見る人もいるでしょう。
冷静な自分が理想
どんな時でも感情に流されずにいたいのが、冷たい人の心理です。心の中ではいろいろな感情が行ったり来たりしている場合もあるでしょう。
感情的になって判断ミスをするのが怖くて、不安をかき消すために冷静さを心がけている人もいます。周りに誰かいると思うと気が抜けず、常に緊張した状態で接するところも。
緊張感を保ったままの対応になるため、表情が固く冷たいと思われてしまうことも多いのです。リラックスできる会話を意識していくと、やわらかい表情へと変わるでしょう。
甘え下手が裏目に
しつこく意地悪をする冷たい人の心理は、かまって欲しい気持ちが込められています。嫌われる態度を繰り返すのは、一緒の時間を楽しみにしている気持ちの表れ。不器用すぎる表現が、皮肉っぽい態度となってしまうのです。
投げかけた言葉に反応してくれるのが嬉しくて、気持ちが満たされていく人も。ひねくれた甘え方なので、相手の気持ちを無視した一方的なものになってしまう傾向があります。
何も言わなければ「受け入れてくれた」と判断し、エスカレートする可能性も。嫌な時は、はっきりと気持ちを伝えて理解してもらうことが大切です。
まとめ
冷たい人の心理は、周りの感情よりも自分の感情を優先するため、ストレートすぎる発言やそっけない態度になることがあります。悪気がないので、周囲の反応が理解できない時も多いでしょう。
歩み寄る気持ちがあっても、独特な雰囲気をもっているため勘違いされやすいところも。そのため、いつの間にか単独行動に慣れてしまった人もいます。
初めは扱いにくい相手だと感じても、冷たさの裏側には温かい面が隠れているものです。寛大な心で、ゆっくりと理解を深めていきたいですね。
☆こちらの記事もチェックしてみてくださいね!